コンクはディズニー映画「美女と野獣」のモデルになったフランスの美しい村です。
フランスには「美しい村」に加盟した村が全部で157ありますが、その多くがフランス南西部に集まっています。
鉄道とバスを乗り着いで行ける数少ない村の1つが【コンク(Conques)村】です。
コンク村は美しい村の加盟村であるだけでなく、サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路の1つでもあります。
数時間もあれば見てまわれるような小さな村ですが、私はこの村に2泊してきました。
何十年も前から時間が止まったかのような静寂と、時間に追われることなく過ごせる時間がとても心地よかったです。
ここでは、コンク村の見どころについて紹介していきたいと思います。
宿泊したホテルについては以下の記事を参考にしてみてください。
目次
旅全体のスケジュール
私は2016年10月17日〜10月27日の11日間、ひとり旅でフランス南西部へ行ってきました。
コンクをはじめフランス南西部の村を訪れるのに拠点となるのがトゥールーズです。トゥールーズについては以下の記事も参考にしてみてください。
コンク(Conques)への行き方 / アクセス
コンク村へ行くには南西部の拠点トゥールーズからロデズまでは鉄道で、ロデズからはバスで移動します。詳しいアクセスについては、以下の記事を参考にしてみてください。
コンクの見どころ
巡礼地でもあるコンク村の見どころは、他の小さな村もそうなのですが村を余すことなく散策するこれに尽きます。
私が見たコンク村の印象は、色あいがすごく素敵な村。落ち着いたハチミツ色の壁と草花、村の空気感が何ともいえない雰囲気を漂わせています。
石畳の道を歩きながら映画「美女と野獣」のベルになりきって歩くのもよし、草花を楽しむのもよし、とにかく散策が楽しい。
それに加えてコンク村は巡礼地の1つでもあるので、ロマネスク様式の大修道院付き付属協会の装飾を見ることもオススメします。
- 咲いている草花を楽しみながら、村を散策する
- ロマネスク様式の大修道院付属教会を見学する(装飾が素晴らしい)
村を散策する
村全体は1時間もあればじゅうぶんに全部を見てまわれるくらいのとても小さな村ですが、行ってよかったと思える風景がそこには広がっています。
私が訪れた10月はオフシーズンだったからなのか、とても静かで観光客も巡礼者もそれほど多くはありませんでした。
私はインテリアやガーデニングが大好きなので、コンク村の壁の色合いといい古く苔むした石畳の道といいどこを見てもワクワクが止まりません。
ガーデニング好きな人にとっても楽しめる要素が、いろんなところに詰め込まれています。
朽ちてきている古い柵も味がある。こんな絵になるシーンでさえも、ここに住んでいる人にとっては生活の一部なんですよね。大切に住んでどれも大切に使っている様子がとても美しいと思いました。
村の中のひとつひとつのシーンがどれも絵になり、何度同じところを歩いても全然飽きることがありません。
誰にも会わないけど、1匹の猫に会ったので後を追いかけてみたりするのもまた楽しい。(この後、茂みに入っておトイレしてました。笑。)
ただ散策するだけでも心が落ち着く、素朴だけど美しい村です。
ロマネスク様式のサント・フォア大修道院付属教会は必見!
Conques(コンク)は、スペインの「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」へ続く巡礼地です。いくつか巡礼地がある中の「ル・ピュイの道」の中でも最も重要な場所とも言われています。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路 は、キリスト教の聖地であるスペイン、ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路。おもにフランス各地からピレネー山脈を経由しスペイン北部を通る道を指す。Wikipediaより
静かで美しい村。観光客も多いけれどそんな静かな雰囲気を壊したくない、そう思わされる厳かさがあります。
村の中心にある11世紀の中頃に作られたロマネスク建築の教会、サント・フォア大修道院付属教会。村のどこにいても見える象徴的な教会です。
正面のモチーフ(タンパン)は、中世彫刻の最高傑作と言われている「最後の審判」を表しています。中央にキリスト、上げた右手の側には使徒と天国で暮らす人々、下げた左手側には地獄の様子が描かれています。引用元:コンクの宗教建築 – フランス観光開発機構
教会の名前である「セント・フォア(聖フォア)」は、スペインでのレコンキスタに赴いた十字軍騎士たちの守護聖人の名前からとられています。(引用元:Wikipedia より)
時間だけはたっぷりあったので、小さな村を散策する中で教会には何度も立ち寄りました。
午前中はミサの練習でパイプオルガンの音色が流れていたり、夕方には教会の前で修道士が子どもたちにレクチャーをする姿が見られたり、巡礼地なんだと感じさせられました。
コンクのレストラン
ヨーロッパの旅では大抵そうなるのですが、昼はレストランで夜はホテルで適当に・・・という形にすることが多いです。
ディナーは宿泊したホテルのレストランで
メニューが3種類(21ユーロ / 35ユーロ / 45ユーロ)あり、私はセットメニュー21ユーロのお料理を選びました。
- スープ+パン
- グラスの赤ワイン(ローカルワイン)
- メイン(ローカル料理 / Arigot)
- デザート(プリンみたいなもの)
※画像はありません。
>> Auberge Saint Jaques – オフィシャルサイト(レストラン)
ランチはホテルの前のレストランで
ランチは1回、ホテルの目の前のレストランで食事しました。オーダーしたのは、鴨とフォアグラのサラダ(15.5ユーロ)。
このサラダは美味しかったです!ただ、シーザードレッシングの量が多すぎて真ん中あたりから濃かったので、最初にドレッシングを少なめでオーダーすればよかったと思いました。
フランス料理は量が多すぎて全部は食べれないことも多いので、アラカルトか2品のセット(前菜+メインか、メイン+デザート)を選ぶことをオススメします。
小さな村や街では食事の選択肢がないこともあるので、行き先によっては非常食を持っていきます。
このときの旅では非常食がすごく重宝しました。
まとめ
フランスの美しい村コンクの見どころについて紹介しました。
- 村をくまなく散策する
- サント・フォア大修道院付属教会は必見!
- ホテルは村に2軒あるが、サント・フォアホテルは秋〜冬の期間はクローズになるので事前に要確認
最後まで読んでくださりありがとうございました。
この記事が少しでも旅の参考になると嬉しいです。
フランス旅行のまとめについては、以下の記事を参考にしてみてください。
フランスの風景やフランスの田舎を目指している自宅のガーデンをインスタグラムでも発信していますので、よかったらインスタグラムも見てみてください。
こじんまりとした素敵なホテルに滞在して、こうした町を散策するのは、とっても豊かな旅ですよね!
> Shaneさん
このホテルのこの部屋がとっても素敵でした(*^^*)。
屋根裏部屋という響きもいいですよね。笑。
そんな旅を、いつか1ヶ月〜3ヶ月くらいかけてフランスだけ周遊したいです。