私はオランダのアムステルダムに1年少し住んでいたときにトラム駅でナイフを突きつけられ強盗に遭ったことがあります。
この出来事以来私は海外旅行へ行くときにはお金は分散して持つとか周囲を注視する(夜は出歩かない、ひとけのないところには行かない)など、海外では基本的なことなんですが自然に気をつける癖がつきました。
バックパックでポルトガルを旅することを決めたときお金の管理はどうしたらいいだろうと、バックパッカーの先輩たちや周りにいた旅慣れている人に聞きまくりました。
今は年に1〜2回のペースで海外へ行きますが、行き慣れた場所でもお金の管理の仕方は変わりません。
慣れは怖いので自分自身を戒めるためにも、ここでは私自身がお金をどう管理しているのか紹介していきたいと思います。私の体験が参考の1つになると嬉しいです。
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貴重品と持って行く現金の目安
海外旅行に持って行く貴重品はパスポート以外では3つあります。
- 現金(日本円と現地通貨)
- クレジットカード
- バンクカード
1週間〜10日間程度の旅で持って行く現金(現地通貨)の目安は3〜5万円
海外旅行へ行くとき現金をどのくらい持って行くかは最初に迷うことだと思います。
私が旅行会社で働いていた頃は、社内のスタッフの人たちも含めて持参する平均額は1週間くらいの滞在で3〜4万円くらいでした。
旅ブログでアンケートを取ったところ、持参する金額は様々で2〜3万円という人もいれば7〜8万円という人もいました。
ただクレジットカードは盗難に遭った場合は補償がありますが、現金は基本的には戻ってこないということを理解した上で持参する金額を決めたほうがいいです。
両替については以下の記事も参考にしてみてください。
現金は分散するのが基本
現金は普通の旅行のときは3〜4カ所くらいに、バックパッカーとして旅をしていたときは5〜6カ所くらいに分散して管理していました。
- 財布を分けて保管(海外用に財布を替えている)
- 靴底にソールを敷いて現金を隠す
- ウエストポーチやアームポーチを利用する
- 手帳の中にも隠す
- バッグやパーカーのジップポケットを利用する
- ドライフルーツが入っていた袋を利用する
財布を分けて保管
私はふだんは長財布を使っていますが、海外旅行時にはポーターのナイロン財布と小銭入れに入れ替えて持っていきます。
海外旅行用に使い分けている財布については以下の記事を参考にしてみてください。
メインの財布はふだん歩きのリュックのジッパー付きのポケットの中に、小銭入れはカメラバッグの底などに入れています。
ふだん使いのリュックに関しては以下の記事も参考にしてみてください。
靴底にソールを敷いて現金を隠す
お金を踏むという行為自体にはちょっと抵抗があるのですが、バックパッカーとしての旅や1人旅のときはこの方法もとっています。
買ってきたソールをスニーカーに入れてソールの下にビニール袋に入れた現金を隠します。
靴を狙って奪って逃げるということはあまりないと思うので、現金をいくらか隠しておきたいときには最適の方法です。
旅行中によく歩く場合は少し厚みのあるソールを使うことで足の負担の軽減にもつながるし、発熱タイプを選べば真冬の防寒対策の1つにもなります。
ウエストポーチやアームポーチを利用する
パスポートを入れるウエスト(ハラマキ)ポーチは手作りしたものを、夫は私がウォーキングに使っているチューブベルトをシャツの下に身につけて使っています。
私が以前熟読していたバックパッカーの方(女性)のブログを参考にして、タイツを使って手作りしました。
身ぐるみはがされることがなければこれが一番安全なので、パスポートはもうずっとこの方法で管理しています。
パスポートはスキミング犯罪防止カバーを使っています。
手帳の中にも隠す
私は海外旅行へ行く度に手帳を一冊用意していろんなことを書き込みます。
書き込むだけでなく必要な情報はほとんど全て詰め込んでいて、この手帳を見たら旅の詳細を把握できるようにしています。
手帳の後ろには透明ポケットがあるので現地で使った切符やレシートなどを入れるのに使いますが、このポケットの中に海外旅行傷害保険証書やポチ袋に入れた現金の一部も入れます。
保険証書やポチ袋が入っている透明ポケットは落下防止のためにインデックスシールで留めます。
バッグやパーカーのジップポケットを使う
愛用しているバッグやパーカーがありますが、愛用している理由の1つはジップが付いているポケットがあるからです。
ポーターのバッグには隠しポケットがあるシリーズがあるので、(バッグを奪われることがなければ)これが重宝します。
パーカーは薄手なので重ね着をして腕にあるジップポケットに現金を少し入れて隠しています。
冬ならアームポーチもコートの下に着用して使えるので便利です。
クレジットカードとバンクカード
クレジットカードの管理
クレジットカードは2〜3枚持って行きます。
万が一盗まれたり失くした時のリスクを考えたら枚数は少ないほうがいいのですが、これまで使っていたバンクカードの海外キャッシング機能サービスが終了したことで私は2枚→3枚にしました。
- パスポートと一緒にウェスト(ハラマキ)ポーチに入れる
- 小銭入れ
- アームポーチ(冬)
私は海外旅行が好きなので複数あるクレジットカードの1枚はマイレージを貯めるためのカードにしています。
マイルに特化したクレジットカードについては以下の記事も参考にしてみてください。
海外旅行の定番ですが、エポスカードは年会費がかからない+海外旅行傷害保険が付帯+サポートデスク利用も可能なので補助的なものとして一枚持っています。※海外旅行傷害保険は航空機遅延補償を付けたいので別途必ず入っています。
※エポスカードがあれば海外キャッシングも可能なので、万が一のときの備えにもなります。
バンクカード
バンクカードは海外旅行先ではあまり使えないのですが、出発前や帰国直後に空港の銀行でお金をおろしたいときのために私は持参しています。
海外キャッシング機能付きクレジットカード
Plusマークが付いているクレジットカードは、海外のPlusマークが付いているATMで現金を下ろすことができます。ただメリットとデメリットがあるので使う前に理解しておくことが大事です。
海外キャッシング機能付きクレジットカードを持参するメリット
- 現金が足りなくなったときに渡航先のATMで現金を引き出すことが可能
- 現金が足りなくなったときは日本から送金してもらい渡航先で引き出せる
海外キャッシング機能付きクレジットカードを持参するデメリット
- ATMによっては危険な場所があるので引き出すときには場所の見極めが重要
- 万が一盗難に遭ったときに補償をしてもらうには警察への届け出が必要
万が一盗難に遭った時の手間を考えたら使うかどうかを迷いますが、現金を多く持参するのが怖い場合や現金が足りなくなった場合には便利です。※現地のATMで引き出すときは注意します。
ATMは銀行の隣りや空港でよく見かけますが、単独ではなく2台以上あるATMを利用することがポイントです。※暗証番号を複数回間違えるなどで、万が一カードが吸い込まれてしまったときに対応できる銀行の人が近くにいることも大事です。
万が一現金が必要になり日本から送金してもらうことを想定したら、海外キャッシング機能付きクレジットカードは1枚あると便利です。
補助的なものとして使うのであれば、個人的には年会費のかからないエポスカードがおすすめです。ネットからの申し込みの場合は2,000ポイントもらえるという特典もあります。
スマホも貴重品(特にiPhone)
スマホも海外では貴重品で特にiPhoneは狙われやすいので注意します。
- 都会の人混みではiPhoneを出さない
- 出す場合は壁を背にした場所で周囲を注視する
スマホリングは落下防止ですが防犯にも使えます。万が一に備えてストラップやチェーンでつないでおくとさらに安心できます。
海外旅行時の盗難防止や対策については以下の記事も参考にしてみてください。
海外旅行時のお金の管理の仕方まとめ
海外旅行へ行く時私自身がどのようにお金を管理しているのかを紹介しました。
ヨーロッパの大きな都市ではスリがいて当たり前だと思ったほうがよくて、私自身の経験から夫も常に気をつけているのですが意識して乗っていたにもかかわらずパリの地下鉄ではスリ未遂に遭いました。
パリの地下鉄はスリの手口も功名なので「混雑していたら乗らない」「人混みは避ける」という選択をすることも大事です。特にエスカレーターや改札口では集団でのスリも多発しているので気をつけたほうがいいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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