南仏コートダジュール地方にはニースやカンヌのような有名な観光地の他に、鷲ノ巣村と呼ばれるかわいい村が点々としています。
かわいい村はたくさんあるのですが公共交通機関で行ける場所は少ないので、時間がなく効率よくまわろうと思ったら現地発のツアーに参加するのもおすすめです。
ここでは「カンヌと鷲ノ巣村を巡る1日ツアー」を紹介します。
エズとモナコをまわるツアーについては以下の記事を参考にしてみてください。
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カンヌと鷲ノ巣村を巡る1日ツアーの概要
ニース周辺には鷲ノ巣村と呼ばれるかわいい村が点在していて、私たちはカンヌと5カ所の鷲ノ巣村をまわるツアーでした。
- カンヌ
- サン=ポール=ド=ヴァンス
- トゥレット・シュル・ルー
- グルドン
- 香水の村グラース
ニースから出発したツアーはピカソ美術館があるアンティーブを車窓で眺めながらカンヌへ向かいます。
ピカソの作品の1つゲルニカについては以下の記事も参考にしてみてください。
映画祭も開催される華やかな街、カンヌ
カンヌは毎年5月になると世界中の映画スターが訪れ、映画祭が開催されるその街です。
テレビで見たことのあるレッドカーペットがあるのは、旧港の近くにあるPalais des Festivals et des Congres(パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ)です。
パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ(以下:パレ)を起点として少し歩くと海岸沿いにクロワゼット大通り(遊歩道)があります。
私は初めてカンヌへ行ったときは夏だったのですが、コートダジュールの海岸線は小さな村から大きな街までビーチのパラソルがぎっしり埋まります。
ツアーで訪れたこのときは真冬(しかも元旦)だったからなのかテレビで見るカンヌ、夏のカンヌとはまた違う雰囲気が漂っていました。
パレの前にはカンヌを訪れたスターたちの手形がずらりと並んでいます。
ツアーではカンヌの街を10〜20分程度散策します。
サン・ポール・ド・ヴァンス(St-Paul de Vance)
サン・ポール・ド・ヴァンス(St-Paul de Vance)はコートダジュールに数多くある中世の村の中でも特に美しい村として人気がある村です。
小さな村なのにギャラリーも多く、芸術家に愛された村というだけあって中世の村と現代美術の両方が楽しめます。
▲村の入り口にあったオブジェ
私たちが参加したツアーではこの村に11:30頃到着してから14時頃まで自由時間だったので、ゆっくり散策しました。
中世の趣がそのまま残っているのでただ散策するだけでも楽しいです。
私たちが訪れたのは冬の元旦だったので観光客もまだらでしたが、人気の村だけあり季節によっては観光客で賑わっているそうです。
14:30頃に別のガイドさんがピックアップに来てくれて次の村へ移動しました。
トゥレット・シュル・ルー(Tourette-sur-Loup)
午後はガイドが代わりチェチェン共和国の出身のイケメンガイドさんになりました。
前日はツアーでモナコへ行きほとんど寝てないということでしたが、サン・ポールから向かったトゥレット・シュル・ルー(Tourette-sur-Loup)の村をはりきって案内してくれました。
トゥレット・シュル・ルーはスミレの栽培で知られている村ですが、古い石造りの家が印象的な中世の頃から手付かずで残っているかのような村。
スミレ以外には、村で使われている石が古いものが多いことが特徴的な村です。
ガイドのアダムがかなりの石好きで、この石はどのくらい古くて・・と話しながら説明してくれました。
▲この石は村で使われている中でも最古のもの
村も中世の雰囲気がそのまま残っています。
この村にはもう1つ見どころがあります。
村のはじっこの崖のような場所を歩いていくので少し危険ではあるのですが、そこへ降りていくと村の全景が見える場所へ出てきます。
1時間もない散策でしたがトゥレット・シュル・ルーも素敵な村でした。
グルドン(Gourdon)
トゥレット・シュル・ルーを出発して30分も経たないうちにグルドンへ向かう道は山の中へ入ります。
片側は崖、片側は岩が迫るという山道の中をGourdonへ向かう途中で滝を眺めながらくねくね進みます。
山の中であることと季節からなのかこの日はガス(霧)が濃くなり視界も悪くなってきて、グルドンへ到着するまでとても気が休まりませんでした。
私たちが訪れたときは鷲ノ巣村というだけあり山の上にあるので、グルドンは霧に覆われていて真っ白な風景でした。
ガイドさんによると、日本のガイドブックには載っていませんがグルドンはフランスの美しい村にも認定されている村なのでとても人気があるそうです。
晴れていたら村から見渡す絶景が有名だそうです!この日はガスに覆われていたので視界が真っ白で何も見えませんでした。
グラース(Grasse)
実はこのあとこのツアーではもうひとつ訪れる場所がありました。それはGrasseという香水で有名な町で日本のガイドブックにも紹介されています。
でも実は高所恐怖症のわたし、グラースへ行くまでの道も急な崖のあるくねくねした山道を通っていくということだったので霧も濃いため私たちはパスしました。
グラースには香水工場が3つあり、オリジナルの香水を調合できる体験ができる工場もあります。香水好きな人にとっては訪れる価値があります。
ニース発鷲ノ巣村を巡るツアーのまとめ
ニース発の「カンヌと鷲ノ巣村を巡るツアー」に行く1日ツアーを紹介しました。
私たちはニース発のツアーに2つ参加しましたが、現地発のツアーは効率よく行きたいところをまわれるのでオススメです。
16:30にはグラースを出発して1時間後には宿泊しているニースのシャンブルドットに戻りました。
▲宿泊先の近所から眺めたニースの海岸です。
ニースに関しては以下の記事も参考にしてみてください。
南仏プロヴァンスをめいっぱい楽しみたい時は、積極的に現地発ツアーに参加しましょう。
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旅行手配に利用しているおすすめサービス一覧
最後に、私自身が個人旅行で利用しているサービスを紹介します。
航空券検索と予約
航空券検索はskyticketやTrip.com などの一括検索サイトが便利でおすすめです。
個人的には、航空会社で直接予約をする場合は(ヨーロッパの場合は)ワンターミナルで乗り継ぎが便利なKLMオランダ航空かエールフランス航空を選ぶことが多いです。
フランスへ行くならエールフランス航空が場所によっては便利ですが、エールフランス航空とKLMオランダ航空は共同運営なので私はどちらも検索します。
個人で航空券を手配する方法については以下の記事を参考にしてみてください。
ホテル検索&予約【Booking.com】
Booking.comはホテルの取り扱い数や網羅数が世界一なので私は
ホテル検索&予約【Hotels.com】
私自身の使い方としては、Booking.comでホテルを探していて見つからない時にエクスペディアと
ホテル&航空券予約【エクスペディア】
鉄道手配&予約【フランス国鉄(SNCF)】
フランスを旅行する上で欠かせないのが国内の交通手段であるフランス国鉄(SNCF)です。SNCFのサイトからも直接予約できますが、ヨーロッパ全体を含めてスケジュールチェック・予約までできるのがOmio。
フランスの場合はSNCF(TGV)、Oui、BrabraBusなどの格安バスも網羅していて、且つ地図が表示されるのでスケジュールをたてやすいです(予約も日本語で可能です)。
レンタカー検索&予約
他にもフランス国内各地の空港にはEuropcarなど数種類のレンタカー会社がありますが、私たちはハーツかAVISで予約をすることが多いです。どちらにするかは、借りる場所と返す場所のレンタカーオフィスが駅から徒歩圏内にあるかどうかで選びます。
航空券検索でも紹介したTrip.com はレンタカーの検索比較も可能です(数社でプランが出てきて便利で、レビューもあるので参考になります)。
現地発着オプショナルツアー【VELTRA】
ヨーロッパの田舎は交通の便が不便で一つの村や街へ行くのに1日がかりということがよくありますが、そんなときには現地発オプショナルツアーを利用します。
私も現地発ツアーは何度か利用したことがありますが、公共交通機関で行けないような不便な場所へ行くときには本当に重宝しています。
オーダーメイドの旅行なら 【旅工房】
公共交通機関(鉄道やバス)を使っていくのはちょっと厳しい…ツアーも見つからないという場合は
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この記事が少しでも旅の参考になると嬉しいです。
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