フランスの田舎にはたくさんの魅力的な街や村が点在しています。
鉄道で行ける街や村は以外と多くはなくて、フランスでは行きたい場所へ行こうと思ったらバスの利用は必須です。
私が初めて1人でフランスを旅したときにはフランス語が全くできなかったのでバスターミナルの番号すらわからなくて苦労したことがありました。
フランスの田舎は鉄道で行けない場所でもバスで行ける場所が多くあります。バスを乗りこなすことができたらフランスの田舎を巡る旅の範囲も広がります。
ここではバスの時刻表の見方について紹介していきます。
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フランスのバスターミナル(Gare Routière)
フランス語でバスターミナルのことを【Gare Routière】といいます。
ほとんどの場合駅の隣りにバスターミナルがあることが多く、例えばフランス南西部のトゥールーズでは空港から市内へ行くバスの終点は駅(Gare)経由でバスターミナル(Gare Routière)です。
フランスのバス時刻表の見方
フランスのバスの時刻表は表現が紛らわしくわかりづらいことが多いのですが、必要な単語さえおさえておけば理解できます。
3つの地方のバス時刻表をサンプルにします。
時刻表はあくまでも見方を説明するためのサンプルとして出しているので、最新の時刻表は各地の観光局のホームページを確認するか直接問い合わせてください。
サンプル1:エクサンプロヴァンス – アヴィニョン
- sauf sam, dimanche et fériés:土日祝日以外
- sauf dim et fériés:土曜と祝日以外
- dimanche et jours fériés:日曜と祝日
- vendredis uniquement en periode scolaire:学校期間中の金曜のみ
引用元:SUD-EST MOBILITESバス会社オフィシャルサイト – 時刻表
この時刻表をパッと見てもわかりづらいですよね。
時刻表の表現も少し紛らわしかったり、スクール路線でバスが運行していることも多いので学校期間(periode scolaire)という表現もよく出てくるので覚えておくと便利です。
フランスの田舎では英語が話せない人も多いので、事前に何時のバスに乗るとか必要最低限の情報は調べておいたり曜日も知っておいたほうがいいです。
Dimanche | 日曜 |
Lundi | 月曜 |
Mardi | 火曜 |
Mercredi | 水曜 |
Jeudi | 木曜 |
Vendredi | 金曜 |
Samedi | 土曜 |
サンプル2:コルマール – リクヴィル
- Annee:年中運行
- Scol.:学校の期間がある時のみ運行
- LMaMeJVS:L=月 Ma=火 Me=水 J=木 V=金 S=土
引用元:Colmar Tourisme – Transport(コルマール観光局バス時刻表)
アルザス地方は日曜はバスは運休です。クリスマスマーケットの時期のみ運行する時間帯もあります。※図では1がそれに当たります。
サンプル3:ロデズ – コンク
- Periodes Scoloires:学校のある期間のみ運行
- Intersaison(4/1-10/31):オフシーズン ※オンシーズンの表記間違いではないかと思っています。
- Petits Vacances:小休み期間
- 夏休み期間
引用元:Conques観光局オフィシャルサイト – バス時刻表
ロデズからコンクへのバス路線はスクールバスです。
フランスの学校のお休みは地域によっても異なるので、可能なら事前に各観光局に直接問い合せることをおすすめします。
私はフランスへ行くときに必ず持参するものがあります。
基本的なことに加えてシチュエーションごとに単語や会話が記載されているので、困ったときには直接見せて会話をすることもあります。
料金の支払いと行き先の確認
料金の支払い
バスを利用する場合、料金の支払い方法は2種類あります。
- 事前に券売機や窓口でチケットを購入する
- 乗り込む際に運転手さんから直接チケットを買う
支払い方法は路線や地方によって様々で、大きなバスターミナルの場合は事前にチケットを買う場合もあります。
バスに乗っていると定期のようなものを見せてさらりと乗り込む乗客も多く、後ろの人を待たせちゃいけないと焦るかもしれませんが自分のペースで大丈夫です。
バスに乗り込むときに行き先を確認する
海外でバスに乗るのは少し勇気が要ると思います。
都会のバスや鉄道なら事前に降りる駅が電光掲示板に表示されるのでわかりやすいですが、バス停はアナウンスがあっても発音がわからず理解しづらいことが多いです。
私は不安なときは、バスに乗り込むときに運転手さんに降りる場所を紙に書いて見せて確認しています。座る席もできるだけ運転手さんから見える位置を選んでいます。
Vous pouvez m’indiquer quand an arrive a Pont-du-Gard.(ポン・デュ・ガールに着いたら教えてください。)
※赤の部分を他の土地に置き換えても応用できます。
大抵は目的地が近づいてきたときに運転手さんが目で合図をしたり、アナウンスで言ってくれる場合もあります。
自分のいる位置を確認する
行き先の地域を事前にGoogle MAPでダウンロードしておくとオフラインでも位置を確認できて便利です。
但しヨーロッパではアップル製品は高価で人気があり盗難も多いので、堂々と出さないように気をつけましょう。
大きな荷物はトランクに自分で入れる
長距離路線のときはバスに乗り込む前にバス横のトランクに自分で荷物を入れます。(ヨーロッパ全般同じです。)
大きな荷物がないときは座席の上の荷台に荷物を置きます。混み合う路線では座席に荷物を置かずに空けておくことがマナーです(※鉄道にのる場合と同じです)。
※この画像は鉄道の車内ですが、バスも同じように基本的に荷台に荷物を置きます。
フランスのバスについてのまとめ
フランスのバスの時刻表の見方を紹介しました。
「Bonjour!(ボンジュール)」と挨拶して「Vous parlez angrais?(ブ パレ アングレ?)=英語は話せますか?」とことわった上で英語とフランス語単語交じりでコミュニケーションをとればほぼ99%親切に対応してくれます。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この記事が少しでも旅の参考になると嬉しいです。
フランスの風景やフランスの田舎を目指している自宅のガーデンをインスタグラムでも発信していますので、よかったらインスタグラムも見てみてください。
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こんにちは。
フランス旅行の参考にしています。
10月16日(水)にロデズからコンクにバスで行こうと思っていますが、この日は学校はあるので Periodes Scoloiresと Intersaison(4/1-10/31)の両方の欄を見ればいいのでしょうか。あるいは Intersaison(4/1-10/31)の欄でしょうか。数日間悩んでいます。教えてください。よろしくお願いします。
NANAさん、こんにちは。
参考にしていただいてありがとうございます。
Conques行きの時刻表はちょっとややこしいですよね^^;。
時刻表はPeriodes ScoloiresとIntersaison(4/1-10/31)の2つを参照して大丈夫だと思います(観光局に問い合わせたところ10/16は運行はあると言っていました)。でも赤のIntersaisonは昨年の時刻表には記載がなかったのと、時刻表の注釈に Ne circule pas les jours fériés sauf du 1er avril au 31 octobre とあり、「祝日は運行しない、ただし、4月1日から10月31日を除く」とありますので、私だったら万が一のことを考えて、Periodes Scoloiresを軸に(念のために)旅程を立てます^^;;。
こちらが参考になれば幸いです。
Tamamiさん、こんにちは。
調べていただきありがとうございました。早めにロデズに行って、バスまでの時間が余ればロデズを見学しようと思います。
NANAさん、こんにちは(^^)。
追記情報ですが、今年(2019.9/16と9/17)にRodezからConquesへ移動し旅されたももさんからの情報だと、Intersaisonの部分の時刻も運行していたそうなのでPeriodes ScoloiresとIntersaisonどちらを参考しても大丈夫そうです。*行き帰りとも祝日では有りませんでした。
でもお時間あるならやはり早めにロデズに行かれて、どちらでも対応できるようにすることを個人的にはオススメします!
ご旅行、楽しまれてきてくださいね!(*^^*)