我が家の庭は西側に面していて、広さ約10平米(約3坪)くらいの小さな庭です。
私自身はうちを建てるまでガーデニングを一切やったことがなく土壌が悪く水はけもかなり悪かったので、試行錯誤で庭づくりを始めました。
- レンガの小道を庭に作りたいけどどうしたらいいかわからない
- 狭い庭だけど小道がほしい
- 土壌が悪くてどうしたらいいかわからない
- 小道を作るのに枕木かストーンかレンガで迷っている
- 小道に合う植物を知りたい
こう思っていたのは10年前の私です。当時の私はわからないことが多すぎて、何から始めたらいいかわからず1度は小道を作ることを諦めました。
今やってみてわかったことは狭くても雰囲気のある小道は作れるし、レンガやストーンを使って小道を作ることでむしろ土壌が悪い土地も水はけがよくなります。
私が憧れる庭は、手をかけすぎないナチュラルなフランスの田舎の庭です。
ここではフレンチな雰囲気のレンガの小道のつくり方とポイントを紹介していきたいと思います。
何もない状態から始めた庭づくり全体については、以下の記事を参考にしてみてください。
レンガの小道作りに欠かせない!
庭に小道があることのメリット
我が家の庭は当初は芝生を植えていました。
▲最初に芝生を敷いたときの状態(この芝生は全て消滅しました。涙)と、レンガの小路をつくる前の状態
家を建てて10年経った時点でDIYでつくったフェンスを一旦全て取り除き、小屋を庭に設置することをきっかけにいちから庭づくりを始めました。
狭い庭でも小道がつくれるのかどうか最初は心配でしたが、結果的には作れたし作ってよかったと思っています!小道があってよかったと思う点は3つです。
- 水はけの悪さを改善できた!
- 庭が歩きやすくなった!
- フレンチな雰囲気になった!
春になって薔薇や草木が新芽を出して育ってくる中をレンガの小道を歩くと、とても気持ちがいいです。
このレンガの小道のつくり方を次から紹介していきますね。
レンガの小道のつくり方
- ストーンを並べた小道→広い敷地にぴったり。キチンとした洋風の印象になる。
- レンガの小道→ナチュラルな雰囲気になる。
- レンガと枕木を組合せる→ナチュラルな雰囲気になる。
ナチュラルな雰囲気を出すにはレンガが最適だと思い、最終的にはレンガに決めました。イメージはフランスの小さな村の石畳やレンガの道でした。
レンガなら幅の調整ができるので狭いスペースの庭にもピッタリです。
私はレンガを選びましたが、ある程度広さがある庭ならストーンを使うのも見栄えがよくなるし素敵になると思います。枕木が少し余っていたので小道の入り口には枕木も組み合わせました。
もし枕木を使う場合は、枕木は分厚くて重いのでステップ用に薄く切り出したものを使うことをオススメします。枕木を女性1人で抱えて移動するだけでも大変です(^▽^;)
私はベルギーレンガと、部分的に少し文字入りアンティークレンガを組み合わせました。文字入りレンガはそれだけで雰囲気が出るのでオススメです。
割れレンガはちょっとした幅の修正にも使えるところがいいです。
レンガの小道を作るのに必要なもの
レンガの小道をつくるのに必要なものは2つです。
- レンガ
- 川砂
我が家の庭の広さで川砂は2kgの袋1つ半くらい使いました。
道具はスコップ1つあればできますが、私はいつもガーデニング用エプロンと手袋を常に使っています。
スコップは当初100均で買ったものを使っていましたが何度か使ううちに使えなくなったので、ガーデニング専用のスコップに買い替えました。
ガーデニング用手袋は何度も使うので、まとめ買いしておくと便利です。近くに100均がある場合はそのほうがお安いかもしれません。
土いじりをするときはガーデニング手袋だけでは土が入り込んでくるので、私は庭仕事を長時間するときは使い捨てのゴム手袋を重ねて使っています。
ガーデン小道の作り方手順
1. レンガを仮で並べる=イメージづくり
私は土を掘る前に仮でレンガを置いてイメージを確認しました。
私は奥にある小屋から玄関先まで続く小道をつくりたかったので、小屋の奥からレンガを並べていきました。
横に2〜3個ランダムに適当に並べて曲線を描いたような小道をつくっていきます。レンガ2〜3個分は、歩いたときにぎりぎり余裕がある個数です。
迷ったときは、歩いたときに幅が狭くないか確認しながら並べていきました。
2. 土を掘ってならす(凹凸をなくして平らにする)
レンガを敷く前にやったことは、土を掘ることとならすことです。
レンガを埋めるぶんだけ土を掘ります。
我が家の庭は掘れば泥か砂利だったので、レンガを敷く箇所は土の入れ替えはしませんでした。レンガを埋める高さのぶんだけ泥を掘り起こして、水平にならしました。
さらに本格的に土壌改良&水はけ改善までやりたい場合は、さらに深く掘って【砕石(さいせき)=小さく砕かれた石】を置いてから次のステップの【川砂】を敷きます。
3. 川砂を敷く
掘った場所に川砂を敷いていきます。
川砂を敷く理由はレンガを固定させるためですが、水はけ効果もあるので常備しているとなかなか便利です。
4. レンガを並べて調整を繰り返す
川砂を敷いた上にレンガを置いていきます。
ある程度レンガを敷いたら実際に乗ってみて、ガタガタする場合は土を平行に調整したり川砂を加えたり減らしたりしながら調整していきます。
川砂を敷いてレンガを置く、を繰り返しながらレンガを並べていきます。
我が家は土壌が悪いので出て来るのは石ころや泥ばかり。四つん這いになって泥まみれになりながら作業しました。
5. レンガの外側に土を加えて完成
レンガの外側や隙間に土や川砂を埋めて完成です。
時間が経つと隙間が出て来るので、その都度土や川砂をかけて調整します。
小屋のまわりには泥はね防止にコッツウォルズストーンを敷きました。
水道管の蓋の隠し方については、以下の記事でも紹介していますのでよかったら参考にしてみてください。
ガーデン小道にぴったりの宿根草や雑貨・道具
レンガの小道が出来上がったら、周りやレンガの隙間にグランドカバーできる植物を植えていきました。
小屋については以下の記事を参考にしてみてください。
ナチュラルガーデンにぴったりの宿根草やハーブ・道具や雑貨については以下の記事を参考にしてみてください。
ハッカ油を使った対策については以下の記事も参考にしてみてください。
ナチュラルガーデンにぴったりのレンガの小道作り方まとめ
フレンチガーデンを目指したレンガの小道のつくり方とポイントを紹介しました。
- 必要なものを用意する(レンガと川砂)
- レンガを仮で並べてイメージづくり
- 土を掘ってならす(凹凸をなくして平らにする)
- 川砂を敷く
- レンガを並べて調整を繰り返す
- レンガのまわりに土や川砂をならして完成
レンガの小道を作るのに一番大変なのは「土を掘って平らにならす」部分です。
レンガを水平にするのは少し骨が折れますが、ここは川砂で調整できるし多少デコボコでも味が出るのであまりきれいにやろうと思わなくてもいいです。
大切なのは、楽しんでやることです!
小さなレンガの小道の作り方については以下の記事を参考にしてみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この記事が少しでも参考になると嬉しいです。
我が家の小さなガーデンが2019年7月発売の【Garden & Garden Vol.70】(P40〜43)にも取材掲載されました。
庭に植えている植物はインスタグラムでも発信していますので、よかったらインスタグラムも確認してみてください。
もしご質問などありましたら、ブログのコメント欄やインスタグラムから気軽にお問い合わせください。
レンガの小道作りに欠かせない!
YouTubeでの発信も始めました!もしご興味がありましたらご覧になってみてください。
とても素敵なお庭ですね!
私もレンガの小道を作りたいと思っているので、とても参考になりました!
そこで、お聞きしたいことがあるのですが、川砂はどのくらい使用されましたでしょうか。我が家では約3メートルを小道にしたいと思っています。是非参考にしたいので、教えていただけたら大変嬉しいです!
高橋淳子さん、コメントありがとうございます!
レンガの小道を作られる予定なのですね、楽しみですね(*^^*)。
川砂ですがあまり鮮明には憶えていないのですが、2ℓの袋を1袋使い切り、2袋目は半分以上残したような気がします。ウチの場合は土壌がもともとカチコチの泥だったこともありレンガを固定するために使いました。レンガを敷いてしばらくの間は雨が降ったりすると(特に端の方が)少し隙間ができたりするので、川砂は余分にあってもいいと思います。
こちらが参考になれば嬉しいです。他にもご不明な点がありましたら、お知らせくださいね!
tamamiさま、返信ありがとうございます!
とっても参考になりました!!
川砂は余っても、その後使えそうですね。
tamamiさまのような素敵なガーデン目指して、
頑張りたいと思います!
宿根草や雑貨等も大変参考になりました。
本当にありがとうございました
高橋淳子さま、参考になれば嬉しいです!
また何かありましたらお気軽にコメントくださいね(*^^*)。
本当に素敵な庭ですね。tamamiさんのお庭にあるような小屋を探していますが、値段と業者を教えて頂けたら大変嬉しいです。
野村奈々さま、コメントいただきありがとうございます(^^)。
業者さんは記事内にも書いてありますが、東京・自由が丘にあるbrocanteさんです。金額はこちらでは紹介できないのですが、お見積もりは無料なので気軽に問い合わせてみられてくださいね!