私が住んでいるのは神奈川県で、2007年に小さな土地に家を建てました。ガーデニングは初心者で試行錯誤しながらお庭作りを始めて、なんとか形になってきました。








土壌はもともと悪くて掘ると泥や石ころばかり。そんな状態から少しずつ土壌改良して、宿根草や薔薇などを育てて10年くらいが経ちます。
2022年4月は特に土壌改良に力を入れました。植えた植物や植え替えた植物も順調に生長してきて毎朝お庭を眺めるのが楽しみな日課となっていたところ、、、
ある日の朝、異変を発見。
玄関を開けてすぐ右側に植えている薔薇やハーブの根元に、土がボコボコと盛り上がっている箇所が。
たまに小さな土の盛り上がりが出ることはあるのですが、ここまで大きなものは滅多に見ることがないのでもしや!と思い周辺を見まわしたら、そのボコボコした盛り上がりがあらゆる箇所に。
すぐに庭の見まわりをしたところ、家の周りをぐるっと囲むようにボコボコの山がところどころに続いていることがわかりました。そのボコボコは土壌改良した土の部分、改良していない泥の部分に差がなくあるようでした。
結論から言うと、これはモグラの仕業なので対策としてモグラが嫌がるというにおいの忌避剤を使いました。使ってみたところ、忌避剤を置いた場所には今のところボコボコは出ていません。
ただ忌避剤は効き目があるのが約2ヶ月と書いてあるので、2ヶ月経ったらまた復活するかも知れず…その他のものもいろいろ試行錯誤しているところです。
この記事は、モグラが出てからやってきた対策を備忘録として書き留めている記録です。
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目次
ガーデニングの大敵!モグラが実際に出た時にやった対処法
我が家のお庭にボコボコ山が現れたのはこの10数年で3回目。1回目と2回目はたくさん植えていたムスカリの球根が食害の被害にあいました。
モグラは庭や植物にどんな被害をもたらすのか
モグラはミミズや昆虫を餌とするため、実際に植えている植物が食害の被害に遭うことはないと言われています。でも我が家では2度ムスカリの球根が被害に遭いました。←これはモグラではなくモグラの穴を利用したネズミではないかと思われます。
しかもモグラは地中にトンネルを掘って移動するため、そのトンネル上にある植物の根にも影響を及ぼします。
画像ではわかりづらいかもしれませんが、植えている植物の根元の土が浮き上がっています。
このボコボコした盛り上がりはモグラ塚というそうです。
- 通り道になった箇所の植物の根が傷つけられる
- 地中の穴が空いた箇所に植物の根があれば枯れるかもしれない(地中に穴が空くから)
- 土を盛り上げられるので植物も浮いてしまう=気付かなければ枯れる
我が家の庭では植え替えをしたラベンダーとラムズイヤーの苗が土の上に浮いていたり、球根のある植物はかじられていたりしました。
家の周りに沿って確認したら、ボコボコした土盛りはぐるっとまわるようにところどころに続いていました。
▲家の裏の目立たない場所にも盛り上がった土が。
レンガの小道のレンガが盛り上がってひっくり返っているところもありました。柵を設置している箇所のコンクリートで固めた部分は通れなかったらしく、そこでボコボコした土の盛り上がりは止まっていました。
この土がひっくり返ったようなボコボコした盛り上がりが綺麗に整えたガーデンにあると、見た目にもちょっとガッカリする感じです。
それに我が家は土壌がもともと悪いので、土壌改良された場所は普通の培養土が出ているのですが、そうでない場所は泥が出てしまって雨が降るとぐちゃぐちゃになります。
モグラを退治するにはモグラのことを知る
モグラは一生のほとんどを地中で生活して終えるため、地中に巣をつくります。その巣には水飲み場、食糧保管庫などと役割のある穴があり、その部屋を行き来するのが本道(トンネル)です。たまに食糧を探しに行くのに新たに掘るトンネルは支道で、一度通ったきり滅多に通りません。
モグラを退治するのに重要なのは、本道を見極めること。
本道なのか支道なのかを見極める方法は、モグラ塚と呼ばれる地上に浮いたボコボコを一度平らにしてみて、それでもまたボコボコに盛り上がる場合はその穴は本道とみなします。
実際にやったモグラ対策&注意すること
モグラは「鳥獣保護法」で守られているので、許可なく勝手に捕獲したり殺したりすることは法律で禁止されています。
許可を得ずに捕獲した場合、懲役1年以下、または100万円以下の罰金が科せられる恐れがあるので個人で駆除するのは法律に触れる恐れがあるため難しいです。
ということを知って、個人でできる法に触れない方法を調べました。
- 環境に優しい忌避剤を使う
- フルーツ味のガムで追い出す/正露丸を使って追い出す
- 侵入をガードするグッズを使う
- 専門業者に依頼する
私はまずは忌避剤を使いました。どれだけ効果があるのかは様子見中ですが、モグラが嫌うにおいが入った忌避剤を本道と思われる穴に差し込んだところ差し込んだ場所は今のところボコボコになっていません。
忌避剤を調べたところいくつか種類があったので、口コミを読んで星3.5の、三共消毒 かんたん忌避剤 モグラ出てってクレヨン 10本入を選びました。
選んだ理由は、どの忌避剤も似たり寄ったりな感じがあったので(口コミを読むと、どの忌避剤も効いた/効かなかったというコメントは一定数ある様子)、天然成分だということと簡単に使えそうだという点です。
- 内容量:3.5g×10本入
- 非農耕地用
- 成分:天然樹木抽出成分
- 材質:食用油脂、でんぷん
- 効果:開封後2ヶ月(季節により多少の差があります。)
- 特長:刺すだけで簡単忌避・塗っても使える・固形タイプで雨にも強い・天然素材使用で土に還る
- 原産国:日本
他に気になっているものもありますが、まずは三共消毒 かんたん忌避剤 モグラ出てってクレヨン 10本入を試してみてから、他の3点は試してみようと思っています。
検討した他の忌避剤
もぐらパニック(2個セット)★4/評価数24 ※2022年5月時点
- 環境に優しく動物・植物に無害
- モグラの嫌いなヨード臭
- 動植物に無害な環境にやさしいヨウ素
- 土壌内の雑菌も抑制
- 効能期間は約3年!※環境により異なる。
イカリ モグラクリン 300g ★3.5/評価数302 ※2022年5月時点
- モグラとコウモリの嫌いなニオイの害獣忌避剤
- 取り扱いが簡単な錠剤タイプ
- 1回の処理でモグラは約3ヶ月間効果が持続 ※使用状況により異なる。
- 土壌改良に有益なミミズには影響なし
- 錠剤は徐々に減っていき最後は完全になくなるので取り除く必要はなし
ソーラー式 モグラ撃退器 6個セット ★4.5 / 評価数3 ※2022年5月時点
- ブザーを振動させて400~1,000Hzの音波を出すことで、動物の中枢神経を刺激する。
- 超音波パルスは、約25秒ごとに3~4秒のパルス音を発し、土壌に浸透して音が伝わる部分から害虫を強制的に追い出す
忌避剤の使い方
モグラ出てってクレヨン 10本入の説明文を読むと、こう書いてあります。
- 庭・芝生・家の周りの土に直接差し込んでお使いください。
- もぐらの掘った穴に尖った方を先にして奥まで差し込んでください。
効果的に使うためには、モグラの掘った穴の奥深くに刺して使用するほうが効果が出ます、とも書いてあります。
そこで私は以下のことをやりました。
- ボコボコ盛り上がった箇所に印をつける
- トンネルの道筋を把握する
- トンネル道のピンポイントで忌避剤を奥まで差し込む
最初に見つけた時は動揺してボコボコした道を埋めてしまったのですが、2日目・3日目と観察しているとボコボコ盛り上がる箇所は同じ場所だと気が付きました。
ある箇所では盛り上がった箇所を掘ったらトンネルらしき道筋が続いていたので、ボコボコ盛り上がった場所に印を付けてピンポイントでその穴や箇所に奥までモグラ出てってクレヨン 10本入を突っ込んでいきました。
これでしばらく様子見です。※モグラ出てってクレヨン 10本入の持続期間は約2ヶ月です。
その後どうなったのか
試行錯誤してやっと作り上げたお庭に、モグラの仕業であるボコボコ盛り上がった土の盛り上がりがあると本当にガッカリします。
▲泣きたいくらいボコボコに荒らされたお庭です。小さい庭なのにどうして出るんだ( ; ; )。
4日連続でモグラのボコボコは出ていますが、忌避剤を置いた場所には出ていないので多少の効果はあるのではないかと思っています。
しばらく様子を見てまた追記していきたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この記事が少しでも役に立てると嬉しいです。
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