海外旅行で旅行先の空港に到着したとき、自分の荷物だけ出てこなかったら不安になりますよね。ロストバゲージはできれば避けたいトラブルの1つです。
ロストバゲージとは?到着する空港で航空会社に預けた荷物がない(紛失する)ことを言います。海外旅行で乗り継ぎがある場合に発生することが多いです。
私の友人がヨーロッパへ行った時にロストバゲージに遭い、旅行期間中は荷物が戻らず帰国後しばらくしてから戻るということがありました。
ここではロストバゲージを避けるための対処法と、遭ってしまったときの対応について紹介していきます。
ホテルの予約ならここ一択!
ロストバゲージに遭ったら困ること
ロストバゲージに遭って困ることは大きく分けると2つです。
- 旅行中に着替えや身の回り品がないこと
- 荷物が戻ってくるか不安になる
友人は旅行期間中ずっとスーツケースが戻らないまま現地で過ごしていたので、毎朝メッセンジャーで私がこれまで経験してきた知識をアドバイスしていました。
旅行中に身の回り品がないと、例えば日焼け止め1つないことだけでも不便だし着替えを調達するにもそのためにお店を探したり時間を要することになります。
ロストバゲージの対策
ロストバゲージに遭わない保障はないのですが、できる対策はあるし私は常に対策しています。
乗り継ぎ時間に余裕を持たせる
飛行機の予約をするときに気をつけたいことですが、乗り継ぎのフライトがある場合は乗り継ぎ時間に余裕を持たせることが重要です。
乗り継ぎにはMCT(Minimum Connecting Time / 最小乗り継ぎ時間)が決められていてそれは航空会社によってルールが異なるのですが、私は旅行会社で国際線の予約・発券をしていた経験上航空会社が定めるMCTは信用していません。
少なくても2時間の乗り継ぎ時間を持つことをおすすめします。
ロストバゲージが起こり得る可能性があるのは、乗り継ぎ先の国の治安や環境とか乗り継ぎ時間が短いことに関連してきます。
例えばパリのシャルル・ド・ゴール空港は広くてターミナルも分かれているため、(ロストバゲージではないのですが)飛行機遅延で乗り継ぎが遅れ荷物は同じ便に間に合わないことを何度か経験しています。
チェックイン時に行き先タグを確認する
チェックイン後荷物を預けるときにタグをつけてくれますが、乗り継ぎがある場合は正しい行き先になっているか念のために確認します。
航空会社では地名を3つのコードで表しているので(例えばパリならCDG、アムステルダムならAMSなど)わかりづらいですが、航空会社のスタッフの方に「行き先は●●になっていますか?」と念のために確認します。
1〜2泊分の着替えと身の回り品は機内持ち込みにする
私は過去にパリ発成田行きの飛行機が機材故障でフライトキャンセルになり、翌日に変更になったことがありました。その際預けた荷物は取り出すことができませんでした。
これが行きのフライトだったらと思うとぞっとしたので、それ以来1〜2泊の着替えと身の回り品は機内持ち込みにしています。
機内持ち込みの荷物についての詳細は以下の記事も参考にしてみてください。
飛行機遅延やロストバゲージで必要になったものは、海外旅行傷害保険に加入していれば後日請求することができます。※航空機遅延や手荷物遅延補償に入っていることが条件ですがこのことについては後述します。
バッグにタグを付ける
預け荷物バッグには必ず日本の住所を書いたタグをつけます。これけっこう重要です。
理由は2つあります。
- 目印になる
- 万が一の場合は最終的に日本の住所に届けられる
あまりないことなんですが、成田空港へ向かうバスでたまたまソフトキャリーケースが全く同じということがありました。
先に出たもう1人の方が私のキャリーケースに手をかけて違うと気付いたのは、私のキャリーにちょっと目立つタグを付けていたからです。
こんなふうにタグを付けることで目印になり取り違えを防ぐことになります。
ロストバゲージに遭った場合はタグに書いてある住所がポイントになるので、タグには必ず住所や名前を記載します。
バッグの写真を撮っておく
万が一のときのために、事前に写真を撮っておきます。
ロストバゲージに遭ったときにスーツケースやキャリーバッグの特徴を正確に伝えることで(写真を撮っておくことで)、届けてもらうスピードが速まります。
保険に入っておく
海外旅行へ行く前には保険に加入する人がほとんどだと思いますが、私は以下の点に気をつけています。
航空機遅延・手荷物遅延補償に入る
この2つはオプションになっていることが多いのですが、数十円で付けることができるので入っておいたほうがいいです。
保険に関しては以下の記事も参考にしてみてください。
ロストバゲージに遭ってしまったら
荷物を受け取るターンテーブルから自分の荷物が出てこなかったら、同じフロアー内にある「Lost & Found」へ行き荷物が出てこなかった旨を伝えて手続きを行います。
- 預けた荷物の特徴を伝える(写真を見せる)
- 旅行のスケジュールと宿泊先ホテルを伝える
- 証明書をもらう
- 連絡先を聞いておく
もし航空会社がSNSでの対応をしているようなら、旅行先で連絡がいつでもとれるように前もってフォローしておくことをおすすめします。
私はよく乗るエールフランス航空とKLMオランダ航空のSNSをフォローしていて、Facebookのメッセンジャーで常にやりとりできる状態にしています。
保険に入っている場合
海外旅行傷害保険に加入していて「航空機遅延補償」や「手荷物遅延補償」に入っている場合は補償を受けることができます。
私も実際に何度か請求しました。
保険に入っていない場合
海外旅行傷害保険に入らないことはあまりないと思うのですが、持っているクレジットカードに保険が付帯されているから保険には加入しないという方は多いと思います。※私の友人も実際にそうでした。
クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険は一部のゴールドカードを除いて「航空機遅延」や「手荷物遅延」補償が付いてない場合が多いです。
「航空機遅延」や「手荷物遅延」補償がついてない場合は利用した航空会社の補償内容を確認します。
友人の例ではポーランド航空を利用したのですがポーランド航空が手荷物遅延補償をするということが約款に記載されていたので、ポーランド航空に対して直接手続きを行いました。
但し英語でのやり取りになることと時間がかなりかかるので、かなりの根気強さと労力が必要になります。
個人的には掛け捨ての海外旅行傷害保険に加入することをおすすめします。
まとめ
ロストバゲージに遭ったときの対策や事前に防ぐ方法について紹介しました。
ロストバゲージが起こる確立は少ないですが、万が一起きたときでも備えておけば慌てずに対応することができます。
- 乗り継ぎ時間に余裕を持たせる(事前にできること)
- チェックイン時に行き先タグを確認する(事前にできること)
- 1〜2泊分の着替えと身の回り品は機内持ち込みにする
- 荷物にタグをつける
- 荷物の写真を撮っておく
- 保険に入っておく
最後まで読んでくださりありがとうございました!
旅の準備に関しては以下の記事も参考にしてみてください。
ホテルの予約ならここ一択!