国際線の飛行機が乗り継ぎ(トランジット)で遅延や欠航したときの対処法と対応策を実例で紹介

Transit

私はヨーロッパの田舎へ行くことが多いので、ほぼフランスのパリかオランダのアムステルダムで飛行機を乗り替えて移動します。

よく利用するエールフランス航空はストライキも多く、ヨーロッパでは天候不良(濃霧や強風)による遅延もよくあります。

私は天候不良やストライキの影響による遅延も機材故障によるフライトキャンセルも経験してきました。

団体旅行の場合は添乗員さんが対応してくれますが、個人旅行の場合はこんなとき自分で判断して対応しなければなりません。

慣れない海外なので不安になりますよね。私も初めて海外でトラブルに遭遇したときはそれはもう不安で仕方がありませんでした。

でも旅行の計画を立てるときにいくつかのポイントに気をつければ、乗り継ぎ便の遅れによる乗り遅れなどは事前に防ぐことができるし、乗り継ぎ便が遅れても対応できることはあります。

ここでは私はどう対応したのかまたどうやったら事前に防げるのかについて、実例をもとに紹介していきたいと思います。

万が一乗り遅れたとしても、航空会社の都合や天候不良による遅延の場合は航空会社が代替便を用意してくれます。自己都合の場合は自己負担です。

飛行機遅延の事例と対処法

これまで私自身が経験してきた主に遅延に関わるトラブルをまとめました。

  • 機材故障によるフライトキャンセル2回(パリ発 / サンフランシスコ発)
  • ストライキの影響による乗り継ぎ便の遅れ(トゥールーズ発)
  • 濃霧による乗り継ぎ便の遅れ2回(トゥールーズ、リスボン発)
  • 空港行き列車の事故による遅れ(ロンドン発)
  • 台風接近によるフライトキャンセル(成田発)

ヨーロッパでは季節により濃霧による飛行機の遅れや、エールフランスの場合はストライキによるフライトキャンセルや遅延がわりとあります。※ストライキの場合は事前に通知があります。

4つの事例ごとに、どう対応したのか紹介していきたいと思います。

事例1:台風接近による欠航や遅延(前倒し)

私は台風接近による欠航や遅延(前倒し)を2度経験しています。

  • 2018年8月
  • 羽田発パリ行き夜便

台風接近のため特別措置がなされて前倒しで前日のフライトへ変更が可能となりました。実際乗る予定だった便は1時間早く出発しました。

  • 2009年9月
  • 成田出発の夜便パリ経由マルセイユ行き

台風接近のため私が乗るフライト(夜便)のみが欠航になりました。

詳しい事例と対応については以下の記事を参考にしてみてください。

国際線の飛行機が台風接近による遅延または欠航になったときの対処法を事例で紹介

事例2:ポルトガル / リスボンで濃霧による遅延

  • 2017年1月
  • アムステルダム経由で成田へ帰国する便
  • もともとの乗り継ぎ時間は1時間30分
  • Transavia航空からKLMオランダ航空(リスボン→アムステルダム)

Flight delay

濃霧のためリスボンに到着する便が50分遅れて、アムステルダムに到着した時間が成田へ出発する便の30分前でした。

予定フライト

  • KL2610  9:20 / 13:25  –> 10:10 / 14:00(50分遅れて出発 / 到着)※ターミナル2
  • KL861    14:30 / 9:45+1

対応したこと

乗り込んですぐキャビンアテンダント(CA)に事情を伝えました。乗り継ぎ便があり、成田発のKL861便14:30発に乗る予定であること。

CAさんが対応してくれたことは、到着後すぐに出れるように着陸態勢に入る前に座席を前のほうに移動してくれました。

そしてスキポール空港のターミナルの地図を見せながら、到着ロビーから乗り換え先のロビーまでの最短ルートを説明してくれました。

>> Schiphol Amsterdam Airport オフィシャルサイト – Airport MAP

航空会社は乗客全ての予定を把握して細やかに対応してくれるわけではありません。ヤバイ!と思ったら自己申告したほうがいいです。私は乗り込んだ直後に事情を説明しました。

オランダのスキポール空港到着後は、セキュリティチェックを済ませたら猛ダッシュで成田行き便があるターミナルへ。かなり走った甲斐あり搭乗の最終案内にギリギリ間に合いました。

これがセキュリティがもっと混んでいて時間がかかったり、ターミナル移動があるパリの空港だったらと思うと、、、乗り継ぎ空港がアムステルダムでよかったと思いました。

アムステルダムのスキポール空港はターミナルが1つで移動も迷いにくいので便利な空港の1つです。

但し荷物は間に合わず翌日の便で送られてきて、年始で混んでいたこともあり到着日から3日後に受け取りました。

荷物の中には生活必需品も入っていて(例えば夫の髭剃りとか)、帰国後に会社の出社に間に合わず止むを得ず購入したものもありました。

これは後日保険で請求して戻ってきました。

飛行機遅延補償の保険に入っていれば止むを得ず購入したものは保険で補償されます。

20ヶ国以上海外旅行へ行っているトラベラー実録!海外旅行傷害保険に入っていてよかった事例と請求例

事例3:フランス / トゥールーズでストライキの影響による飛行機遅延

  • 2013年6月
  • トゥールーズからパリ経由で成田行きで帰国する便
  • もともとの乗り継ぎ時間は約1時間30分
  • エールフランス航空(トゥールーズ→パリ)

Flight delay - Air France

出発の前日まであったエールフランスによるストライキの影響で、トゥールーズ発パリ行きの便が大幅に遅延しました。

パリ、シャルル・ド・ゴール空港着の時間が成田発便の30分前でした。

予定フライト

  • AF7795 10:25 / 11:55  –> 11:35 / 13:00(60分遅れて出発 / 到着)
  • AF276  13:30 / 8:00+1

パリのシャルル・ド・ゴール空港はかなり広くターミナルも3つあります。ゲート間も広いため乗り継ぎの際のターミナル間やゲート間の移動に時間がかかります。

シャルル・ド・ゴール空港ターミナル

引用元:Paris Aeroport オフィシャルサイト – 空港の全体図

ヨーロッパ内から到着のエールフランス航空は大抵ターミナル2Fに到着して日本行き飛行機のあるターミナル2Eへ移動します。※日本行きフライトが全日空やJALの場合はターミナルが違う可能性があります。

このときは到着したターミナル2Fから成田行き便のあるターミナル2Eまではバスで移動、2Eのターミナルからも出発ゲートMまではバスでの移動でした。

現在はターミナル2Fから2Eは徒歩またはシャトルで移動します。

シャルル・ド・ゴール空港はとにかく広いので、ゲートの入り口に到着した時点で成田発フライト便の出発時間になっていました。

ゲート間の移動にも時間がかかるためゲートに到着したときには私の名前が何度も呼ばれていて、搭乗口に到着したと同時にカウンターはクローズしました。

スタッフに引っ張られるように一緒に機内まで走り飛行機に乗り込みました。乗り込んだと同時に飛行機も動き始めましたが、その時点で成田行き便は20分遅れての出発でした。

対応したこと

特になし。自社によるストライキが原因で自社機が遅れる場合は待っていてくれるようです。

帰国を急がない場合は慌てなくてもいいかもしれません。このときは荷物は間に合わず、翌日の便で到着したものがその日のうちに宅配便で届けられました。

パリのシャルル・ド・ゴール空港の乗り継ぎについては、以下の記事も参考にしてみてください。

乗り継ぎをスムーズにするためにパリのシャルル・ド・ゴール(CDG)空港を攻略する

事例4:パリで機材故障によるフライトキャンセル→翌日の便で帰国

  • 2015年8月
  • パリのシャルル・ド・ゴール空港からの帰国便
  • エールフランス航空

パリのシャルル・ド・ゴール空港でチェックインも済ませて搭乗を待っているときにアナウンスで遅延のお知らせがありました。

3度目のアナウンスで、機材故障のために翌日のフライトに変更になるということになりました。

Air France遅延

対応したこと

すぐカウンターへ行き詳細を確認しました。

既に預けている荷物は取り出せるのかと何らかの保障は出るのか。

既に積み込んだ荷物は取り出せず、保障は食事券(夕食と翌日の朝食)とアメニティキットがエールフランス航空から乗客全員に配られました。

アメニティキットはたいしたものは入ってなかったし、このときは夏だったこともあり空港内のドラッグストアで必要な着替えや日用品を買い足しました。

買い足したものは、出発前に海外旅行傷害保険に加入していれば全て請求することができます。航空機遅延補償はオプションになっていることが多いので、必ず加入しておいたほうがいいです。

私も後日、遅延に関わり購入したものは全て請求して支払いがありました。

また、旅に関わる現地の言葉は少し覚えておいたほうが役立つこともあります。

フランスでのアナウンスは、フランス語→英語→日本語の順番で案内されます。いくつかの単語を知っていると状況から内容が理解できて、いち早くカウンターへ行きその後の行動に移すことができます。

飛行機遅延に遭った時の対処法のまとめ

乗り継ぎ便で遅れないように事前に対応できることは2つあります(推奨)。

飛行機遅延の対策

  • 同日乗り継ぎにならないように、前日移動するようにスケジュールを組む
  • 乗り継ぎ時間には余裕を持ってスケジュールを組む(最低2時間あったほうがいいです。パリ乗り継ぎなら3時間は欲しいです。)

航空会社が定める最低乗り継ぎ時間(Minimum Connecting Time)はあまり当てになりません。

パリのシャルル・ド・ゴール空港の乗り継ぎはけっこう大変で乗り継ぎで遅れて困るのは自分自身なので、乗り継ぎ時間は余裕を持っておくことをおすすめします。

もし乗り継ぎ便が遅れた場合は以下の対応をします。

  • CAさんに乗り継ぎの詳細を知らせて対応してもらう
  • 乗り継ぎ空港でのセキュリティチェックでスタッフに申告して順番を早めてもらう
  • 空港地図を出発前に入手しておいて万が一に備えておく
  • 旅行保険には必ず加入する
  • 機内手荷物に1〜2泊分の着替えと洗面道具を入れておく

特に時間がかかるのは乗り継ぎ先空港でのセキュリティチェックなので、スタッフを強引にでも掴まえて事情を説明したほうがいいです。

海外では自己主張が大事です。

英語で説明が難しい場合はスタッフを掴まえて搭乗券を見せるだけでも通じるので、とにかく急いでいるという意志を見せることが大切です。

リスクに備えて海外旅行傷害保険に加入しておく

私はこれまでの経験から海外旅行傷害保険には必ず加入するし、機内持ち込み手荷物にも1〜2泊分の着替えと洗面道具を小分けにして入れるようにしています。

旅行保険に加入する際は、『航空機遅延』はオプションになっていることが多いので、必ずチェックして加入するようにしましょう。数十円でプラスできます。

 

そして、請求する事例が発生した場合は、帰国時に必ず航空会社から遅延証明書を発行してもらうことを忘れないようにしてください。(これ大事です!)

私自身は旅行会社で国際線の予約・発券や海外渡航業務全般を担当していたので、何かが起きたときのリスクを知っているので自身でも必ず旅行保険に入っています。

以下の記事も参考にしてみてください。

20ヶ国以上海外旅行へ行っているトラベラー実録!海外旅行傷害保険に入っていてよかった事例と請求例

海外旅行傷害保険はクレジットカード付帯保険よりも単体で加入するほうが安心!の理由

最後に

他の3つの事例の1つはロンドンからアムステルダムへ移動する最終便に乗る予定で予約をしていました。

利用した空港はロンドン郊外にあるスタンステッド航空で、ロンドン市内から1時間以上の時間がかかります。この列車が途中で事故に遭い止まってしまいました。

ロンドン市内からスタンステッド空港へ移動する公共交通手段はこの列車しかなかったので、私たち(このときは同僚が一緒でした)がとった行動は2つです。

  • 空港に連絡して列車の事故で遅れる旨を連絡
  • 周囲の乗客にレンタカーを借りて移動するというスイス人団体グループがいたので、便乗して乗せてもらうようお願いした。

空港に到着したときはアムステルダムへ行く飛行機の出発時間を過ぎていました。

運が良かっただけかもしれないのですが、事前に連絡していたこともあり飛行機が待っていてくれました。2人が乗り込んだと同時に出発しました。

トラブルに遭ったときには冷静に判断してまずは連絡するべきところへ連絡することが大切です。

ダメかもしれないと思っても、ダメもとでとにかく行動する(連絡する)ことが大切だとこの経験から学びました。

最後まで読んでくださってありがとうございました。
この記事が少しでも旅の参考になると嬉しいです。

6 Comments

Shane

飛行機が遅れて、乗り継ぎ便に間に合うかどうかってヒヤヒヤしますよね
基本の乗り継ぎ時間が確保されていたら、航空会社がなんとかしてくれるって思っていたのですが、一度アメリカ国内の乗り継ぎで、最終便が30分ほどの遅れを待たずに行ってしまって、5時間ほどレンタカーで移動する羽目になったことがあります

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tamami

>Shaneさん
そうなのですか!私も航空会社の理由で飛行機が遅れるときは航空会社がなんとかしてくれるものだと思っていました。この出来事はヒヤッとしますね^^;。車を運転できるShaneさんだからできたことでもありますよね。

やっぱり乗り継ぎ時間に余裕を見ることが一番ですね!(天候が理由の場合はどうにもならないこともありますが。。)

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denn

質問です。

最初の画像の空港(T2-T3 Trasfer)はどちらでしょうか?
T9まであるところって、、、以前JFKはT9もありましたが、JFKではないような。
ポートランドでもないし。
北米のどこかのような感じがします。
JFKのT1(画像はT1)はJAL便で利用しましたが、まさか天敵JAL???

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tamami

> dennさん

最初の画像ですよね。
この画像はフリー素材から見つけた画像なのですが、アムステルダムのスキポール空港です!

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denn

TはTerminalではなくTransfer deskのT…
ピンボケしていますが、Eerste hulpって書いてあります。。。
Perfumes&Cosmeticsとオレンジ色のショップもヒントだった。
右手がGate C・背後がGate Bなので、画像の目の前をGate Eまで走った事がありませんか?

オレンジ色と言えば、、、↓
https://news.klm.com/orangepride-klms-unique-orange-aircraft-to-promote-the-netherlands/
空港を走っていても写真は1枚お願いします。

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tamami

> dennさん

そうですね!オランダ語表示もありましたね〜。

スキポール空港を利用したことが数年前以前のものばかりなので、オランダの記事をあまり書いてなく最近は写真もあまり撮っていませんでした^^;。

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