国際線の飛行機が台風接近による遅延または欠航になるときの対処法と補償について

台風の影響による遅延や欠航

夏の旅行で心配なのが台風の接近です。ここ近年では温暖化の影響によって台風も巨大化することが増えてきました。

私は台風直撃でフランス行きの飛行機が欠航になり、翌日の出発になったことがあります。2018年夏の旅行でも出発前に台風13号が発生し、出発当日のちょうど出発時間に直撃するという予報でした。

結論からいうと、天候不良による欠航の場合は航空会社が代替便を用意してくれます。2018年の旅行では特別措置が出されたので私たちは前日に出発し、乗る予定だった便は実際は1時間前倒しで出発しました。

事前にできること&確認事項は3つです。

  • 航空会社の運航状況を確認する(現地からの飛行機が飛んでいるかも含めて)
  • 予約した航空会社または旅行会社に確認する
  • 遅延または振替で出発する場合、空港までの交通手段の状況を確認する

ここでは台風が接近して欠航や遅延になりそうなとき、個人旅行の場合にどう対応したのか補償はどうなるのか2度の実例を基に紹介していきます。

事例1:台風接近のため前倒しで出発

出発の1週間前に台風が発生し、予報では出発当日の夜に関東直撃のコースでした。

  • 2018年8月
  • 羽田空港発
  • エールフランス航空パリ行き夜便(8/8 22:25発)

予報は大体のところ当たっていましたが台風の速度が遅かったため、エールフランス航空の判断は前倒しの出発で1時間早く出発しました。

事前に対応したこと

出発の前々日くらいから航空会社に直接電話をして状況を確認しました。

天候不良による遅延や欠航の場合、航空会社で対応できることは限られています。

  • 欠航の場合は振替便を航空会社が用意(他社便・自社便)
  • 欠航の場合はキャンセル料無料でキャンセルに対応

私たちの場合は航空会社のサイトから直接予約をしていたので、航空会社に事前に確認をしました。旅行会社を通して予約をしている場合は旅行会社に連絡をしたほうが対応が早いです。

台風による欠航や遅延の場合事前に確認する

利用する航空会社がエールフランス航空だったので、欠航の決断は本社(パリ)で下されます。日本のカスタマーサービスでは本社からの通達で対応を決めています。

時差があるのでその決断が下されるのは早くても前々日の夜か前日の朝でした。

エールフランスの場合、台風ではなくてストライキの場合はもっと早く事前に通達がされます。

実際の対応

私たちの場合は前々日から数回連絡をして状況を確認しましたが、特別措置が出たのは出発前日でした。7月に大型台風が接近していたときも同じ状況だったそうです。

  • 特別措置により前日のフライトに変更が可能となった
  • 8/8(水)夜便は前倒しで1時間早く出発した

エールフランス運航状況2018.08.08

ちなみに7月に発生した台風の時は、パリからの機材は数時間遅れて到着したため羽田発も少し遅れて出発していました。

エールフランス運航状況2018.07.28

情報元: エールフランス航空の運航状況

特別措置が出た時は、変更料金なしで前日の便に変更が可能になることもあります。ただそれは当日の朝にわかるため、当日の当日で出発ができるかどうかがポイントです。

前日に変更が可能になるかもしれないという措置は、事前に確認をしていた場合のみ可能となります。

私たちはその可能性があることを事前に知っていたので、あらかじめ荷物や休暇の準備を進めて前日に航空会社に確認して変更が可能だとわかった時点で変更しました。

飛行機の変更が可能になった時点で、到着日のホテルをすぐに予約しました。

当初乗る予定だった翌日の便は結果的には1時間前倒しで出発していました。

前倒しで出発する場合は事前に連絡があります。航空会社に直接予約をしている場合はメールで、旅行会社経由で予約をしている場合は旅行会社を通して連絡があります。

気象庁のサイトで進路を確認しておくとあらかじめ予測ができるので私たちはずっと状況を確認していました。

>> 気象庁サイト(台風情報)

>> 米軍の気象予想(Joint Typhoon Joint Center)

遅延で翌日以降に変更になる場合

天候不良の場合はその日の状況で判断が下されることが多いため、翌日以降の出発になる可能性もあります。※次の事例で説明します。

台風による遅延や欠航の対策

翌日以降の出発になる場合は、実際に乗る予定だった機材が現地から到着しているかどうかも関連してくるので運航状況を確認したほうがいいです。

私たちは事前に航空会社の運航状況を確認しました。

>> エールフランス航空の運航状況

>> KLMオランダ航空の運航状況

他社便に振り替えられるのか自社便で出発するのかは、実際に乗る予定だった機材があるかどうかもポイントの1つとなります。

他社便に振り替えられる場合は、事前に指定していた有料座席や有料食事など(アラカルトミール)も払い戻しの対象となるため後日手続きをします。

>> エールフランス航空補償とサポート

他社便の状況はどうだったか

同じヨーロッパ路線のあるKLMオランダ航空を例にとります。

KLMオランダ航空の定刻時間は以下の通りです。

  • KLM862便 成田10:30発 アムステルダム15:10着
  • KLM861便 アムステルダム14:40発 8:40+1成田着

台風接近時のKLMオランダ航空の対応(2018年の例)

台風による影響で8/7アムステル発成田行きは欠航となり、翌日の8/8に遅れて出発しました。(アムステルダム20:30発成田14:30+1着)

到着が遅れたので、8/9成田発の便も16:20発で出発しました。

台風13号によるKLMオランダ航空の対応 2018年

引用元:KLMオランダ航空オフィシャルサイト – KLMからのお知らせ

“お知らせ(Information)”では最新の情報が掲載&更新されます。

フライトの運行情報についてはKLMオフィシャルサイト – 運行情報で確認できます。

同じヨーロッパ線でもエールフランス航空は8/7発の便は出発して成田に8/8到着していたので(しかも定時より1時間早めて出発)、航空会社によって措置が違うことがわかります。

日本の航空会社(JALやANA)がどうだったかはチェックしていないのですが、恐らく欠航だったのではないかと予測しています。

航空機遅延や欠航になる場合のKLMオランダ航空の補償については、KLMオランダ航空オフィシャルサイト掲載の小冊子「援助および補償」で詳しく説明されています。

事例2:台風接近による欠航→翌日の出発に変更

2つ目の事例は、台風接近のため乗るフライト(夜便)が欠航になりました。

  • 2009年9月
  • 成田空港発
  • エールフランス航空パリ経由マルセイユ行き昼便

このときは出発前日には決行が決定していました。

事前に対応したこと

日本からの出発便が天候により欠航(または遅延)になる場合は航空会社が振替便を用意しますが、個人旅行だったので現地到着後の予定を変更する必要がありました。

前日に運行有無の決定が行われ、航空会社から代替案が提案されます。

航空会社の定めている約款により代替便が用意されます。状況によっては(お盆など混雑時で振替日が数日先になるなど)キャンセル料無料で取り消すことも可能となります。

遅延により生じるキャンセル料等については航空会社からの補償もありますが、航空会社によって補償内容に若干の違いがあります。

申請した人のみ補償がおりるので利用予定の航空会社の約款を事前に調べたほうがいいです。

>> エールフランス航空 – 補償とサポート

私はほとんどの乗客がそうだったように翌朝の便が代替案として出されましたが、マルセイユに夜に到着するのを避けたくて出発を夜便にしていたので翌日の夜便に変更してもらいました。

航空機遅延の際の対応

台風が接近していて予定しているフライトが欠航になる可能性がある場合は、事前にシミュレーションをしてできる対策をします。

私の場合は到着後に現地発ツアーに参加する予定だったので、フライトの欠航が決定となった時点でツアー会社とホテルに連絡をしました。

  • 航空会社(または予約を依頼している旅行会社)へ確認をとる
  • ホテルへ連絡をする
  • 現地発ツアー参加ができない旨連絡する
  • 旅程が変更になった場合のシミュレーションをする ※私の場合はエクサンプロヴァンスからアヴィニョンまでツアーで移動する予定だったので個人で移動する手段を調べ直しました。

遅延や欠航の場合の補償

海外旅行傷害保険に加入している場合は欠航や遅延でかかったキャンセル料を請求することが出来ます。※6時間以上の遅延の場合

以前は知らなかったので初めて欠航になったときは、ホテルのキャンセル代など請求しませんでした。

もし出発日まで数日あり保険に加入していない場合は(当日空港で入ろうと思っていたような場合は)事前に保険に加入してオプションの「航空機遅延」を選んでおいたほうがいいです。このオプションは当日の申し込みでは加入できません。

※「航空機遅延」のオプションは数十円で追加できます。

>> 海外旅行保険のAIU

>> 損保ジャパンOff!オフィシャルサイト

実際に請求した事例については以下の記事を参考にしてみてください。

緊急時の場合は特に上級会員には特別措置がなされます。こういうときはゴールドカードを保持していると優先でキャンセル待ちや待遇を受けることができます。

>> デルタアメックス・ゴールドカード

まとめ

天候不良(台風)による飛行機の遅延や欠航の可能性があるとき、対応できることと実際にどう対応したかについて紹介しました。

  • 前日か前々日あたりに航空会社または旅行会社に状況を確認する
  • 欠航や遅延になった場合のシミュレーションをしておく
  • 遅延や欠航のリスクに備えて加入する海外旅行傷害保険は「航空機遅延」のオプションに入っておく
  • 航空会社の補償欄を確認する

運行状況連絡先のまとめ

>> エールフランス航空の運航状況

>> KLMオランダ航空の運行情報

>> 成田空港発着情報

>> 関西国際空港発着情報

最後まで読んでくださりありがとうございました。

乗り継ぎ便の遅延による対応については、以下の記事も参考にしてみてください。

国際線の飛行機が乗り継ぎ(トランジット)で遅延や欠航したときの対処法と対応策を実例で紹介

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