ロカマドゥール(Rocamadour)といえば切り立った崖に張り付くその不思議な景観を思い浮かべる人も多いと思います。
私はこの景色を見たくてロカマドゥールへ行きました。


サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路 とは:キリスト教の聖地であるスペイン、ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路。おもにフランス各地からピレネー山脈を経由しスペイン北部を通る道を指す。Wikipediaより
ロカマドゥールはとても小さな村ですが、小さな中に見所がぎゅっと詰まっていて、迫り来る絶壁を背にさらに上へ登ると城の一部があり村を見下ろすことができます。
ここでは深い谷を見下ろす断崖絶壁に沿うように並び立つ村、ロカマドゥールの見どころを紹介していきます。
まるでおとぎの国の世界がそこにある
旅のスケジュール
2016年秋、10/17〜26の日程でフランス南西部の田舎の村をひとりでまわってきました。




ロカマドゥール(Rocamadour)へのアクセス
ロカマドゥールへ行くには南西部の拠点トゥールーズからロデズ経由でRocamadour-Paradicへ鉄道で移動して、Rocamadour-Paradicからタクシーで村へ移動します。


詳しい行き方については以下の記事を参考にしてみてください。




巡礼地ロカマドゥール(Rocamadour)の見どころ


村全体が断崖絶壁に貼り付いたような景色が圧巻なので、景色を中心に外せない見どころは以下の4つです。
- おとぎ話に出てくるような村を散策
- 崖のてっぺんにある教会から見下ろす景色
- ロカマドゥールを遠くから眺める
- 外れにある古い教会を訪れる
またロカマドゥールは巡礼地でもあるので、聖域にある教会や礼拝堂は必見です。
ロカマドゥールは高ケルシー地方の中心にあり、アルズー川の深い谷を見下ろす強烈な150mの崖に沿って建物が並ぶ。この聖母マリアの町は、中世以降黒い聖母と聖アマドゥールの墓をあがめる有名無名の人々が訪れる12世紀以来の有名な巡礼地である。引用元:Wikipediaより
おとぎ話に出て来るような村を散策
ロカマドゥールの村の入り口には、イチジクの門と呼ばれるハチミツ色の大きな石の門があります。


日帰りで来る観光客も多いので昼間は少し観光化された感がありますが、夜になるとひとけがなくなり静まり返った村の中は神秘的な雰囲気が漂います。


中世の頃から変わらないと言われるその景色。ハチミツ色の壁や石の色が特徴的です。
一本道の先にはダンジョンのようになっている場所があり、迷いこんでしまいそう。そんな小さな道を散歩するのも楽しいです。
崖のてっぺんにあるシャトーから見下ろす景色
ロカマドゥールへ来たらここは外せません。


この景色を見るには中腹まで216段の階段を登って礼拝堂や教会を見た後、頂上にあるシャトーを目指してひたすら登ります。
崖の上のシャトーは中に入るには有料ですが、崖の上から下を見下ろせる場所はここだけなので入る価値はあります。
入り口は無人になっていて入り口のマシーンにコインを入れて入ります(2016年10月現在、2ユーロ)。
私が頂上に着いた時、人は大勢いるのに中へ入ろうとする人は誰もいなくて迷っていたら2人連れのカップルが入っていったので私も後を追うように入ってみました。
シャトーからの見晴らしはかなりいいです。
でも風が吹くとちょっと怖いので(私は高所恐怖症なのでかなり頑張りました)、一眼レフカメラはストラップを手に巻き付けてiPhoneは下に落とさないようにスマホリングをしっかり掴みながら写真を撮りました。
スマホにバンカーリング/ホルダーリングを付けているとちょっと安心です。
ヨーロッパではiPhoneを人前で堂々と出していると盗難の危険もあるので、バンカーリングは落下防止だけでなく盗難防止にもなるのでおすすめです。
ロカマドゥールの景色を遠くから眺める
ロカマドゥールは崖に貼り付いたその姿が圧巻なので、やはり遠くから眺めたいです。


ホテルを出たのは朝9時過ぎだったのですが、10月後半という時期だからなのか一面ガス(霧)だらけ。
ガスが思った以上に深くて景色は全く見えなかったのですが、時間が経つにつれて少しずつガスが晴れて浮かび上がるように見えてくるその姿は本当に美しかったです。
外れにある古い教会を訪れる
村の反対側の道路を登った先をさらに上がっていくと、小さな古い教会があります。
隣りに墓地もあるので人気(ひとけ)がないと少し不安になりますが、私はロカマドゥールに到着した日と翌朝の2回行ってみました。
小さな古い教会。その佇まいがかわいらしい。
ロカマドゥールの村にあるホテルに宿泊
ロカマドゥールにはメイン通りにあるホテルに1泊しました。




部屋の設備は豪華ではありませんが、村の中にあるホテルは数少ないので立地は最高だしスタッフの方も親切だったので居心地がよかったです。
ロカマドゥール見どころのまとめ
ロカマドゥールをひとことで表すととても神秘的な場所です。
巡礼地だからというのもありますが、霧の中に浮かぶその姿からは神聖なものを感じました。


昼間は観光地なだけあって人も多く賑わっていますが、朝晩の静まり返った雰囲気は巡礼地だということを思い出させてくれる厳かな雰囲気がありました。




フランスの風景やフランスの田舎を目指している自宅のガーデンをインスタグラムでも発信していますので、よかったらインスタグラムも見てみてください。


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城塞都市カルカッソンヌと古い街並みが美しいアルビを組み合わせたツアーです。個人で行くと距離があるので中2日はかかりますが、車をチャーターして日帰りで両方を訪れます。どちらも世界遺産に指定されているので見どころいっぱいです。
旅行手配に利用しているおすすめサービス一覧
最後に、私自身が個人旅行で利用しているサービスを紹介します。


航空券検索と予約
航空券検索はskyticketやTrip.com などの一括検索サイトが便利でおすすめです。
個人的には、航空会社で直接予約をする場合は(ヨーロッパの場合は)ワンターミナルで乗り継ぎが便利なKLMオランダ航空かエールフランス航空を選ぶことが多いです。
フランスへ行くならエールフランス航空が場所によっては便利ですが、エールフランス航空とKLMオランダ航空は共同運営なので私はどちらも検索します。
個人で航空券を手配する方法については以下の記事を参考にしてみてください。




ホテル検索&予約【Booking.com】
Booking.comはホテルの取り扱い数や網羅数が世界一なので私は






ホテル検索&予約【Hotels.com】


私自身の使い方としては、Booking.comでホテルを探していて見つからない時にエクスペディアと
ホテル&航空券予約【エクスペディア】






鉄道手配&予約【フランス国鉄(SNCF)】




フランスを旅行する上で欠かせないのが国内の交通手段であるフランス国鉄(SNCF)です。SNCFのサイトからも直接予約できますが、ヨーロッパ全体を含めてスケジュールチェック・予約までできるのがOmio。


フランスの場合はSNCF(TGV)、Oui、BrabraBusなどの格安バスも網羅していて、且つ地図が表示されるのでスケジュールをたてやすいです(予約も日本語で可能です)。
レンタカー検索&予約
他にもフランス国内各地の空港にはEuropcarなど数種類のレンタカー会社がありますが、私たちはハーツかAVISで予約をすることが多いです。どちらにするかは、借りる場所と返す場所のレンタカーオフィスが駅から徒歩圏内にあるかどうかで選びます。




航空券検索でも紹介したTrip.com はレンタカーの検索比較も可能です(数社でプランが出てきて便利で、レビューもあるので参考になります)。
現地発着オプショナルツアー【VELTRA】
ヨーロッパの田舎は交通の便が不便で一つの村や街へ行くのに1日がかりということがよくありますが、そんなときには現地発オプショナルツアーを利用します。


私も現地発ツアーは何度か利用したことがありますが、公共交通機関で行けないような不便な場所へ行くときには本当に重宝しています。
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最後まで読んでくださりありがとうございました!
この記事が少しでも旅の参考になると嬉しいです。
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