2016年12/27〜2017年1/4まで、個人旅行(2人)で3度目のポルトガルへ行ってきました!
私にとってポルトガルは特別な想いがあります。
まだ旅慣れてない頃にある本を読んで、ロカ岬の存在を知りました。
ユーラシア大陸の西の果てにあるロカ岬。
初めてのポルトガル旅行ではリスボン郊外にあるオエイラスの1泊7ユーロのユースホステルに泊りその翌日にロカ岬へ移動したのですが、くねくねした道を走るバスの窓から目の前にロカ岬が広がって見えたときの感動は今でも忘れられません。
ここではロカ岬とシントラについて紹介していきます。
全体のスケジュールについては以下の記事を参考にしてみてください。
ロカ岬(Cabo da Roca)への行き方とシントラ周辺チケット
私たちがロカ岬へ行ったのは2017年1月1日の元旦です(私は一人旅で2005年にも訪れています)。
リスボン→シントラ(少し観光)→ロカ岬→カスカイス経由で(発見のモニュメントとベレンの塔観光)→リスボンと移動しました。
リスボンからロカ岬へ行くにはいくつかの選択肢があります。
- シントラ+ロカ岬:リスボン(ロシオ駅) – シントラ – ロカ岬 – シントラ – リスボン(ロシオ駅)
- シントラ+ロカ岬+ジェロニモス修道院等観光:リスボン(ロシオ駅) – シントラ – ロカ岬 – カスカイス – リスボン(カイス・ド・ソドレ駅)
- ロカ岬だけ:リスボン – ロカ岬 – リスボン ※ロシオ駅かカイス・ド・ソドレ駅を利用する
短い期間で観光地をまわる場合にはできるだけ効率よく移動したいので、多くの人は1か2のルートを選びます。
帰りにジェロニモス修道院などを観光する場合は2を、ロカ岬だけに行く場合は3もあります。
シントラを経由してロカ岬へ
今回の旅では、シントラを経由してロカ岬へ向かうことにしました。
リスボン 9:01発 シントラ 9:49着
シントラ周遊チケット
シントラまでの所要時間は約40分です。
シントラとロカ岬を周遊するなら、Bihete Train & Busという1日券がお得です。
Sintra Tourist Bus オフィシャルサイト – バスルートと時刻表
この1日券以外にもシントラ発の観光客向けの周遊バス(レッドバス)がありますが、この周遊バスはシントラをじっくり観光したい人向けです。
出典元:Citi-Sightseeing Hop-on Hop Off Sintra オフィシャルサイト
結論から言うと、シントラはざっくり見てロカ岬へ行きたいのならHop-on Hop Offの周遊バス利用は不要です。
- シントラとロカ岬を観光したいなら1日券で十分
- シントラをじっくり観光したいなら、Hop-on Hop Offがオススメ
シントラ観光をじっくり見るかどうか次第で、1日券にするか周遊バスチケットを買うかを事前に決めたほうがいいです。
周遊バスでシントラを巡る
シントラを周遊する434番のバス乗り場はシントラ駅を出てすぐのところにあります。当初は、このバスでシントラを周遊するつもりでした。
私たちはロカ岬へ行くのに事前調査をあまりしませんでした。
私が2005年にロカ岬へ行ったときはオエイラス(Oeiras)から移動したので以前の経験も参考にならず、ロカ岬への行き方を調べるのも面倒そうだと思いそのまま当日を迎えてしまいました。
でも結果的には、本数の多い周遊バスを利用したことでほんのちょっとの時間の節約にはなりました(と思って納得させただけ)。
しかもこの日は元旦で、シントラ周辺の見どころの観光地はほぼクローズしていました。
シントラが初めての夫はムーアの城跡とペーナ宮殿に行きたかったみたいで残念そうにしていました。
レガレイラ宮殿はRPGのダンジョンみたいな洞窟が楽しい!
元旦に行く場合はシントラも含めてクローズしている場所が多いので気をつけてください。
唯一開いていたレガレイラ宮殿は思った以上に楽しめる場所だったことが、私たちには救いでした<(_ _*)>
入場料:6ユーロ(2017年1月時点)
迷路のような庭を散策するのも楽しいのですが、見どころはなんといっても敷地内にあるダンジョンのような洞窟です。
▲まるでドラクエに出てきそうな塔と、塔からの眺め。
▲敷地内は広くて、森を迷い込んだかのようで散策するのが楽しい!
私たちは1時間くらい散策しました。
シントラのムーアの城跡やペーナ宮殿を含めてシントラをじっくり観光したい場合は、半日たっぷりと時間をとったほうがいいです。そしてその場合は、周遊バス(レッドバス)を利用するほうがバスの本数が多いので効率がいいです。
- レガレイラ宮殿(Quinta da Regaleira)
- R. Barbosa do Bocage 5, 2710-567 Sintra
- 営業時間:毎日9:00〜19:00
レガレイラ宮殿から周遊バスに乗ってロカ岬へ
レガレイラ宮殿からロカ岬へ向かう周遊バス(レッドバス)は途中でビーチに立ち寄り(5分)、ロカ岬までは約40分かけて移動します。
403番のバスはシントラから30分おきに出ています。レッドバスで移動していたそのすぐ後ろに403番のバスもいて、12時すぎにほぼ同時にロカ岬に到着しました。
到着したロカ岬。真っ先に向かったのはここです。
『AQUI… ONDE A TERRA SE ACABA E O MAR COMECA - ここに地果て、海始まる』
『PONTA MAIS OCIDENTAL DO CONTINENTE EUROPEU - ヨーロッパ大陸の最西端 』
ここがユーラシア大陸の最西端で、石碑が建つ断崖の先に大西洋が広がります。
この先には何もなくただ海がずっと遠くまで広がっていると思うと、不思議な気持ちになりました。
みんながそう思っていたのかはわかりませんが、間違いなくこの記念碑はスポットなのでここではたくさんの人が写真を撮っていました。
ロカ岬では最西端到達証明書も発行してくれます(有料)。私たちは発行しませんでしたが、名前と日付を書き込んでくれるので記念にもなります。
ひと通り見たところで、ロカ岬の駐車場あたりに人だまりができているところがありました。
遠慮なくカッコイイと群がる様子が面白かった!でもみんなちゃんとわかっていて直接車に触ったりはしていませんでした。笑。
ロカ岬からカスカイスへ
帰りのバスは、シントラ行きもカスカイス行き(403番)もロカ岬のインフォメーションセンター前に発着します。
カスカイスでリスボンのカイス・ド・ソドレ行きの電車に乗り換え、途中でベレンの塔と発見のモニュメントを観光してからリスボンに戻りました。
※ジェロニモス修道院は元旦のためクローズしていました。
現地発ツアーという選択
私たちは個人でリスボンからシントラ経由でロカ岬までの行き方を選択しましたが、鉄道やバスを乗り継いでいくのに不安がある場合や時間を節約したい場合は現地発ツアーに参加するという選択もあります。
まとめ
リスボンからロカ岬への行き方をまとめました!
- シントラをがっちり観光する+ロカ岬
→ロシオ駅からシントラ駅、ロカ岬からカイス・ド・ソドレ駅の往復切符+シントラ周遊バスの組み合せ - シントラをざっくり観光+ロカ岬(+帰りをカイス・ド・ソドレ駅方面にしてベレンの塔・発見のモニュメント・ジェロニモス修道院を観光)
→ロシオ駅で買える一日券パス(Bihete Turistico Diario)を買って行く - シントラの観光はせずに、ロカ岬だけ行く
→ロシオ駅かカイス・ド・ソドレ駅発着またはどちらかでチケットを買う - シントラの観光はせずにロカ岬+帰りはベレンの塔、発見のモニュメント、ジェロニモス修道院などを観光する
→ロシオ駅かカイス・ド・ソドレ駅発着またはどちらかでチケットを買い、帰りはロカ岬からカイス・ド・ソドレ駅方面へ行く
この日、ロカ岬はものすごい強風でした。
この強風の中、崖のはじっこまで行っている人たちはすごいなあと私は遠目に眺めていました(笑)。
でもロカ岬から眺める大西洋は壮大で、引込まれるものがありました。ここはリスボンに行ったら外せない場所です!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この記事が少しでも旅の参考になれば嬉しいです。
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深夜特急は僕も、吸い込まれるように読みました。
こんなに熱中して読んだ本が、他にあったかなと思える程、惹きこまれました。
そのロカ岬にいかれたのですね。
行く際には、この記事はとっても参考になりますね^^
> Shaneさん
深夜特急、Shaneさんも読まれたのですね!しかも吸い込まれるように!!
私はこの本を読んでなかったら、ポルトガルへ行きたいと思わなかったかもしれません。行き方を調べるのが面倒だったので、誰かの参考になったらいいなあと思い気合いを入れて記事を書きました(^^)。なのでそう言ってもらえて嬉しいです!ありがとうございます。