写真展の準備から開催までの記録のまとめ【2017年9月開催】。

そこにある小さなものがたり。

2017年にプロの写真家の先生が教える写真のワークショップに通い、写真で表現することの楽しさを学びました。

それ以来、『写真=自分自身(の心)を表すもの』として写真を撮ることに意味を見出すようになりました。

表現には上も下もなく、誰かと比べるものでもなく、そのひとらしさ=写真に表れるものは個性、だと学んでからは、“自分が感じたものを表していきたい、日ごろから感じるものに向き合っていきたい” と思うようになりました。

2017年9月に、初めての写真展(ふたり展)を東京のギャラリーで開催しました。
今日は写真展の準備から開催までの段取りを紹介していきたいと思います。

写真展開催のための準備

写真展を開催するには、当たり前なのですが、写真を撮るだけでは開催できません。当然といえば当然なのですが、決めていくことがたくさんあります。

私は写真を撮ること以外に、こんなに多くのことを決める必要があるんだと正直驚きました。

  • ギャラリーを選ぶ
  • テーマ、タイトルを決める
  • 写真を撮る
  • プリントする紙の種類、サイズを決める
  • 額装、並べ方などを決める

紙の選び方で写真も見え方も変わるということを初めて知り、紙の選択が大切なことなんだと知りました。

そもそもデジタルカメラで撮った写真を、プリントしたことがほとんどありませんでした。プリントするとこれまでデジタルで見ていた写真の見え方まで変わることに驚きました。

私は写真専門の印刷会社の方(ピクトリコさん)に写真を見てもらって合う紙を提案してもらってから、紙を決めました。

紙を決定するまで、ヨドバシカメラに何度か通って、どんな紙があるのかサンプルを見たり、写真展も見に行ってどんな紙を使っているかなど、自分なりにリサーチしました。

迷った紙の種類は、『ソフトグロスペーパー』『GEKKOシリーズ』『セミグロスペーパー』など。写真のタイプによって合う紙は違ってきます。最終的には、ピクトリコの『ソフトグロスペーパー』にしました。

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必要な準備期間とスケジュール

様々だと思いますが、私が参加していたワークショップでは半年くらい前からギャラリーを抑えて、OBから参加者を募り写真展を開催することは決定していました。

私自身はまだワークショップの途中だった5月の終わりに急きょ参加することが決まったので、準備期間は3ヶ月くらいでした。

  • 5月の終わりに参加決定
  • 6月早々にテーマ、タイトルを決めて写真を撮り始める
  • 7月の終わりに写真を選定、額装やサイズを決める
  • 8月にプリントオーダー、木製パネルを制作
  • 9月初旬開催の前日に作品を搬入

温かみのある雰囲気にしたかったので、展示方法は木製パネルと決めていました。私は小さめの写真を枚数を多く展示することにしたので、プリントができあがってきてからは、木製パネルは自作しました。

プリントの発注から出来上がりまでは、数日から1週間くらいかかります。額装をプロの業者にお願いする場合は、依頼したら後は搬送するだけですが、木製パネルを自作する場合はある程度の時間が必要です。

展示用の木製パネルを自作したときの記録。

写真展のテーマを決める

開催した写真展は、ワークショップのグループ展です。合計8人が2人ずつペアで、1週間ずつ写真展を開催しました。それぞれのペアで1つのテーマを決めて、そのテーマに基づいて自分の作品のタイトルを決めていきました。

今回の場合では、講師の写真家の先生の意向で、写真展のテーマは漢字一文字ということになりました。私とペアのメンバー2人のテーマ『巡』には、めぐる、まわる、巡礼、いろんな意味があります。

いくつか候補が挙がった中からこの文字『巡』に決めたのは、2人の写真のイメージから、そこから広がるイメージも含めてこの言葉がフィットする感じがあり、『巡』を選びました。

そこにある小さなものがたり。

ペアの方からは、私の写真からフランスの巡礼地を歩いているかのような雰囲気もある、という素敵な言葉をいただいて、この『巡』という言葉を頭の片隅において、展示用の写真を撮っていきました。

タイトルを決める

私の写真展のタイトルは、『そこにある小さなものがたり。』としました。

私の家には小さな庭があります。都心から遠くはないのですが、家の裏に裏山があるため自然豊かで毎日鳥の鳴く声が聞こえてくるプチ・田舎な環境です。そんな庭を、いつでも大好きなフランスの田舎にいると思えるような雰囲気にしたくて、それを目指した庭づくりをしています。

 

フランスの田舎には、素朴な小さな草花たちが自由に、思い思いに咲いているようなそのままの姿がそこにあります。

小さな庭のものがたり。

小さな庭だけど、自分で選んで植えて育って来た植物たちを年間を通して見ているので、ものすごく愛着があるしどの植物も大切です。そんな植物たちにはいろんな表情があって季節や天気により違う表情を見せてくれます。

そんな植物たちの物語を写真展では表現したくて、タイトル候補をあれこれ考えた結果、一番しっくりきたこのタイトルにしました。

アーティスト・ステートメントを考える

写真を見てくれる人たちのための、指針になるような文章です。または、写真家の考えや写真に込める想いのようなもの、と表現する方もいます。見てくれる人に自由に見てもらいたいという理由から、ステートメントを置かない方も中にはいるそうなので、これは自由なんだと思います。

私は、自分の撮った写真の意味を伝えたかったのでステートメントを考えました。ある程度写真を撮ってから考えて、考えた後に撮った写真も写真展に加えました。

ステートメントの形式に決まりはなく、展示方法も様々です。私は職業がデザイナーなので自分の写真にステートメントを入れたものをイラストレーターで作成して、A4サイズでプリント(プリントはオーダー)したものを展示しました。

Artist statement

展示枚数と展示方法を決める

私は小さめの写真を多めに、合計20枚を展示しました。これはテーマやタイトルが決まり、ある程度写真を撮った段階で枚数と展示方法を決めていきました。

ギャラリーのタイプによっても展示の仕方は変わって来ると思います。私が展示したギャラリーの形状は、L字型。なので、Lの長い側に上下2段の7枚ずつ、L字の短い側に上下3枚ずつを展示しました。

写真展の様子

写真展の様子

写真展の様子

写真展の様子

以下は、展示した写真の一部です。

そこにある小さなものがたり。

そこにある小さなものがたり。

ひとつぶ

そこにある小さなものがたり。

私の庭。

夕陽の中に

ひとつひとつの写真にタイトルをつける場合もありますが、私はつけませんでした。タイトルをつけるかどうかは、自由だと思います。

私自身が写真を鑑賞する場合は、タイトルがついている場合は、写真家の方がどういうイメージで撮ったのか想像しやすいかなと思います。

最後に、写真への想いとか

庭で土をいじっていると、何とも言えない開放感を感じたり、小さなことはどうでもいいように思えたり、まるで旅をしているかのような、運動をした後の感覚とも似ているような、そんな気分になることがあります。

今回の写真展では、春から夏にかけて庭で感じてきた想いを、植物を通して表現しました。

写真は深くて、思ったように撮れないときのほうが多かったり毎回試行錯誤しているのですが、そんな試行錯誤の中でも、きれいな写真よりも、何か誰かの心に残るような写真を撮っていけたらいいなと思い日々カメラを片手に奮闘しています。

 

※ブログの写真は記録としての写真なので、これはまた別です(笑)。ブログの写真はわかりやすさを重視しています。

写真展の開催は初めてのことで準備が大変でしたが、勉強になることがたくさんあり次へ進むための大きなステップになりました。

この記録が、写真展を初めて開催される方の少しでも参考になればいいなと思っています。

写真展でも紹介した庭のバラについては、以下の記事でも紹介しています。

小さな庭でも楽しめる!初心者でも育てやすいバラ、イングリッシュローズとフレンチローズ。

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