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事前にできる台風(防災)対策と災害に備える非常食や資材 – 雨戸やシャッターがない場合

台風の対策

最近の台風は巨大化しているので正直怖いです。

我が家は家の裏に低いけど小さな裏山があり土砂災害の危険がないとは言えないため、2019年10月12日に過去最大かもしれないと言われていた台風19号が関東を直撃したときも最悪の事態を想定して準備をしました。

うちは無事でしたが台風が去った後の報道を見ると、まだまだ準備は甘かったかもしれないと思いました。それくらいに想定外の被害が起きるんだということを台風19号では実感させられました。

2019年10月14日台風19号による被害

引用元:毎日新聞オンライン(台風19号やさしい父母どこに-捜索見守る長男 相模原)

2019年10月14日台風19号による被害

引用元:産経新聞【台風19号】千曲川浸水、最大4.3メートル 長野市、地理院が推計

2019年10月14日台風19号による被害

引用元:NHK News Web(台風19号 浸水被害は3万3000棟超える(17日午前9時))

被害報告を聞く度にどんな対策をしても役に立たないのではないか?と思えてくるのですが、家が無事だった場合には少しでも対策をしておいた方がいいです。

引用元:ANNニュース(YouTube)より – 台風19号の影響で停電続く

私が対策&準備したことは大きく分けると3つです。

  • 強風対策(窓の補強とガラス飛散防止)
  • 停電対策(非常食や水の用意)
  • 不安を軽減する(保険の見なおしや荷物の整理)

他にもあるかもしれませんが私が思いつくのはこの3つで、台風が去った後に報道されている被害を見て思ったのは危ないと思ったら事前に避難する停電対策が重要だと思いました。

実際に直撃した台風19号は事前に報道されていた風の強さよりも雨量の方が予想外に多く、各地で氾濫・浸水・土砂崩れなどの被害が多く報告されました。停電になった場所も多くありました。
24時間雨量(多いところ) 単位:ミリ
12日12時まで 13日12時まで
東北 100 300-400
北陸 300-500
関東甲信 250 300-500
伊豆諸島 250 300-400
東海 500 600-800
近畿 250 200-300
中国 200-300
四国 200 50-100

引用元:国土交通省 – 台風19号について(PDF)

日本の平均降水量は多い月で200mmくらいです。

参考資料:気象庁ホームページ(過去の平均降水量)

平均降水量から考えると、一度の台風で300-500mmとか600-800mmというのは異常としか思えないです。

我が家は輸入住宅に住んでいて雨戸やシャッターが付いてないのでそれも不安で、私は強風対策(ガラス飛散防止)としてベニヤ板を貼り付けたりダンボールを固定したりしました。

ここでは私が実際にやった対策や準備したものを紹介します。

事前にできる台風対策

台風は怖いけれど地震と違って事前にくることが分かっている分、ある程度事前に対策することが可能です。

台風が来た時に参考にしたサイト

台風に関わらず、私が天気をチェックしている時に参考にしているサイトです。

(関東地区限定になりますが)東京アメッシュは雲の動きがほぼ正確にわかるので、雨量を想定して心の準備をすることができます。台風19号では通過する前後は特にずっと観察していました。

東京アメッシュ ※関東限定

レインマップこうべ ※関西エリア限定

気象庁 – 雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)※全国エリア

米軍台風情報(英語)

米軍台風情報がわりと精度が高く正確で、私はいつも気象庁の情報と照らし合わせて確認しています。

上記以外に、地元自治体のホームページも確認しました。

各自治体のホームページでは川がある場合はライブカメラなどで河川情報を見ることができる場合があります。住んでいる地区のホームページを一度チェックしてみるといいです。

台風が来る前に準備した資材とやったことリスト

私は台風が直撃する日の数日前からtwitterなどで情報を集めました。

https://twitter.com/moeru20/status/1181463304784334848

情報を集めた結果、2つのことをポイントに準備をしました。

  • 停電対策(食事、お風呂、冷蔵庫の中)
  • 強風対策(モノの落下で家の破損や近所の家の破損防止)

台風が去った後の報道で都心でも停電が起きて(浸水のため)数日間復旧していない場所もあったので、数日間の食料や水の備蓄は必須だと思いました。

集めた情報から実際に用意したもの&あった方がいいものをリストにしました。
停電した時の対策
  • 水 ※最低2ケースは欲しい
  • 食料品(非常食、缶詰など)
  • ご飯を炊いておにぎりを握っておく
  • キャンドルやランタン、懐中電灯を1箇所に置いておく(暗くなってからでは探せない)
  • 備品の用意(ロープ、ガムテ、電池など)
  • 充電(モバイルバッテリー、PC、カメラ)
  • ペットボトルを何本か冷凍庫に入れておく→停電になったら冷蔵庫に入れる
  • ウェットティッシュ、除菌シート、汗拭きシート
  • お風呂と洗濯機の水をいっぱいに溜めておく
  • ガソリンを満タンにしておく
  • 簡易トイレ(友人はペット用のトイレシートを用意していた)
強風対策(主にご近所に迷惑をかけないため)
  • 庭の飛んで行きそうなものは全て片付ける
  • 大きな植木鉢はフェンスなどに絡めてロープで固定
  • 物干し竿は下に下ろす
  • ベランダの排水口のゴミは取り除く(詰まり防止)
  • ゴミは捨てる
  • 窓の補強(ガラス飛散防止)

私たちは台風が来る2日前に水と食料を買いガソリンを満タンにしました(その時点でガソリンスタンドでは少し列ができていました)。

MEMO

車にガソリンを満タンにする理由は車での移動ができれば便利ということもありますが、カーチャージャーから充電が可能なので電気確保のためでもあります。

水やカップ麺・パンは台風が来る2日前には私たちが住む神奈川県の最寄りのスーパーやコンビニでも売り切れていたし、都心でも同じ状況だったようです。

オット

パンも前日の夕方には売り切れていたぜ。

この日以来我が家では日頃から備蓄を意識するようになりました。海外旅行でも持っていく非常時用のおにぎりや炊き込みご飯は事前に買ってローリングストックとして置いています。

台風が来るかもしれないとわかった時点で準備は始めた方がいいし、全くない状態を避けるためにも水は日頃から余分に置いておいた方がいいと思いました(我が家は日頃から少し多めに備蓄しています)。

養生テープやガムテープはtwitterやメディアでも報道されたため、2日前にはほとんどのお店で売り切れていました(我が家の場合は常備しているので家にある在庫で対応しました)。

台風時に備えて用意するもの

養生テープはガラスの飛散防止にはいいと思いますが、ベニヤを固定するのには(すぐ剥がれるので)向きません。私はベニヤ板を透明テープや布製ガムテープで固定しました。※後述します。

停電に備えてランタンや懐中電灯・キャンドル・ラジオは1箇所に集めておき、予備の電池も用意しました。※暗くなってからでは取り出すのに苦労する可能性があります。

台風時に備えて用意するもの

台風時に備えて用意するもの

このどれもが自宅にもともとあるものですが、前日にホームセンターへ行ったら懐中電灯は売り切れていたので事前に用意しておくことをオススメします。

私はこれら以外にも海外旅行時に必ず持参する小さなLEDライトをいつも持ち歩くリュックに付けていつでも使えるようにしています。

参考までにiPhoneにもライト機能があるのでいざという時は使えます。バッテリーの減りが早くなるのでモバイルバッテリーも必須です。

予算に余裕があれば発電機があると便利です。台風が毎年通過する九州の実家では発電機があり、台風前には必ず準備しています。

被災した人のツイートで停電になったときにシャワーを浴びれなかったり手を洗えないことが嫌だったというものがあったので、汗拭きとりシートや除菌シート・ウェットティッシュも日頃から用意しています。

台風時に備えて用意するもの

モバイルバッテリーやスマホ・PCなどはいざとなった時に使えるように、数日前にフル充電しました。

Anker PowerCore 10000海外旅行にも便利なモバイルバッテリーは【Anker PowerCore 10000】が最小軽量&大容量(2020年9月時点)で女性にもおすすめの理由

我が家はオール電化住宅なので用意しませんでしたが、カセットコンロがあるとさらに便利だし前日にホームセンターへ行ったときには養生テープと同様に売り切れていました。

台風が来る前の強風対策(窓ガラス補強や雑貨の移動)

台風時に備えて用意するもの

我が家は輸入住宅で雨戸やシャッターは付いてないので、この点が一番心配なところでした。
  • 庭にある雑貨を室内または小屋に片付ける
  • 大きな鉢(運べないもの)はロープで固定
  • 窓ガラスの補強

台風19号が直撃する1ヶ月前に15号が関東を直撃したのですが(千葉県で甚大な被害をもたらしました)、庭に植えてあるオリーブの木が傾き倒れそうになったので19号が来る前にフェンスと木をロープで固定しました。

台風に備えて庭の植物を守る

ビニール紐は運べない大きな鉢を固定したりバラの苗を強風から少しでも守るために使いました。

台風に備えて庭の植物を守る

台風に備えて庭の植物を守る

庭にある雑貨やバケツなどは全部室内または小屋に入れて片付けました。

資材は直前では手に入らないことも多いので、日ごろから用意しておいた方がいいです。

私が最後まで迷ったのは窓の補強で、結局前日ギリギリまで対応しました。

輸入住宅のほとんどがそうだと思いますが、雨戸がないことが一番悩ましいことでした。

我が家の場合は風が強く当たりそうな場所のみ、外側からベニヤ板でテープで補強を内側にもガラス飛散防止のためにダンボールを固定しました。

台風時に備えて窓の補強

ダイニングのフレンチドア(観音開きドア)には3つに分けたベニヤ板を布ガムテープで取り付けました。

台風時に備えて窓の補強

裏山から枝などが落ちてきそうなキッチンの窓にはフレンチドアと同じように外側からベニヤ板(一枚)を布ガムテープで貼り付けました。

外からベニヤ板・窓・網戸で網戸が内側にあることがガラス飛散を少しでも和らげます。※完全に防ぐことはできません。

台風時に備えて窓の補強

1階の上げ下げ窓の外側には格子を付けているのでガラスが割れる可能性は少ないと思いましたが、万が一のためにダンボールを間に挟みました。

格子・網戸・ダンボール・窓・カーテンとなるので、最初に何かが当たるとしたら網戸なので飛散防止になると想定 ※あくまでも個人で考えてやっていることで絶対大丈夫だと保証するものではありません。

ベニヤ板を買いに(前日)ホームセンターへ行ったら、同じようにベニヤ板を買って帰る人たちも何名かいました。

オット

もし土砂崩れがあった場合などは意味がないと思うけど、台風通過中にベニヤ板にゴツンと当たる大きな音が何度か実際にあったから破損予防という点ではやってよかったと思うぜ。

台風に備えて用意した非常食

自宅がオール電化なので、2つのことをポイントに非常食を用意しました。
  • 水だけで食べれるもの
  • 日持ちするもの(常温でも保存できるもの)

私たちの場合は非常食を海外旅行に持っていくので日頃から備蓄していますが、台風直撃の数日前に足りない分をAmazonでオーダーしました。※ギリギリ前日に届きました。

非常時や急ぐときにはアマゾンのプライム会員でよかったと思いました。

台風時の停電対策の非常食

アルファ米にはおにぎりもあり、水だけで食べれるので重宝しています(私たちは海外旅行にも持っていくので日頃から備蓄しています)。

台風時の停電対策の非常食

アルファ米おにぎり海外旅行の達人たちに聞いた!食事にストレスを感じないために海外旅行に持っていく非常食

アルファ米の非常食は水だけで用意できるし種類も豊富で、思っている以上に美味しいのでオススメです。

他にも今回用意したものではないですが、うちには5年間保存が可能なビスケットやカンパンなどの保存食も常備してます。

台風時の停電対策の非常食

他にもそのまま食べれるシリアルバーやカロリーメイト・缶詰などを前日に買ってきました。

台風時の停電対策の非常食

慌てていて買い忘れましたがチョコレートもあるといいかもしれません。

自分の住んでいる土地の特性を知っておくことが大事

住んでいる土地の特性を知る

台風19号がもたらした被害の報道を見ていて私が感じたのは、日本のどこにいても絶対に安全な場所はないということ。

東京では大田区田園調布やタワーマンションでも有名な武蔵小杉も多摩川による浸水が起こり、停電や浸水被害が起きていました。

NHK Web News – 浸水被害 田園調布も二子玉川も…多摩川周辺で起きたこと

以前は住むなら平坦な場所がベストだと思っていましたが、平坦な場所でも遠くの川が氾濫して浸水してしまったり地震があれば地盤沈下の心配もあるんだと知りました。

我が家の場合は家の裏に小さな丘があり土砂災害の不安があるように、近くに川があるとか昔はどんな土地だったのか(埋立地だったとか田んぼだったとか)ということを知っておくことで事前に対策できることもあります。

  • 川が近くにある→氾濫や浸水の恐れがある
  • 低い場所に土地がある→浸水の恐れがある
  • 山が近くにある→土砂災害の恐れがある

不安要素は少しでも軽減させるための保険の見直し

私は台風15号が来たときに不安になったので、保険も見直しをしました。

大抵の人が家を購入したり建てたりしたときには火災保険に入ると思いますが、内容を把握していない場合が多いと思います。

地震保険や水災保険はオプションになっていることが多いです。我が家はセコムの火災保険に入っていますが、地震保険には入っていましたが水災保険には入っていませんでした。
ちなみに火災保険には風災や雪災・雷災も含まれるので、雪や風による被害があった場合は火災保険を確認してみてください。保険でカバーできることは意外と多いです。

※例えば雷が原因で電化製品が壊れた場合も、火災保険が適用される場合があります。

雨どいの修理は火災保険でカバーできる雨樋(あまどい)の修理は火災保険(マイホーム保険)でカバーできる!申請の方法を実録から紹介

MEMO

参考までに、セコムのホームセキュリティを付けている場合は火災保険が少しお安くなります。※途中で解約した場合は追加請求があります。

考え方は人それぞれですが、私は少しでも不安を解消したかったので水災保険も含めて全ての保険に入り直しました。荷物も不要なものは処分する方向で片付け中です(避難するときに選びやすいように)。

家を購入したり建てたりしたときには支払う費用が高すぎて保険のことはよくわからないまま加入していることも多いと思います(我が家はそうでした)。
不安がある場合は保険を比較して全体を見直してみてください。結果的に節約につながる可能性があります。

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輸入住宅に住んでいる場合の台風対策まとめ

私たちが実際に台風対策をした内容を紹介しました。

結論としては我が家はたまたま被害には遭わなかったのですが、これは本当にたまたまだったと思っています。次に危険がある場合は事前に避難所へ行くか近くのホテルに避難するつもりです

台風が通過した翌日は地元の神社へ行ってきました。

今ある日常は当たり前のことではなく、今を普通に生活できていること自体が奇跡なんだと思います。災害があったことを忘れないように記録と自戒を込めて記事にしました。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
この記事が少しでも参考になると嬉しいです。

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