私はオランダ・アムステルダムでは強盗に、スペイン・マドリードでは泥かけスリ(未遂)に遭ったことがあります。
夫はパリのメトロでスリ(未遂)に遭ったし、オランダに在住していた頃も滞在歴が長い友人でさえスリに遭っています。
私は身を持って実感しているので、ヨーロッパへ行く時はかなり気をつけて事前に対策を練って行くしヨーロッパで人気があり高価なiPhoneは絶対に人前で出しません。
ここでは実際にスリや強盗に遭った経験から、遭ってしまったときにはどうしたらいいのかを実体験に基づいて紹介しています。
遭わないようにする対策については以下の記事を参考にしてみてください。
盗難に遭ったらやることの手順
私はオランダで強盗に遭った時、財布が入ったバッグごと盗られてしまったので通りがかりの親切なオランダ人に警察まで連れて行ってもらいました。
その時の経験も交えて、盗難に遭ってしまった場合にやることを紹介していきます。
- (iPadやiPodを別に持っているなら)iPhoneの紛失モードをオンにする
- iPhoneは回線停止、クレジットカードなら利用停止手続きをする
- 警察へ盗難届けを出す
- 保険会社へ電話する
- 帰国後に保険請求の手続きをする
iPhoneの〔紛失モード〕をオンにする
iPhoneとは別にiPadやiPodを旅行先に持ってきているなら【iPhoneを探す】Appから紛失モードをオンにします。※紛失する前に使っていたiPhoneで【iPhoneを探す】設定がオンになっていることが前提です。
私は旅行へ行くときはiPadも持って行くので、iPadをサンプルに説明します。
〔iPhoneを探す〕Appを開く
すべてのデバイスからiPhoneを選ぶ
紛失モードを選んでクリックする→必要事項を入力して完了する
参照元:アップルオフィシャルサイト – iCloud: 紛失モードを使用してデバイスをロックおよび追跡する(iPhoneを探す)
iPhoneの回線停止、クレジットカードなら利用停止手続きをする
スマホの緊急停止は契約している携帯会社に、クレジットカードの利用停止はクレジットカード会社に連絡します。
>> au 緊急停止受付窓口
警察へ盗難届けを出す
私自身はオランダのアムステルダでバッグごと持っていかれて現金を持っていなかったので、その場で助けてくれたオランダ人が警察署へ連れて行ってくれました。
警察では状況や場所・連絡先などを聞かれます。
- 被害に遭った場所と状況
- 犯人の特徴
- パスポート番号や滞在先住所
- iPhoneの場合はシリアル番号やIMEI
ひと通りの手続きが終わったら盗難届をもらいます。盗難届はあとで保険の請求にも必要になるので大事に取っておきます。
保険会社へ電話する
私は海外旅行へ行く時はいつも損保ジャパン日本興亜の「新・海外旅行保険【off!(オフ)】」に加入しているのですが、加入すると保険証書に海外の連絡先が必ず書いてあります。
連絡先にあるホットラインに連絡します。※無料で通話できます。
詳細は帰国後に手続きをするので、現地にいる間はとりあえず連絡をするだけでOKです。帰国後の手続きで盗難に遭ったという証明が必要なので警察署へ行ったときにもらっておきます。
盗まれたものがパスポートの場合は大使館へ
パスポートを盗まれた場合はもっと深刻です。
友人がフランスのエクサンプロヴァンスにある教会でパスポートをすられてしまったときは、パスポート再発行のために大使館へ行く必要がありました。
パスポート発行の場合は大使館がある都市まで移動する必要があり、また日本から戸籍抄本などの書類を取り寄せる必要もあるため時間がかかります。※大使館によって必要な書類が異なります。
大使館ではパスポート再発行の手続きを行います。
以下は参考までに・・・
私は万が一に備えて旅の手帳に必要書類の一部(パスポートコピー、証明写真2枚)は必ず入れていますが、あるのとないのとで手続きのスピードが変わってくるので事前対策もしておくことをオススメします。
帰国後に保険請求の手続きをする
帰国後に保険の手続きを行います。
手続き事例については以下の記事を参考にしてみてください。
ヨーロッパで盗難に遭ってしまったらやることのまとめ
ヨーロッパで貴重品の盗難に遭ってしまった時の手順をまとめました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
この記事が少しでも旅の参考になると嬉しいです。