我が家は家の裏に低いけど小さな裏山があり土砂災害の危険がないとは言えないため、2019年10月12日に過去最大かもしれないと言われていた台風19号が関東を直撃したときも最悪の事態を想定して準備をしました。
引用元:毎日新聞オンライン(台風19号やさしい父母どこに-捜索見守る長男 相模原)
#相模原市牧野 では #土砂崩れ が発生。住宅3軒が巻き込まれ、捜索活動が続いています。(玲) #台風19号 #相模原https://t.co/8420caial2 pic.twitter.com/fRSAHtU3ab
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) October 13, 2019
引用元:産経新聞【台風19号】千曲川浸水、最大4.3メートル 長野市、地理院が推計
引用元:NHK News Web(台風19号 浸水被害は3万3000棟超える(17日午前9時))
被害報告を聞く度にどんな対策をしても役に立たないのではないか?と思えてくるのですが、家が無事だった場合には少しでも対策をしておいた方がいいです。
引用元:ANNニュース(YouTube)より – 台風19号の影響で停電続く
私が対策&準備したことは大きく分けると3つです。
- 強風対策(窓の補強とガラス飛散防止)
- 停電対策(非常食や水の用意)
- 不安を軽減する(保険の見なおしや荷物の整理)
他にもあるかもしれませんが私が思いつくのはこの3つで、台風が去った後に報道されている被害を見て思ったのは危ないと思ったら事前に避難する&停電対策が重要だと思いました。
12日12時まで | 13日12時まで | |
東北 | 100 | 300-400 |
北陸 | 300-500 | |
関東甲信 | 250 | 300-500 |
伊豆諸島 | 250 | 300-400 |
東海 | 500 | 600-800 |
近畿 | 250 | 200-300 |
中国 | 200-300 | |
四国 | 200 | 50-100 |
日本の平均降水量は多い月で200mmくらいです。
参考資料:気象庁ホームページ(過去の平均降水量)
我が家は輸入住宅に住んでいて雨戸やシャッターが付いてないのでそれも不安で、私は強風対策(ガラス飛散防止)としてベニヤ板を貼り付けたりダンボールを固定したりしました。
ここでは私が実際にやった対策や準備したものを紹介します。
事前にできる台風対策
台風は怖いけれど地震と違って事前にくることが分かっている分、ある程度事前に対策することが可能です。
台風が来た時に参考にしたサイト
台風に関わらず、私が天気をチェックしている時に参考にしているサイトです。
東京アメッシュ ※関東限定
レインマップこうべ ※関西エリア限定
気象庁 – 雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)※全国エリア
上記以外に、地元自治体のホームページも確認しました。
各自治体のホームページでは川がある場合はライブカメラなどで河川情報を見ることができる場合があります。住んでいる地区のホームページを一度チェックしてみるといいです。
台風が来る前に準備した資材とやったことリスト
私は台風が直撃する日の数日前からtwitterなどで情報を集めました。
沖縄県民の私よりこれから台風直撃する地域にいる皆様へ思いつく限りの対策を全て書いておきます。
水に関しては2Lを6ケース用意してもいいかも。#拡散希望 #台風19号 pic.twitter.com/fTEio0Zy0d
— ねこたにちゃん (@w_inari) October 10, 2019
https://twitter.com/moeru20/status/1181463304784334848
台風19号が接近してきていますね⚠️
沖縄出身の私が、台風対策のためのチェックリストを作ってみたので、ぜひ参考にして下さい!
ちょうど先月、台風で停電を経験したのでその経験が皆さんの参考になればと思います🙏#台風対策 #台風19号 pic.twitter.com/jnJMwNLEuL— クッキー❁ (@fortunetamumu) October 10, 2019
情報を集めた結果、2つのことをポイントに準備をしました。
- 停電対策(食事、お風呂、冷蔵庫の中)
- 強風対策(モノの落下で家の破損や近所の家の破損防止)
台風が去った後の報道で都心でも停電が起きて(浸水のため)数日間復旧していない場所もあったので、数日間の食料や水の備蓄は必須だと思いました。
- 水 ※最低2ケースは欲しい
- 食料品(非常食、缶詰など)
- ご飯を炊いておにぎりを握っておく
- キャンドルやランタン、懐中電灯を1箇所に置いておく(暗くなってからでは探せない)
- 備品の用意(ロープ、ガムテ、電池など)
- 充電(モバイルバッテリー、PC、カメラ)
- ペットボトルを何本か冷凍庫に入れておく→停電になったら冷蔵庫に入れる
- ウェットティッシュ、除菌シート、汗拭きシート
- お風呂と洗濯機の水をいっぱいに溜めておく
- ガソリンを満タンにしておく
- 簡易トイレ(友人はペット用のトイレシートを用意していた)
- 庭の飛んで行きそうなものは全て片付ける
- 大きな植木鉢はフェンスなどに絡めてロープで固定
- 物干し竿は下に下ろす
- ベランダの排水口のゴミは取り除く(詰まり防止)
- ゴミは捨てる
- 窓の補強(ガラス飛散防止)
私たちは台風が来る2日前に水と食料を買いガソリンを満タンにしました(その時点でガソリンスタンドでは少し列ができていました)。
車にガソリンを満タンにする理由は車での移動ができれば便利ということもありますが、カーチャージャーから充電が可能なので電気確保のためでもあります。
この日以来我が家では日頃から備蓄を意識するようになりました。海外旅行でも持っていく非常時用のおにぎりや炊き込みご飯は事前に買ってローリングストックとして置いています。
台風が来るかもしれないとわかった時点で準備は始めた方がいいし、全くない状態を避けるためにも水は日頃から余分に置いておいた方がいいと思いました(我が家は日頃から少し多めに備蓄しています)。
養生テープやガムテープはtwitterやメディアでも報道されたため、2日前にはほとんどのお店で売り切れていました(我が家の場合は常備しているので家にある在庫で対応しました)。
停電に備えてランタンや懐中電灯・キャンドル・ラジオは1箇所に集めておき、予備の電池も用意しました。※暗くなってからでは取り出すのに苦労する可能性があります。
このどれもが自宅にもともとあるものですが、前日にホームセンターへ行ったら懐中電灯は売り切れていたので事前に用意しておくことをオススメします。
参考までにiPhoneにもライト機能があるのでいざという時は使えます。バッテリーの減りが早くなるのでモバイルバッテリーも必須です。
予算に余裕があれば発電機があると便利です。台風が毎年通過する九州の実家では発電機があり、台風前には必ず準備しています。
被災した人のツイートで停電になったときにシャワーを浴びれなかったり手を洗えないことが嫌だったというものがあったので、汗拭きとりシートや除菌シート・ウェットティッシュも日頃から用意しています。
モバイルバッテリーやスマホ・PCなどはいざとなった時に使えるように、数日前にフル充電しました。
我が家はオール電化住宅なので用意しませんでしたが、カセットコンロがあるとさらに便利だし前日にホームセンターへ行ったときには養生テープと同様に売り切れていました。
台風が来る前の強風対策(窓ガラス補強や雑貨の移動)
- 庭にある雑貨を室内または小屋に片付ける
- 大きな鉢(運べないもの)はロープで固定
- 窓ガラスの補強
台風19号が直撃する1ヶ月前に15号が関東を直撃したのですが(千葉県で甚大な被害をもたらしました)、庭に植えてあるオリーブの木が傾き倒れそうになったので19号が来る前にフェンスと木をロープで固定しました。
ビニール紐は運べない大きな鉢を固定したりバラの苗を強風から少しでも守るために使いました。
庭にある雑貨やバケツなどは全部室内または小屋に入れて片付けました。
私が最後まで迷ったのは窓の補強で、結局前日ギリギリまで対応しました。
我が家の場合は風が強く当たりそうな場所のみ、外側からベニヤ板でテープで補強を内側にもガラス飛散防止のためにダンボールを固定しました。
ダイニングのフレンチドア(観音開きドア)には3つに分けたベニヤ板を布ガムテープで取り付けました。
裏山から枝などが落ちてきそうなキッチンの窓にはフレンチドアと同じように外側からベニヤ板(一枚)を布ガムテープで貼り付けました。
外からベニヤ板・窓・網戸で網戸が内側にあることがガラス飛散を少しでも和らげます。※完全に防ぐことはできません。
1階の上げ下げ窓の外側には格子を付けているのでガラスが割れる可能性は少ないと思いましたが、万が一のためにダンボールを間に挟みました。
格子・網戸・ダンボール・窓・カーテンとなるので、最初に何かが当たるとしたら網戸なので飛散防止になると想定 ※あくまでも個人で考えてやっていることで絶対大丈夫だと保証するものではありません。
ベニヤ板を買いに(前日)ホームセンターへ行ったら、同じようにベニヤ板を買って帰る人たちも何名かいました。
台風に備えて用意した非常食
- 水だけで食べれるもの
- 日持ちするもの(常温でも保存できるもの)
私たちの場合は非常食を海外旅行に持っていくので日頃から備蓄していますが、台風直撃の数日前に足りない分をAmazonでオーダーしました。※ギリギリ前日に届きました。
アルファ米にはおにぎりもあり、水だけで食べれるので重宝しています(私たちは海外旅行にも持っていくので日頃から備蓄しています)。
他にも今回用意したものではないですが、うちには5年間保存が可能なビスケットやカンパンなどの保存食も常備してます。
他にもそのまま食べれるシリアルバーやカロリーメイト・缶詰などを前日に買ってきました。
慌てていて買い忘れましたがチョコレートもあるといいかもしれません。
自分の住んでいる土地の特性を知っておくことが大事
住んでいる土地の特性を知る
東京では大田区田園調布やタワーマンションでも有名な武蔵小杉も多摩川による浸水が起こり、停電や浸水被害が起きていました。
NHK Web News – 浸水被害 田園調布も二子玉川も…多摩川周辺で起きたこと
以前は住むなら平坦な場所がベストだと思っていましたが、平坦な場所でも遠くの川が氾濫して浸水してしまったり地震があれば地盤沈下の心配もあるんだと知りました。
我が家の場合は家の裏に小さな丘があり土砂災害の不安があるように、近くに川があるとか昔はどんな土地だったのか(埋立地だったとか田んぼだったとか)ということを知っておくことで事前に対策できることもあります。
- 川が近くにある→氾濫や浸水の恐れがある
- 低い場所に土地がある→浸水の恐れがある
- 山が近くにある→土砂災害の恐れがある
不安要素は少しでも軽減させるための保険の見直し
私は台風15号が来たときに不安になったので、保険も見直しをしました。
大抵の人が家を購入したり建てたりしたときには火災保険に入ると思いますが、内容を把握していない場合が多いと思います。
※例えば雷が原因で電化製品が壊れた場合も、火災保険が適用される場合があります。
参考までに、セコムのホームセキュリティを付けている場合は火災保険が少しお安くなります。※途中で解約した場合は追加請求があります。
考え方は人それぞれですが、私は少しでも不安を解消したかったので水災保険も含めて全ての保険に入り直しました。荷物も不要なものは処分する方向で片付け中です(避難するときに選びやすいように)。
インズウェブ火災保険一括見積もりサービス で主要保険会社を比較する
輸入住宅に住んでいる場合の台風対策まとめ
私たちが実際に台風対策をした内容を紹介しました。
台風が通過した翌日は地元の神社へ行ってきました。
今ある日常は当たり前のことではなく、今を普通に生活できていること自体が奇跡なんだと思います。災害があったことを忘れないように記録と自戒を込めて記事にしました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
この記事が少しでも参考になると嬉しいです。