私は海外旅行へ行く時はヨーロッパに6泊以上で行くことが多いのでスーツケース派です。
これまで20ヶ国40回以上海外旅行をしていて、スーツケースとバックパックを使い分けてきて不便を感じたことはありませんでした。
行く国や都市によってはセキュリティ上も考えて、移動が多い旅のためにソフトキャリーケースを買うことにしました。
何度もショップに出向いてリサーチして、最終的にはイーグルクリーク76ℓに決めました。
▲2019年8月ランスにて / 身長156.5cm
ソフトキャリーケースは何度も買い替えるようなものではないので、とことんリサーチして自分で納得のいくものを選びました。
ここではイーグルクリークに決めるまでに比較した内容や経緯を紹介していきます。
イーグルクリーク ギアウォリアー29(76ℓ)は販売終了し、現在は素材・仕様・強度がさらにバージョンアップした商品が販売されています。一番近いサイズ感が3つあるので商品を選ぶ際の参考にしてください。
- イーグルクリーク ギアウォリアー 4ウィール30
- イーグルクリーク ギアウォーリアー 30
- イーグルクリーク エクスパンスコンバーチブル29
移動型の旅に便利!
ソフトキャリーケースを選ぶまでの経緯
スーツケースとソフトキャリーケースの比較
私が使っているハードスーツケースは81リットル、最終的に選んだイーグルクリークのソフトキャリーケースは76リットルのどちらも中型タイプです。
スーツケースで旅するほうがいい場合はこんな旅だと考えます。
- 滞在型の旅(移動が少ない)
- ワインなどの割れものを含めたお土産を大量に買う予定がある
- 添乗員付きのツアー
逆にソフトキャリーケースのほうがいい場合はこんな旅です。
- 移動型の旅(ヨーロッパは石畳が多く鉄道を利用する機会が多い)
- 荷物が少ない
- 身軽に旅したい
ソフトキャリーケースに求める機能と容量
ソフトキャリーケースに求める機能と容量を決めるにあたって、自宅にあるスーツケースやバックパックを検証しました。
これまで所持していたのは、ハードスーツケースとバックパック。スーツケースは3種類くらいを使ってきて、バックパックは2種類を使い分けていました。
- ハードスーツケース (サムソナイト):サイズ:68x51x27cm、容量:81リットル、重さ:6.9kg
- バックパック(ミレーとドイターの2つ):容量:60リットル
この3つを基準に、ソフトキャリーケースに求める大きさや容量を決めていきました。
- 荷物がたくさん入る
- 中身が壊れにくい
- 頑丈である
- 石畳がある場所は歩きづらい(ヨーロッパは石畳が多い)
- 列車のステップの上り下りがキツイ
- 大きいが故に行動範囲が狭くなる
スーツケースは滞在型の旅や、荷物も運んでくれるツアーにはぴったりです。81リットルという容量は大きさも標準でお土産も余裕で入ります。
- 身軽に旅が出来る(旅慣れて見える)
- 列車のステップの上り下りがしやすい
- 石畳を気にしなくてもいい
- 荷物が多くは入らない
- 容量が大きくなればなるほど重くなる※60ℓくらいがギリギリのライン(156cm女性の場合)
バックパックはヨーロッパの列車のステップに乗るときや石畳の道を歩くときは便利だけど、60リットルサイズを背負って歩くのはけっこう重くて腰にも負担がかかります。お土産もかなり厳選する必要があります。
検証した結果ソフトキャリーケースに求めることは、中型スーツケースの容量(81リットル)よりも少し小さめで、60リットルよりは多くて素材が軽いものが適していると思いました。
素材が軽いことを求めるとハードではなくてソフトということになるから、ソフトキャリーケースとなり最終的には76ℓのイーグルクリークに決めました。
決めるまでの経緯を説明していきます。
ソフトキャリーケースの候補を5つに絞る
百聞は一見に如かずだし、頻繁に買い替えるものでもないし実際使うものだから直に見て決めたいと思ったからです。
アウトドア専門店含めて5箇所くらい実際に見て店員さんにも聞いて、最終的には5つの候補に絞りました。
- ノースフェース ローリングサンダー30(US製)80ℓ
- チャムス ドリフトウッド(US製)80ℓ
- イーグルクリーク(US製)63ℓと76ℓ
- オスプレー(US製)80−100ℓ
- カリマー(England製)80−90ℓ
この5つとも丈夫で本格的なつくりのものですが、デザイン面ではノースフェース / イーグルクリーク / カリマーの3つが好みでした。
イーグルクリーク76㍑に決めた6つの理由
いきなり結論ですが、イロイロ比較検討して私はイーグルクリークのギアウォリアー29、76リットルサイズにしました。
- 車輪がそれなりの大きさと丈夫さを兼ね備えていること
- 素材が軽いこと
- 3WAYではなくて2WAYで、且つ背負う機能がないこと
- 下部が布でなくてプラスチックであることが長持ちのポイント
- 76リットルというベストな容量
- デザインが好き
決め手になったそれぞれの理由を説明していきます。
車輪がそれなりの大きさと丈夫さを兼ね備えていること
そもそもヨーロッパは古い街や村が多いので石畳がある場所も多いです。
そんな中、ガラガラ転がしていくと車輪にも負担がかかってきます。
実際、既にソフトキャリーケース(モンベル、90-100リットルくらい)を使っている夫も3度目のヨーロッパ旅行で車輪が壊れました。
保険でカバーできて修理できたのですが、旅の途中で壊れたら不便なので車輪の丈夫さは絶対条件にしました。
国内でよく使われているキャリーケースに比べたら、この5つの候補の車輪はどれも丈夫で私が求める条件はクリアしていました。
ちなみに5つの中で車輪の大きさ・丈夫さはオスプレーが最強です。
車輪の丈夫さでは最強!
素材が軽いこと
バックパックを背負ったことのある方ならわかる方も多いと思うのですが、50〜60リットルくらいのサイズは荷物が入るぶん重さもかなりのものとなります。
そもそもソフトキャリーケースを買う目的自体が『気軽に移動ができること』なので、重くなると買う意味がなくなるため素材が軽いことは絶対条件にしました。
3WAYではなく2WAYで背負う機能がないこと
3WAYとは、一般的には『キャリースタイル』『バックパックスタイル』『ボストンスタイル』を兼ねたものと言われています。
2WAYは、『キャリースタイル』と『ボストンスタイル』です。
キャリーケースにはハンドルがついているので、背負う機能『バックパックスタイル』が付属するとその分だけ重くなります。
また、背負うことを前提にするならバックパックでいいので背負う機能は最初から除外しました。
世界一周をした方たちのブログに背負う機能が必要かどうか検討した結果、背負う機能のついたソフトキャリーケースを選んで旅して『背負う機能は必要がなかった』と後日談に書いてあるのを読んでますます確信を深めました。
たまにデイパックが付属しているタイプも見かけますが、これも最初から除外しました。
下部が布地ではなくプラスチックであることが長持ちのポイント
下部が布地ではなくプラスチックであることは、けっこう重要です。
ソフトキャリーケースを持って移動するときはハンドルを持ち、キャリーバッグ自体は斜めになります。
そうすると持ち方によっては下部が地面に擦れるので、下部は布地よりもプラスチックのほうが破損しにくいです。
イーグルクリークは下部がプラスチックなので、その点もクリアしていました。
76ℓというベストな容量
ぱっと見てデザインが好みだった、ノースフェース / イーグルクリーク / カリマーの3つを、ひとつひとつ検証していきました。
ノースフェースは見た目がかっこよくてかなり好みでしたが、丈夫でしっかりとした素材を使っているので他製品よりも重さがあります(約4.5kg)。
重さがスーツケースと大差がないので候補から外しました。
カリマーはバッグ自体でひとり立ちができなかったので画像を撮っていません。それ自体でひとり立ちができないのは使い心地としても不便になると思い、候補から外しました。
チャムスは容量(80ℓ)のわりに軽いことがベストでした。
イーグルクリークはデザインはノースフェースと同じくらい気に入ったのですが、見に行ったお店に63ℓサイズのものしかなかったのでこの時点ではチャムスにしようと思っていました。
デザインと色が好みではなく容量も大きいので候補から外したのですが、一応オスプレーも紹介します。
結局のところ容量と軽量でチャムスにするかどうかを迷ったのですが、思いきることができずネットで検索していたところ、イーグルクリークの76ℓサイズがあるお店(A&F)を見つけました。
実際に見に行って容量も申し分なし、これでデザインも好きなイーグルクリークで納得のいくものを見つけた達成感がありました。
イーグルクリークのデザインが好き
ぶっちゃけ、ひと目みたときからイーグルクリークのデザインが一番好きでした。
移動型の旅に便利!
【参考】身長(156.5cm)との比較
私の身長は156.5cmで平均的な標準身長です。
その理由は、夫が使っているモンベルのキャリーケースは容量も90-100ℓでけっこう大きいタイプですが試しにこのキャリーをゴロゴロ転がしたら、大きいが故に歩いているとバランスを崩しやすかったからです。
夫が使っているモンベルは身長156.5cmの私の腰くらいの高さで、他のキャリーケースは腰よりも下の位置になります。
実際にハンドルを手に持ち転がしてみた時、イーグルクリーク76ℓは、転がすスタイルのときにもちょうどいい高さでした。
イーグルクリークの仕様
イーグルクリーク ギアウォリアーの仕様
サイズ:タテ74 cm x ヨコ41.5 cm x 奥行き30.5 cm
メイン以外にはポケットが表面に大きなポケットが1つ、上部に小さなポケットが1つあります。
私はチェックイン時に荷物を預ける時にザックカバーをかけて預けるのですが、そのカバーをくるくる丸めてこのポケットに入れています。
ザックカバーは鍵付きなのでセキュリティ+ソフトキャリーの汚れや破れを防ぐために使っています(以前バックパックに使っていたものをそのまま使用しています)。
表面のポケットは大きくて思った以上にモノが入ります。
イーグルクリーク ソフトキャリー3種類の仕様比較
- イーグルクリーク ギアウォリアー 4ウィール30
- イーグルクリーク ギアウォーリアー 30
- イーグルクリーク エクスパンスコンバーチブル29
ギアウォリアー 4ウィール30 | ギアウォーリアー 30 | エクスパンスコンバーチブル29 | |
---|---|---|---|
サイズ(HxWxD) | 76x44x30cm | 76×40.5×32 | 74x41x31 |
容量 | 95ℓ | 97ℓ | 78ℓ |
重さ | 4.18kg | 3.56kg | 4.3kg |
特記事項 | 車輪が4個 | 背負うタイプ |
イーグルクリーク ギアウォーリアー 4ウィール30
- サイズ:H76xW44xD30cm
- 容量:95リットル
- 重さ:4.18kg
- 耐久性のある4輪ホイール
- 拡張機能で容量変更可能
- アタッチメント搭載(帽子や上着などを引っ掛ける事ができる)
- セントラルロックポイントあり(ワイヤーロックなどを固定して施錠できる)
イーグルクリーク ギアウォーリアー30
- サイズ:H76xW44xD30cm
- 容量:97リットル
- 重さ:3.56kg
- 耐久性向上
- 拡張機能で容量変更可能
- パッド入りタブレットスリーブ搭載
- セントラルロックポイントあり(ワイヤーロックなどを固定して施錠できる)
- 耐久性のある特大のトレッドホイールで石畳や縁石移動に強い
- アタッチメント搭載(帽子や上着などを引っ掛ける事ができる)
イーグルクリーク エクスパンスコンバーチブル30
- サイズ:H74xW41xD31cm
- 容量:78リットル
- 重さ:4.3kg
- 耐久性向上(以前のモデルとの比較)
- 悪路に対応できるホイール使用
- セントラルロックポイントあり(ワイヤーロックなどを固定して施錠できる)
- タブレットスリーブ搭載
- 背負う機能あり(パッド入りウェストベルト付き)
ソフトキャリーケースのデメリット
ソフトキャリーケース同士で比較する上ではデメリットはあまり感じられないので、ハードスーツケースと比べてのデメリットを挙げてみます。
- 割れ物(ワインなど)は入れるのをためらう
- 布製なので耐久性に限界がある
ただハードスーツケースとソフトキャリーケースどちらにもメリットとデメリットがあり使い分けるということが目的でもあるので、ここでデメリットを挙げる意味はあまりないかもしれませんヾ(- -;)。
まとめ
いくつかの種類のソフトキャリーケースを比較検討した結果、『イーグルクリーク ギアウォリアー29』を選んだ6つの理由を紹介しました。
容量76-80ℓくらいが156cm身長の私でも持ち運びしやすく、荷物もある程度入りちょうどいいという結論になりました。
- 車輪がそれなりの大きさと頑丈さを備えていること
- 素材が軽いこと
- 3WAYではなく2WAYで且つ背負う機能がないこと
- 下部が布地ではなくてプラスチックであることが長持ちのポイント
- 76リットルというベストな容量
- ぶっちゃけデザインが一番好き
既に何度か国内でも海外旅行でも使っていますが『イーグルクリーク ギアウォリアー29(76リットル)』すごく気に入ってます!
大きさも重さも156.5cmの私にはちょうどよくて、移動型の旅では重宝しています。
移動型の旅に便利!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。