私はBASEを利用してネットショップを運営していますが、BASEを利用している主な理由は4つです。
- 運営費が無料
- 購入時や発送完了メールが自動で送信される(発送完了時はコメント追加可能)
- 顧客情報や売上など管理が簡単
- クロネコヤマトと連動している(アプリ追加)ので発送が便利
私は以前、ネットショップは開設したいけど支払いの管理が大変そうだからとなかなか踏み出せないでいました。そんなときに実際に使っている友人から便利だと教えてもらったのがBASEでした。
結論からいうとBASEは決済システムや注文管理を含めた多数の機能を兼ね備えていて(無料)かなり便利です。ネットショップも無料で開設&運営できます。
商品が売れたら手数料として6.6%+40円が差し引かれますが、今はメルカリやラクマなどの売買アプリでも手数料6〜10%はかかっているので管理も含めたら安いと思って利用しています。
BASEの機能の一つにTシャツ作成アプリがあります。
ここではBASEの「Tシャツ作成」アプリを使ってTシャツを販売するまでの手順を、一般的にTシャツを制作する場合とで比較しながら紹介します。
Tシャツ作成アプリを使ってオリジナルTシャツを作る場合は、あらかじめIllustratorやPhotoshopなどを使ってデザインができる方向けとなります。気軽に作る場合はオリジナルプリント.jpと連携して作る方法がおすすめです。
オリジナルプリント.jpと連携してオリジナルTシャツやオリジナルグッズを作りたい場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
BASEなどで販売する必要はないという場合は、オリジナルプリント.jp単独で作るこちらの記事も参考にしてみてください。
ネットショップ作成がたった30秒!
BASEの特徴
説明するよりも実際にオープンしているショップを見たほうがわかりやすいと思うので、私自身が実際に開設したショップを例にします。
私は主にアンティーク雑貨を販売したくて開設しましたが、「Tシャツ作成アプリ」があることを知りついでに(笑)Tシャツも販売しています。
ネットショップ『après-demain brocante』をみる
アプリを活用してカスタマイズする(無料)
BASEにはネットショップ運営に必要な機能はほとんど揃っていますが、欲しい機能(アプリ)を追加していくことでさらに自分好みにカスタマイズできます。
以下はBASEの管理画面で、私が実際使っている機能(アプリ)一覧です。全て無料のアプリです。
- Tシャツ作成
- セール(セール割引の設定)
- かんたん発送
- メッセージ(お客様とのやりとり機能)
- 納品書ダウンロード
- 送料詳細設定
- ラベル
- Blog
- カテゴリ整理
- HTML編集
- ショップロゴ作成
この中で便利なのが【納品書ダウンロード】【送料詳細設定】アプリです。
支払い状況もアプリ上で確認できるので、例えば振り込みを確認したりする必要がないのは手間がかからず時間も有効に使えます。
アプリの各機能や詳細についてはオフィシャルサイトを確認してみてください。
BASEでオリジナルTシャツを作るメリットとデメリット
私は会社員時代は広報部でデザインの仕事をしていたので、販促物としてTシャツを作ったこともありますが、一般的にTシャツを制作する場合は、
- 1点だと単価が高く、複数だと安くなる
- 安く作るには在庫を持つことになる
BASEアプリでTシャツを作るメリットとデメリット
BASEでTシャツを作るメリットは2つです。
- 受注生産なので在庫を持たなくていい
- 何種類もデザインを作れる
在庫を持たなくていいことと、何種類もデザインを作っておいて選べる状態にしておけるのはモノづくりが好きなショップオーナーには嬉しい点です。
逆にデメリットとしては以下の2点です。
- Tシャツのサイズ展開やデザインが少ない
- 単価が高い
サイズに関してはユニセックスでS,M,L,XLのみで、小柄な女性にとってはSサイズでも大きめになるところが少し残念な点です。男性なら特に気にすることはないかもしれません。
Tシャツサイズ表
サイズ | S | M | L | XL |
---|---|---|---|---|
身丈(cm) | 66 | 70 | 74 | 78 |
身巾(cm) | 49 | 52 | 55 | 58 |
肩巾(cm) | 44 | 47 | 50 | 53 |
ゆったりめで着たい場合は女性はSサイズをオススメします。
ただBASEにはオリジナルプリント.jpやCANVATHなど他にもオリジナルグッズを制作するアプリがあるので、小さいサイズで作るならオリジナルプリントjpと連携してBASEで販売するのもオススメです。
オリジナルプリント.jpと連携してBASEに出品する方法については、以下の記事を参考にしてみてください。
ちなみにBASEアプリで作成されたTシャツの生地はしっかりしていてある程度の厚さがあるので、個人的所感となりますが品質に関しては問題ないと思います。
透けることもないくらいしっかりとした厚みがあります。
印刷方式の違い
Tシャツを作る時にプリントする印刷方式は、一般的に大きく分けると3つあります。
- シルクスクリーン(最も一般的な印刷方式)
- インクジェット
- デジタル転写
BASEではインクジェット印刷を採用しています。
実際に届いた商品は生地に馴染んだ印刷で印刷に不満はありませんでした!写真は何度か洗濯していますが色褪せも特にありません。
メリット | デメリット | |
シルクスクリーン | ・耐久性がある ・インクの種類が豊富 ・大量に作ると安い |
・プリント箇所が多いと高くなる ・枚数が少ないと高い |
インクジェット | ・着心地が柔らかい ・フルカラーやグラデーションの対応が可能 ・単価が安い |
・色合いに若干の差が出る ・画質が低いと荒れる ・ポリエステル製品にはプリント不可 |
デジタル転写 | ・フルカラーでも同料金 ・フチドリできる |
・質感が平面的になる ・通気性が悪くなる |
引用元:オリジナルTシャツのTakahama – 4種類のプリントについて
私が以前Tシャツを作ったときはシルクスクリーンとインクジェットは価格が高かったので一番安かったデジタル転写を選びました。
デジタル転写はデザインによってはフチが目立ちかっこ悪くなるのでそれが一番気になっていた点でした。※フチを活かすデザインができれば逆にメリットとなります。
以下はBASEでTシャツに関して説明されている一部です。
- 写真や画像などをアップロードするだけでオリジナルTシャツを作成しネットショップで販売することができます。
- Tシャツは受注生産形式となるので在庫リスクは一切ありません。
- カラーは全42色から選択可能。Tシャツのボディは5.6oz(オンス)で素材は綿100%(アッシュカラーは綿95% ポリエステル5%)となっております。
- 印刷は「インクジェットダイレクトプリント」と呼ばれる形式です。アイロンなどを使用した熱転写プリントと異なり生地へ「染色」するため通気性もよく、生地によくなじんだ風合いになります。
生地が薄いと何度か洗濯すると着れなくなるのである程度の厚みは欲しいですが、5.6ox(オンス)は最も標準的な厚みでほとんどのTシャツは5.6ozで作られています。
BASEのTシャツも5.6oz採用です。
Tshirt Clave – オリジナルTシャツを作るときの生地のオンス(oz)の選び方
BASEでオリジナルTシャツを作る手順
- Tシャツ作成アプリから【新規作成】を選択
- 画像データをアップロードする
- Tシャツの色を選択する
- 【作成する】ボタンで終了
1)Tシャツ作成アプリから【新規作成】を選択
2)画像データをアップロードする
必要に応じて配置した画像のサイズと位置を調整する
3)Tシャツの色を選択する
全42色から選びます。
4)「作成する」ボタンを押して作成完了
商品管理画面から商品名、金額などを設定してからショップページへ表示します。
Tシャツの注文が入ったら注文管理画面から発注ボタンを押して、Tシャツの原価を支払い発注完了です。
工場から購入者へ直接Tシャツが発送されます。
詳しい使い方についてはBASE Uオフィシャルサイトも参考にしてみてください。
まとめ
BASE(ベイス)の特徴やTシャツを作成する手順について紹介しました。
- 受注生産だから在庫を持たなくていい
- 豊富なデザインで販売できる
- 発注から到着までは1週間から13日までかかる場合がある
BASEのTシャツ作成は受注生産というところが特にオススメです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この記事が少しでも参考になると嬉しいです。
ネットショップ作成がたった30秒!