プロヴァンスと聞いたらガイドブックにもよく掲載されているリュベロン地方の村を巡ったり、拠点の1つであるアヴィニョンやエクサンプロヴァンスの街を観光することが真っ先に思い浮かぶと思います。
私自身もそうだったのですが、憧れのプロヴァンス地方で実際に住んでいる方のおうちに宿泊することができてさらに家庭料理を作るところから体験できると知ったらワクワクしませんか?
私は初めてフランスのシャンブルドットに宿泊したのは、アヴィニョン郊外にある「ヴィギエール・プロヴァンス」です。
シャンブル・ドットやメゾン・ドットは個人のお宅の数部屋を一般に開放している宿のことをいいます。日本でいうなら民宿、でもどちらかといえばイギリスのB&Bに近いです。
ひとり旅で訪れるのに予約をしたとき家庭料理体験ができるということを知って、こんな機会もなかなかないので興味津々で申し込みました。
朝からマルシェに行って一緒に買い物をして、夕方に料理を作るところから始めて日が沈む前に外のテラスでオーナーご夫妻と一緒に食事をします。
ここではフランスの家庭料理体験を紹介していきたいと思います。
南仏プロヴァンスの家庭料理体験
私は1人旅で滞在したときも夫と2人で訪れたときも、家庭料理体験のオプションを申し込みました。
事前にどんなメニューがいいかをあらかじめ決めておきます。
- 場所: ヴィギエール・プロヴァンスのキッチン
- 人数:2名から
- 料金:90ユーロ(1人あたり)※前菜・メイン・デザートの食材・飲み物を含む。
>> 家庭料理のメニュー ※wordファイルのダウンロード
私自身が興味があったのは、フランスのキッチンのインテリアや家庭で実際に使われている道具や雑貨など。
実際にアンティークでも人気のキャニスターや木製のまな板が使われているのを見るとやっぱりと嬉しくなったり、フランス語で書かれた計量グラスは素敵だなと思って後日アヴィニョンのお店で見つけて買ったりしました。
フランスの方はアンティークも雑貨も飾るためではなく実際に使っているところが素敵だなと思います。私自身もこの体験からそう思うようになり自宅でもアンティークは使うものとして利用しています。
家庭料理体験の1日
家庭料理体験は朝のマルシェへ行くところから始まります。
1. マルシェに行く
一緒に地元のマルシェ(木曜)またはスーパーに野菜や果物を買いに行きます。
フランスのマルシェについては以下の記事も参考にしてみてください。
2. フリータイム
アヴィニョンの街まで送ってもらって16時頃までフリータイムです。
3. 一緒に料理体験
オーナーご夫妻のジェラールさん・葉子さんと一緒に料理体験をします。
メニューは前菜からメイン・デザートまでの4品です。
17時すぎから料理を開始して、19時前には4品全てできあがり。
私はというと途中までは真剣にメモをとりひとつひとつをしっかり見ていたのですが、料理をしながらワインをいただいているうちに途中から気分よくなって見学するだけになりました(笑)。
4. 外のテラスで夕食
料理が出来上がった後、一緒に外のテーブルで夕食です。
夕陽が沈んだ後までいろんなことを話しながらゆっくり夕食をいただくなんて、まさにプロヴァンスならではの過ごし方です。
南仏プロヴァンスで過ごす時間は格別なものがあり、そしてレストランで過ごす時間以上に素敵な時間を過ごしました。
まとめ
フランスのプロヴァンス地方の家庭料理体験を紹介しました。
出来上がった後外のテーブルでワインを飲みながら、英語とカタコトのフランス語混じりで会話を楽しみながら皆で一緒に夕食をとるのは本当に素敵な体験でした。
プロヴァンスで泊まってみたいオーベルジュを勝手にランキングしました!
1位:
ルールマラン郊外にあるオーベルジュです。ミシュラン1つ星レストランがあり、オーナー自ら育てている野菜やハーブを使ったオリジナル料理には定評があります。
ルールマランにあるシャンブルドットです。Booking.comの口コミ評価が9.5(2022年6月時点)という高評価であることやプロヴァンスらしい雰囲気のお部屋や周りの景色に、いつか泊まってみたいと思いました。
3位:Le Moulin, a Beaumier hotel
18世紀からあるオリーブ工場を改装して作られた歴史的な建物をホテルとして利用しているオーベルジュです。石造りの建物がプロヴァンスらしいです。
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