リヨンはフランス第2の都市でフランスの南東部に位置する、美食の街としても知られている街です。旧市街の歴史地区は1998年にユネスコの世界遺産にも登録されました。
パリからは飛行機で約1時間、TGVでは約2時間かかります。リヨンへ行く方法は他にもいくつかありますが、ここではパリからの行き方を紹介します。
- パリからTGV(高速鉄道)で移動(約2時間)
- パリから飛行機で移動(約1時間)
- パリから格安バスで移動(約6時間)
私は数回リヨンへ行ったことがありますが、パリ経由の飛行機で数回、1度はパリのシャルル・ド・ゴール空港からTGVで移動しました。
- 荷物が多い場合はTGV車内への出し入れが不便(飛行機のほうがラク)
- 空港から市内までは移動に時間がかかる
- TGVはリヨン市内パール・デュー駅が発着所である
- 空港からのローヌ・エクスプレスの発着所はパール・デュー駅に近い
私がTGVを利用したときは荷物が多かったので(2人でスーツケース3つ)、鉄道に乗り込むときに運ぶのが少し大変だったことと、車内の荷物置き場が混んでいて荷物を置くことにも苦労しました。
飛行機を利用する場合は空港から移動するときに使う列車、ローヌ・エクスプレス乗り場まで少し歩いたり&切符を買ったりの手間はありますが、基本的にバリアフリーなので荷物を運ぶのはラクです。
ここではリヨンへの行き方を飛行機を使った場合とTGVを使った場合で紹介します。
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フランス第2の都市リヨンへの行き方
リヨンへの行き方は【飛行機】か【TGV】の2つですが、細かく分けると4つあります。
- パリのシャルル・ド・ゴール空港経由で飛行機で行く
- フランス以外の都市経由で飛行機で行く
- パリのシャルル・ド・ゴール空港からTGVで行く
- パリ市内からTGVで行く
パリのシャルル・ド・ゴール空港から飛行機で行く
日本から直接リヨンへ行く場合は、飛行機でパリ経由で乗り継いで行く方が最も一般的でおすすめです。荷物も最終目的地の空港まで運んでくれるので一番ラクで便利です。
日本からパリまで約10〜12時間、パリからリヨンまでは約1時間で移動できます。リヨンのサン・テグジュベリ空港からリヨン市内までは約20〜30分と空港から市内までも近いです。
ただ日本発の昼便で飛行機に乗る場合はリヨン空港到着が夜になるので、リヨン市内へ到着するのが遅くなる場合は一人旅の場合は気をつけます。私たちが夜に到着した日は空港内にあるホテルに宿泊しました。
パリで滞在した後リヨンへ飛行機で移動する場合は、空港までの移動時間を計算に入れる必要があります。※個人的にはTGVをおすすめします。
フランス以外の他国経由でリヨンへ行く
エールフランス航空以外の航空会社を利用してリヨンへ行くという方法です。
全日空やルフトハンザ航空が乗り継ぎがよくて便利ですが、時期によってはエミレーツ航空やトルコ航空がお得な運賃を出しているので、お安く行ける場合があります。
TGVで移動(AIR + TGV)
日本からパリを乗り継いでリヨンへ行く場合、エールフランス航空の予約サイトで検索すると【TGV AIR】という選択肢が出てくることがあります。
>> エールフランス航空オフィシャルサイト – 飛行機+列車を組み合わせた旅行
日本からパリのシャルル・ド・ゴール空港までは飛行機で移動して、シャルル・ド・ゴール空港からTGVで移動するというものです。
この【TGV AIR】を利用する方法と、パリに滞在してリヨンにも行く場合にはパリ・リヨン駅からTGVを利用して移動する方法があります。
- 日本からパリ経由で直接リヨンへ行く場合、空港からリヨンは【TGV AIR】を利用する
- パリに数日滞在してリヨンへ行く場合、パリ・リヨン駅からTGVでリヨンへ移動する
TGV AIR(CDG空港からリヨン・パールデュー駅へ)
【TGV AIR】に関しては個人的にずっと気になっていてどういうものか知りたかったので、実際に使ってみました。
結論から言うと【TGV AIR】は、向き不向きがあります。
詳細は以下の記事を参考にしてみてください。
パリ・リヨン駅からTGVでリヨンへ
パリ市内から移動する場合は、パリ・リヨン駅からTGVを利用すると約2時間弱でリヨンのパール・デュー駅に到着します。
フランス国鉄(SNCF)の見方や予約方法については以下の記事を参考にしてみてください。
余談ですが、私自身は何度もSNCFを利用していますがTGV以外は事前に予約をしたことがありません。フランスに到着してから駅で直接チケットを買うことが多いです。
特にTER(普通列車)は当日プロモーションでかなりお安くなっていることもあるので、当日窓口で買います(自販機で買うとプロモーションフェアは出てきません)。※最近ではアプリで購入も可能なので事前に買ってもいいかもしれません。
TGVに関しては安いチケットから先になくなっていくので、日程が確定している場合は事前に予約をすることをおすすめします。
TGVを利用するメリットとデメリット
私自身がそうなのですが飛行機が苦手という方にとってはTGVはおすすめです。※ただし、遅延も多いので、日本へ帰国するときの乗り継ぎとしてはおすすめできません。
- 飛行機が苦手な人はTGVが安定していておすすめ
- リヨン市内のパール・デュー駅に到着するので移動時間を短縮できる
荷物が多い場合は飛行機での移動がラクです。
- 荷物が多い場合は移動が大変
- 入り口の荷物置き場はすぐにいっぱいになる
私たちはリヨンのパール・デュー駅から乗り込んだときに入り口の荷物置き場が既にいっぱいで、車内奥の荷物置き場まで荷物を運びましたがちょっと大変でした。
格安バスで移動する
私はバスク地方のバイヨンヌからボルドーまで格安バスで移動したことがあります。
ただそのときはフランス国鉄が大規模なストライキを行っていて、予約していたTGVが利用できなくなったからなのですが、格安バスもメリットとデメリットがあります。
- バス乗り場が市街地で離れていることが多い
- 時間がかかる
- 荷物に制限がある
メリットはなんといっても価格が安いこと。荷物が多くなく時間に余裕があるときは選択肢としておすすめです。
鉄道はもちろん、格安バスや飛行機などを一括で調べるにはOmioが便利です。
サン・テグジュペリ空港(リヨン空港)⇄市内の移動
サン・テグジュペリ空港からリヨン市内(パール・デュー駅)への移動
他の交通手段はタクシーや路線バスという選択肢もありますが、タクシーは高いし路線バスは荷物の多い旅行者には現実的ではありません。
リヨンの主要駅パール・デュー(Lyon Part-Diau)駅
パール・デュー駅はリヨン空港から発着するローヌ・エクスプレスやパリや他の都市からのTGVが発着するリヨンの主要駅です。
比較的治安は安全ですが、駅周辺にはホームレスや怪しい人もうろうろしているので気をつけるにこしたことはありません。パール・デュー駅については以下の記事も参考にしてみてください。
リヨンへの行き方 まとめ
パリからリヨンへの行き方を紹介しました。
- パリからTGV(高速鉄道)で移動(約2時間)
- パリから飛行機で移動(約1時間)
- パリから格安バスで移動(約6時間)
リヨンは美食の街でもあるのでレストランやビストロ巡りが楽しい街です。
リヨンやリヨン近郊の街や村については以下の記事を参考にしてみてください。
この記事が少しでも旅の参考になると嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
フランス旅行のまとめについては、以下の記事を参考にしてみてください。
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