奄美出身の建築家、山下保博さんによってプロデュースされた「伝泊」は、「伝泊 古民家」「伝泊 The Beachfront MIJORA」「伝泊 奄美 ホテル」の3タイプと、ドミトリー型の伝泊 フレンドリー(伝泊 奄美 ホテル 別棟)があります。
「島のひとと対話する宿」
というコンセプトでつくられたのが「伝泊 奄美 ホテル」。
私は奄美大島で生まれ育ったので、このあたりのことも、もともとスーパーだった頃からよく知っています。今回は夫と実家へ里帰りした際に宿泊してきました。
島のひとと対話する宿、伝泊 奄美 ホテル
空港から車でゆっくり走って約15分、赤木名という集落の中心にある「まーぐん広場」。ここの1階はもともと地元の人がよく集うスーパーマーケットでした。
改修後は複合施設として蘇り、1階には島の伝統料理を楽しめる食堂や島の伝統工芸品・お土産品を取り揃えたショップ&ギャラリー「奄美マーケット」が併設されています。
コロナの影響で2022年8月現在イベントは開催されていませんが、地元の人たちがここに集まり交流をする場としても開放されている「まーぐん広場」。
まーぐん広場がある1階と吹き抜けでつながっている2階が「伝泊 奄美 ホテル」として利用する宿泊施設です。空港から近く、徒歩約10分の場所には食料が調達できるAコープ、歩いて5分もすると静かな海辺も近いことから密かに人気のあるホテル。
黄色いのれんをくぐるとそこがチェックイン/チェックアウトをするフロントデスクで、2階へ上がるエレベーターがあります。
「伝泊 奄美 ホテル」のお部屋は全部で3タイプ。
- ラグジュアリーツイン(1〜2名)
- デラックスツイン/ダブル(1〜2名)
- スーペリアシングル / スタンダードシングル(1名)
私たちが予約したお部屋は予約時に残り1室だったラグジュアリーツイン。
部屋に入った瞬間に感じた開放感はおそらく天井の高さから。ラグジュアリーツインとデラックスツインの違いはこの天井の高さとソファがあるかないかです。
梁をそのまま見せる形で残しているところが美しい。
お部屋は白を基調にスタイリッシュにまとめられています。寝具はイタリア製マニフレックスを利用しているんだそう。それはどのタイプのお部屋も同じです。
夫婦で宿泊するとどの場所を自分の場所として確保しようかと最初に思いますが、夫はカウンター側、私はソファ側を選びました。このソファでリラックスしながら読書をしたり、ちょっとパソコンで調べ物をしたり、、といったときにも重宝します。
湯沸かしポットと一緒に添えられているのはコーヒーと、奄美ならではの月桃茶。
冷蔵庫の中にある、カラフェに入った水は無料です。
機能的でスタイリッシュなバスルームはとても広々としていて使いやすいのですが、一番驚いたのはトイレのボタンでした。どこまでもスタイリッシュ。
バスタブはなく、シャワーのみとなります。
伝泊 奄美 ホテルの設備
- シャンプー/トリートメント
- ヘアドライヤー
- 歯ブラシ
- タオル
- 洗面グッズ
- スリッパ
- 冷蔵庫
- エアコン
- ドリンク(コーヒー/月桃茶/ミネラルウォーター)
- 携帯充電ケーブル(フロント貸出)
- 寝具はイタリアの寝具ブランド「マニフレックス」の製品使用。
- Wifi完備
私たちが宿泊したお部屋は、右側の206でした。ラグジュアリーツインとデラックスツインの差額は数百円なのでお好みで選ぶといいかもしれません。
2階にある共用スペースにはガイドブックや本などがあり、自由に読書したり歓談したりして過ごすことができます。
伝泊 奄美 ホテル
- 〒894-0511 鹿児島県奄美市笠利町大字里50−2
- チェックイン時間:15:00〜19:00
- チェックアウト時間:10:00
※スタッフは19時以降は不在となるため、入り口とお部屋の鍵2つが渡されます。
伝泊 奄美 ホテルを予約するには
伝泊 奄美 ホテルは公式サイトまたは、楽天トラベルなどから予約が可能です。
●伝泊 奄美 ホテル公式サイトから
●ホテル予約サイトから
伝泊 奄美 ホテル周辺のお店など
Aコープ奄美 笠利店(スーパー)
伝泊は他にもタイプの異なる宿泊施設があるので、ぜひご覧になってみてください。
奄美に来てどんなふうに過ごしたいのか、奄美の古民家で住むように過ごすのか、目の前の海を眺めて波の音に耳を澄ましながらリゾート気分を満喫するのか..どのタイプの宿も想像力を刺激されること間違いありません。
伝泊 奄美 ホテルから徒歩5分〜数分くらいで行ける赤木名の海。遠浅なのである程度の距離までは歩いていけます(途中から深くなっている箇所があります)。観光地ではないので人も少なく静かで波と時折風の音が響くだけ、朝夕は散歩をする地元の人もちらほら見られます。
潮が引いていれば砂浜でヨガをしたり瞑想をしたりして過ごすのにも最適です。
奄美の古民家で住むように過ごす




目の前の海だけをただ眺めて波の音に耳を澄ます




コメントを残す