我が家のキッチンには、小さなパントリー(食料庫)があります。
パントリーやキッチン棚など、収納スペースがあると生もの以外の食料品や食器など、まとめて入れておけるので便利ですよね。
私も少しでも収納スペースが多いと嬉しいし、重宝しています。
でもこのスペース、有効に活用できていますか?とりあえず何でも突っ込んではどこに何があるかわからなくなっていたりはしませんか?
はい、これは数年前までの私自身のことです( ̄ー ̄;。
私はインテリアやアンティーク&ナチュラル雑貨が大好きです。でも収納に関しては苦手で、パントリーのドアを開ける度に、ふう〜っとため息をついてどうにかしたいと思っていました。
片付けが得意ではなかった私が、一念発起して収納に力を入れて、今では使いやすいだけでなく、見て嬉しくなる収納になった過程を今日は紹介していきたいと思います。
現在のパントリー
我が家のパントリーは、ダイニングのすみっこにあります。それほど大きくはないのですが、あると便利で重宝しています。
パントリーの大きさ
奥行き45cm x 幅91cm x 高さ170cm
収納を見なおす前の問題点
収納を見なおす前の問題点は、大きく分けて3つありました。
- モノがあふれすぎている
- どこに何があるかわからない
- 奥にあるものは取り出せない
パントリーの収納をどう工夫していったのか、ひとつひとつ説明していきたいと思います。
洋書の美しい収納を見て、アイデアを得る
使いやすい収納にするのにどうしたらいいか?と考えてまずやったことは、洋書を参考にすること。キッチン収納を紹介している洋書で、素敵だなと思うページに付箋を貼って、何度も何度も眺めてはどうやったら近づけるかを考えました。
私はフレンチカントリー系のインテリアや雑貨が大好きなので、インテリアの一部としても楽しめる洋書を参考にしましたが、Pinterest を見ても参考になります。(Pinterestは仕事でデザインアイデアを得るために活用しています。)
カテゴリーは、【kitchen】【french Interior】【storage】などで検索すると素敵インテリアが見つかります。
付箋でチェックしたたくさんの美しい収納を見ていくうちに、美しいと思う収納には共通点があることに気付きました。
- 種類別にまとめて使いやすくしている
- 収納雑貨は同じものを2つ以上使って統一感を出している
収納を改善する手順
なんとなくこうしたい、というイメージが沸いても具体的にどうしたらいいかわからなかったので、まずメインの収納を決めてから、細かいところを決めていきました。
手順は以下の通りです。順番は結果的に以下の順になりましたが、その都度試行錯誤しながら進めていきました。
- 現状を知り分類する(不要なものは捨てる)
- カテゴリーを決める(大きさ別・種類別)
- パントリーの大きさを計る
- カテゴリー別に収納する場所を決める
- 棚を増やす
- 完成
現状を知り分類する(不要なものは捨てる)
現状を知ることはすごく大切で、これは全ての収納に当てはまります。
私がまずやったことは、パントリーに入っているものを全部出して、カテゴリー別に分類していくことでした。面倒な作業に思えるかもしれませんが、ここでしっかり考えておくと無駄遣いもなくなるし、後々リバウンドもありません。
分類した結果はだいたい以下のようになりました。
- ドリンク類
- 乾物類(ラーメンやうどん、蕎麦、パスタ類など)
- 缶詰類
- お菓子
- 粉類、調味料のストック
- お茶類のストック
分類したら、パントリーに入れたほうがいいもの、そうでないものを考えて、ペットボトルは他の場所にまとめて収納することにしました。
同じカテゴリーのものは1カ所にまとめることで、無駄がなくなり探しやすくなります。
パントリー内の収納は、ドリンク以外のもので場所を考えていきました。
- 頻繁に使うものと時々使うものを分ける
- 取り出しやすさを考える(奥に入れると取り出しにくい)
収納する場所を決める
収納する場所を決めることも、実はすごく重要です。
私は片付けの基本を以下の本からヒントを得ました。
場所を決める(=住所を決める)ことでストックできる量が決まります。量が決まると、今は予備は必要ないとか買っておこうとか判断ができるので、無駄に買うことがなくなります。
この本は最初に収納を見直したクローゼットのときに参考にしました。パントリーもクローゼットの収納見直しの経験が役に立ちました。
大体の場所を決めたら、そこに収める収納雑貨を探していきました。
目安となる雑貨を見つけたらノートに書き留めて、リストアップしていきました。
大きなもの、決まっているものから収納雑貨を決める
目安となる収納雑貨が決まったら、大きくスペースをとるもの、パスタや砂糖など保存系のものから雑貨を揃えていきました。
以下の3つ「ワイヤーバスケット」「保存瓶」「パスタ瓶」は、統一性を出すために2つ以上同じものを揃えました。
アンティーク風ワイヤーバスケット
42 x 32 x 22 cm →4個購入
非常食(カレー、袋ラーメンなど)やお菓子類は細かくてごちゃごちゃしているので、1つのカテゴリーとして、大きなワイヤーバスケットに分けて入れることにしました。
収納を手前と奥に分けずに1つの引き出しとして使いたかったので、ここの収納はパントリーの奥行きの長さに合うものを探しました。
ワイヤーバスケットの中にはもともと使っていた100均で買ったプラスチックのケースを入れて分類に使ったり、手前にはリネンの布をかけて目隠ししたりして工夫しました。
ワイヤーバスケットを選んだ理由は、アンティーク雑貨が好き=見た目にオシャレ=大きくて取り出しやすいからです。
ル・パルフェの保存瓶
砂糖類、ティーバッグ、海苔などは保存瓶に入れています。
同じ瓶を使うことで統一感が出るので、見た目にもスッキリして見えます。
私は、ル・パルフェの保存瓶のいくつかのサイズを使い分けています。画像にあるものは高さが17.5cmのものですが、このサイズが一番使いやすいです。
パスタジャー
パントリーの収納を見直していた頃、我が家ではパスタが大好きでよく食べていたし種類も多くストックしていました。(現在はあまり食べないのでそろそろ見直します)
パスタジャーはニトリでまとめ買いして、ラベルは手作りしたものを使いました。ラベルにはパスタの種類とゆで時間などを記載しています。
その他の収納雑貨を決める
メインの収納雑貨が決まったら、その他の雑貨を探して決めていきました。
布製のカゴや持ち手のあるカゴ
ストック系の紅茶類や缶詰類は布製のカゴに入れて後ろへ、手前に持ち手のある取り出しやすいカゴバッグを置いてよく使うものなど(トマト缶など)を入れます。
布製のカゴは伸縮性があるので多少大きさが違っても調整が利くので使い勝手がいいです。持ち手があるカゴを手前に置くことで、奥のものを取り出すときのストレスもありません。
エッグバスケットや木製のボックス
一番下のスペースには、自家製梅酒やお菓子作りに使うリキュールやシロップ類、大きな木箱にふだんは使っていない雑貨や瓶類などを入れました。
小さな瓶類(シロップ類)はワイヤーバスケット(エッグバスケット)にまとめて入れることでまとまり、取り出しやすくしました。
大きな木箱には、予備の瓶やお客様が来た時に使う雑貨や食器類など、滅多に取り出さないけれど時々使うものを入れています。
大きなカゴ
ある程度の場所が決まってきたところで、残りの食材をどうするか考えました。パスタジャーは高さがあり取り出しやすいほうがいいので、真ん中の大きなスペースに、その空いたスペースには玄米を入れるガラスジャーと、大きなカゴに乾物類(うどんや蕎麦、予備のパスタ)を入れています。
パントリーに入れているガラスジャーは3ℓサイズで玄米専用として使っています。
棚を調整して追加する
ある程度の収納が決まった時点で、棚の調整をしました。
雑貨の高さぎりぎりで設定すると、取り出しにくくなるので、少し余裕を持って間隔を空けました。ワイヤーバスケットを置いている箇所と一番下の木製ボックスを置いている箇所だけ上に1cmくらい、他はわりと適当です。
我が家のパントリー内の棚は可動式の棚なので自由に動かすことが出来ますが、棚板は3枚しかなかったので足りない棚板はホームセンターで調達して追加しました。
棚を調整したら、スペースが少し空いたので、空いた上のほうには食器類やお土産でいただいたお茶などを収納しています。
まとめ:大切にしていること
パントリー収納の見直しの手順と、収納雑貨について紹介しました。
- 現状を知り分類する(不要なものは捨てる)
- カテゴリーを決める(大きさ別・種類別)
- 収納する場所を決める
- 収納雑貨は同じものを2つ以上使うことで、統一感を出す
- 奥と手前に分ける場合は、手前に持ち手のあるバスケットを置くことで取り出しやすくする
私が収納において大切にしていることは、見て嬉しくなること、何がどこにあるのかわかりやすいこと、この2つです。
私はパントリーの収納を見直してからは、ドアを開けておくことがもったいなくってしばらく開けっ放しにしては眺めてニンマリしていました。笑。収納を見直すことは、自分自身の心の整理にもつながるような気がします。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
少しでも参考になれば嬉しいです。