私自身はフォトグラファーとして活動していて、愛用しているカメラはNIKONのd810です。
ごく最近思いつきと勢いでYouTubeでvlogを発信し始めました。
- YouTube撮影はiPhone Xを利用して撮影
- ときどきNIKON d810/d7100で撮影
全くの初心者で動画を撮り始めて、今の時点では何もかも発展途上のあまりお見せするのは恥ずかしい状態ですが、それでも10数本経ったところで欲が出てきました。
動画撮影はiPhone X以外にNIKONでも撮影していますが、(私の技術の問題もありますが)写真の撮影と比べてピントの合わせ方が動画撮影では難しいと感じるのと、重さがネックで移動しながらの撮影では手ブレが発生してしまいます。※iPhone利用の場合はジンバルを利用することで手ぶれの問題は解決します。
こんな欲望が私の中でどんどん膨らんでいきました。
結論から言えばSONYのミラーレスカメラ、 α7cを購入したのですが、ここに至るまでの過程と、それまでに調べたことなどを備忘録として書いていきたいと思います。この記事が誰かの参考になれば嬉しいです。
SONYのミラーレスカメラα7cを購入するまでに検討したこと
そもそも私は動画用としてカメラを新たに購入するつもりはありませんでした。
YouTubeでvlogを発信し始めたのは「編集技術を身につけたい」「フランスへ再び行けるようになったときに現地から発信できるように準備しておきたい」という理由からだったので、そもそも動画のことは全くわからないので機材にこだわることは一切考えていませんでした。
それがある日、私のvlogを見てくれた方からの一言「シネマティックなvlogが合っているかも」で、「シネマティックなvlogってなんだろう?」から調べ始めて沼にハマりました。
vlogとは?シネマティックとは?
そもそもvlogとはなんだろう?から調べ始めた私です(笑)。
「Vlog」とはVideo blogの略で、平たく言うと、自分の好きなことを文章で表現する一般的なブログの動画版です。引用元:SONYオフィシャルサイトより
私は今ここでブログを書いていますが、ブログの動画版なんだと思ったらなるほど!って思いました。
じゃあ、シネマティックとはなんだろう?と思いますよね。
シネマティックで検索するといくつか出てきますが、私がいいなあと思ったものをここに挙げたいと思います。興味があればご覧になってみてください。
ここまで本格的なものは難しいので(特に2番目はドローンも使っているので。笑)、目指したいのは以下のようなvlog。どちらもほっこりと優しい素敵な人気vlogです。
趣味は、暮らし さん
動画撮影に向いているカメラがあることを知る
いくつも動画を観ていくことで気づいたことが3つありました。
- 動画の色合い
- 角度の切り替え
- いい感じのボケ感
雰囲気のいいvlogは、色合いを含めたこの3つが入っていると思いました。細かく言えばフォントの選び方や文字の配置などもありますが、これらは編集ソフトやセンスを磨けば(回数をこなせば)なんとかできそうです。
候補に挙げたミラーレスカメラ
買うかどうかは別として、興味が出たら調べずにいられない性格から(笑)、動画向きのカメラを調べていきました。
私が候補に挙げて調べたのは、SONYαシリーズです。
動画に関しては全くわからなかったので、この4つをYouTubeを見たり記事を読んだりしながら調べていきました。仕様で重点を置いたのは「重さ(サイズ)」と「オートフォーカス」です。
私は静止画の撮影でNIKONのd810という1キロ越えのカメラを既に持っていて使っているので、旅行へ行く時のことを考えたら軽いことは必須だと思いました。
また動画を何本か撮って大切だと思ったのは、自撮りをしているときにフォーカスしたい箇所を追尾して撮影してくれるかどうかもけっこう重要だと思いました(そして後ろや前にボケ感を出したい)。
SONY α7IIとα7IIIの違い(気になる点だけ抜粋)
α7II | α7III | |
価格 | – | – |
発売日 | 2014/12/5 | 2018/3/23 |
サイズ |
約126.9(幅)x 95.7(高さ)x 59.7(奥行き)mm(グリップからモニターまで) |
約126.9(幅)x 95.6(高さ)x 73.7(奥行き)mm、約126.9(幅)x 95.6(高さ)x 62.7(奥行き)mm(グリップからモニターまで) |
質量 | 556g(本体のみ) 599g(バッテリー、メモリカード含) |
565g(本体のみ) 650g(バッテリー、メモリカード含) |
レンズ | ソニーEマウント | ソニーEマウント |
カメラ有効画素数 | 約2430万画素 | 約2420万画素 |
画質モード | RAW、RAW+JPEG、JPEGエクストラファイン、JPEGファイン、JPEGスタンダード | RAW、RAW+JPEG(エクストラファイン、ファイン、 スタンダード)、JPEG(エクストラファイン、ファイン、スタンダード) |
4K動画対応 | × | ● |
ピクチャーエフェクト | 13種類 | 8種類 |
ロックオンAF | ● | ● |
瞳AF | ● | ● |
測光モード | マルチ測光、中央重点測光、スポット測光 | マルチ測光、中央重点測光、スポット測光(標準/大)、画面全体平均測光、ハイライト重点測光 |
タッチパネル | × | ● |
サイレント撮影 | × | ● |
手振れ補正 | 4.5段階 | 5段階 |
α7IIIにだけある特徴
- 動体追従感度
- AF駆動速度
- AF制御自動切り換え (AF-A)
動画に関していえばα7IIIのほうが間違いなくおすすめです。
SONY α7IIIとα7c、α6600の違い
※α7IIIとα7c、α6600はフルサイズとAPS-Cという大きな違いがあります。
α6600はAPS-Cですが、α6600のAF(オートフォーカス)機能と軽さには魅力があったので、動画撮影にはどちらがいいのか(あとで後悔したくないので)この3つで比較していきました。
α7III | α7c | α6600 | |
価格 | – | – | – |
発売日 | 2018/3/23 | 2020/10/23 | 2019/11/1 |
規格 | フルサイズ | フルサイズ | APS-C |
重量 | 565g(本体のみ) 650g(バッテリー、カード含) |
424g(本体のみ) 509g(バッテリー、カード含) |
418g(本体のみ) 503g(バッテリー、カード含) |
実動画撮影時 | ファインダー使用時:約115分、液晶モニター使用時:約125分(CIPA規格準拠) | ファインダー使用時: 約140分、液晶モニター使用時: 約140分 (CIPA規格準拠) | ファインダー使用時:約140分、液晶モニター使用時:約150分(CIPA規格準拠) |
シャッター速度 | 静止画撮影時:1/8000-30秒、バルブ、動画撮影時:1/8000-1/4(1/3ステップ)、AUTO 1/60まで、オートスローシャッター1/30まで | 静止画撮影時 (メカシャッター): 1/4000-30秒、バルブ、静止画撮影時 (電子シャッター): 1/8000-30秒、動画撮影時: 1/4000-1/4 (1/3ステップ)、AUTO 1/60まで、オートスローシャッター1/30まで | 静止画撮影時:1/4000-30秒、バルブ、 動画撮影時:1/4000-1/4(1/3ステップ)、AUTO 1/60まで、オートスローシャッター1/30まで |
タッチパネル | ● | ● (タッチシャッター / タッチフォーカス / タッチパッド / タッチトラッキング) | ● |
メモリスロット | 2箇所 | 1箇所 | 1箇所 |
液晶モニター | チルト | バリアングル | 180度チルト可動式 |
3機種の違い
- AFに関してはα7cが抜群にいい(タッチパネルでAF設定可能)
- シャッター音はα7IIIのほうがいい(プロっぽい)
- シャッタースピードは1/8000は上記の3機種ではα7IIIだけ
- α7IIIはカスタムキーがある
- ファインダーの位置がα7cとα6600はサイドにある(α7IIIは真ん中)
- α7cとα6600はメモリスロットが1箇所のみ
- バリアングルモニターはα7cのみで、自撮りするならバリアングルがいい(α6600の180度チルトも自撮りに適するように作られている)
※フルサイズとAPS-Cの違いは画角の違いなので、レンズを使用するときに大きく差が出ます。
比較動画を何本か見て思ったことが3つありました。
- αシリーズを初めて使うなら、α7cがいいかもしれない(操作性を比べることがないから)
- 静止画も含めて仕事にも使うならα7IIIがいいかもしれない(モデルさんはシャッター音でリズムにのってポージングする人も多い / バックアップ用としても使えるようにメモリスロットが2箇所にある)
- 持ち歩く前提なら、より軽いα7cがいいかもしれない(軽さは正義)
私は何度かヨドバシカメラに行って、実際に手に持って重さを確認したり、疑問点は店員さんに聞いたりもしてきましたが、α7IIIとα7cは機能的には大きな違いはないということがわかりました。
動画撮影に関しては、発売が新しいα7cのほうがより機能が優れているということもわかりました(発売期間の差が関係しています)。
- α7cはタッチパネルでオートフォーカス指定ができる←これがすごくいい!
- AF機能がα7IIIよりもα7cのほうが優れている
- α7cはバリアングルモニタなので自撮りに適している
発売がα7IIIより後に販売されたα6600やα7cのほうがAFは優れていて、動画撮影に関してなら機能はほとんど同じではないかと思うくらいです。※フルサイズとAPS-Cという違いは大きな違いですが。
備忘録として… チルトモニタの場合でも、このアイテムがあったら便利で良さそうです(すぐ売り切れになりますが、ときどき入荷されます)。※ただし装着した分だけ重くなります。
vlog セルフィー自撮りアクセサリ *チルトモニターのカメラを既に使っている場合
SONY VLOGCAM ZV-E10とは?
VLOGCAM ZV-E10はvlogに特化したミラーレスカメラで、動画を始めたばかりの人でも手軽にいい感じの動画が撮れるカメラです。
動画だけを趣味で撮るならこれでもいいかな〜と迷いました(笑)。←選択肢から外した理由は、性格上、のめり込んだら突き詰めていきたくなるので最終的にはα7cかα7IIIがほしくなるだろうと思ってやめました。
SONY VLOGCAM ZV-E10をSONYのオフィシャルサイトでみる
お得にお買い物をするには?どこでカメラを買ったらいいのか?
私が所有しているカメラは最初の頃は中古の存在を知らなかったのでほとんどをヨドバシカメラで新品で購入しています。でも今は、中古もなかなかいいと思っています(笑)。
中古なら、
が個人的には好きで、どちらも店舗にも何度も通っていて(笑)、店舗でもネットでもどちらでも購入したことがあります(NIKKORレンズや、相方のX-Pro2本体+レンズなど)。
ただ今回のSONYのα7Cはヨドバシカメラで新品を購入しました。
その理由は、もともとマップカメラで中古品を買うつもりで調査に行ったところ、行った時のタイミングがタイムセール+店員さんが売りたかったタイミングだったみたいでかなりのお値引き価格になったからです。驚くくらいの値引きだったので、これは買わないと後悔する!と思い即決しました。
- 同じヨドバシカメラ(あるいはビッグカメラなど)でも店舗により価格に違いがあるので、事前にチェックして「〇〇店舗ではいくらでした」と言うと値引きしてもらえる可能性がある
- メーカーのキャッシュバッグキャンペーンを調べる(年に1〜2回ペースで開催されている)
- お盆期間やGWなどはセールを行っているが販売状況により最終日に値引きされる可能性がある
- 下取りするものがある場合は、買取価格がアップすることがある
私は用事があって立ち寄ったヨドバシカメラで、この全てをクリアした上でさらにお安くなっていたので即決してしまいました。これで買わないと後悔すると思ったので!!
また、ポイント還元のあるお店では、支払い回数を分けてポイントを利用するというのは常識ですね!
SONYのミラーレスカメラα7cを購入するまでに検討したことのまとめ!
SONYのミラーレスカメラα7cを購入するまでに検討した諸々を備忘録として書いてみました。
カメラを買ったら最初にすることは、液晶モニターに保護フィルムを貼ることです。これは必須です!
α7cについてはまた別途、レビューをしてみたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この記事が少しでも参考になると嬉しいです。
満足価格で高価買取中!