イスラエルといえば真っ先に思い浮かぶのが闘争の論点ともなっているエルサレム、そしてユダヤ教なんですが、イスラエルにはハムサと呼ばれるお守りが存在することを働いているうちに知りました。
ハムサ(アラビア語: خمسة, khamsa は、主に中東、マグリブ地方で使われる邪視から身を守るための護符である。イスラム社会ではファーティマの手あるいはファーティマの目としても知られ、中東のユダヤ教徒社会(ミズラヒムなど)ではミリアムの手(Hand of Miriam)あるいはアイン・ハー=ラーア(עַיִן הָרָע ‘ayin hāRā‘、悪い目、「邪視」)として知られる。Wikipediaより
※以前Yahooブログ(現在はamebroへ内容だけ移行)で書いた内容と重複します。
ハムサを入手する具体的な方法については書いてなく、ただの自己満足な記録なので入手方法を知りたくてこのブログに辿り着いた場合はそっと閉じてください。
イスラエルのお守りとして定番になっているハムサ(Hamsa)
ハムサはイスラエルへ行くとよくお土産屋さんでも売られている手の形をしたお守りです。
※画像はPixabayよりお借りしました。
ハムサ(Hamsa)とは
そもそもハムサ(Hamsa)とはなんだろうと調べてみました。
About Hamsa / カバラのアート、ハムサについて
1500年以前の昔から人々の間で広汎に使われてきている「ハムサ」は、セム語の語源からは数字の「5」を意味する、神の加護の手を表すものです。手の形をしたお守りは邪悪な目から私達を守る魔よけのお守りとして、多くの文化に共通して見られます。
特徴として、多くの「ハムサ」はその手の形の中心に神の油断のない存在を表すものとして一つの目が埋め込まれています。ユダヤ人は守護のためにお守りを最初に使用した人たちでした。そして、今日では幸運のお守りとして首にかけて着用したり、あるいは壁にかけたりして人々の間で広く用いられています。
壁掛けのお守りハムサは保護と、風水のアイテムを強化するために使用していただける芸術作品です。参照元:武藤悦子・著『ハムサ・リーディング』(主婦の友社)
調べるととても神聖ですごいものに思えるのですが(実際そうなんだと思いますが)、イスラエルへ行くとお土産屋さんでは必ず目にするもので大きさや種類も様々です。
アーティスト、ESTER SHAHAF(エステル・シャハフ)の作るハムサ
私が心からハムサに興味を持ったきっかけは、友人が教えてくれた吉本ばななさんのサイトから。※現在は削除されています。
そこで知ったのがESTER SHAHAF(エステル・シャハフ)というアーティストが手がけるハムサ。このハムサを一目見た瞬間にあまりの美しさに虜になってしまいました。
エステルのハムサで検索すると現地のサイトが出てきます。
ESTER SHAHAF(エステル・シャハフ)Online Site
日本で取り扱いをしているサイトもあります(備忘録として記録)。
エステルの作るハムサは、錫とスワロフスキークリスタル・木材を組み合わせて作られています。デザインが美しいだけでなく、複数あるハムサそれぞれに意味があることが特徴的です。
例えばこれは【Hamsa Beyond Boundaries(限界を超えて)】という想いを込めて作られたもの。
写真で見ても美しいのですが、実際手にしてみると少しずっしりとした重さの素材の良さやデザインは、本当にうっとりするほど美しいです。
エステルのハムサには必ず裏にサインが入っています。
サイトでもオーダーは出来るけれど、せっかくイスラエルの会社にいるのだから原価で手に入れるチャンスがあるはず、と思っていました。
ESTER SHAHAFのハムサを手に入れるまで
私が働いていた会社は海外出張が多かったことからトラベルコーディネーターという役職があり、その業務をやっていた関係で海外出張に行くスタッフとはわりと仲良くしていました。
でも実際はイスラエルへ出張に行く場合は緊急で行くことが多いので、よほど親しい人でもない限りお願いしづらく、しかも私が欲しいのはただのハムサではなくてエステルのハムサ。
何とか自分で入手できないかなぁ・・・と探していて見つけたのはイスラエルにあるROTEMというショップのサイト。ここではアジア方面への通販は行っていなかったけれど、エステルのハムサを取り扱っていることがわかりました。
仲のいいスタッフにこのショップへ行って買ってきてもらうことも一瞬考えたのですが、場所を聞いたらイスラエル本社からは車で1〜2時間くらいかかるらしくてお願いしづらいなあと。
このことはしばらく忘れてほうっておいたある日、社内で仲良くしているエンジニアスタッフが急遽イスラエルへ出張することに。
急な出張だったから手配もけっこう大変だった中『普段からお手間かけているからお土産買ってくるよ』と申し出があったので、ダメもとで聞いてみたらあっさりOK!そのスタッフ本人もハムサに興味を持ったことで移動するタクシー代は折半ということになりました。
出発前にROTEMの店長にも連絡して伝えて(値引き交渉も。笑)、スタッフ本人には欲しいハムサをチェックしたものをプリントアウトして会社の封筒に入れて渡しました。
そして購入の際にはいくつかラッキーな偶然が重なりました。
- 現地へ到着後、お店の場所を確認するために本社の仕事仲間に聞いたら『そこなら知ってるから』と、勤務時間中にそのスタッフの車で連れて行ってくれたらしい。2度も。
- プリントアウトした紙を入れた会社の封筒をそのまま持って行ったら、封筒のロゴを見た店長が会社名を知り、事前に私が交渉していた額より値引きしてくれた。(数日前に、同じ会社の別の部署の人が顧客へのお土産用にと大量に購入していたのが理由らしい。)
- スタッフ本人も実物を見たらかなり気に入ってしまい、想定より沢山購入したことにより更に値引きとなった。
そんな偶然が重なり、結果的にはかなりの安値で入手できました。
左から【Love(愛)】【Beyond Boundaries(限界を超えて)】【Express myself(自己表現)】。他にもう一つ【繁栄】は実家でお守りとして飾ってあります。
こうやって念願のエステルのハムサが海を越えて我が家へやってきました。
まとめ、世界には素敵なものが溢れている!
世界には素敵なものが溢れていて、まだまだ知らないものもたくさんあるんだということを知ったきっかけでもあったハムサ。
今はコロナで海外へ行けない日が続いていますが、また再び素敵なものに合うように心をときめかしてその時を待ちたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました!