私はガーデニング歴10年少しです。
ガーデニングを始めた頃は道具のことも全く知識がなかったので、剪定鋏の存在すら知らず100均で揃えた道具や草木を剪定するときは夫が持っていた工具鋏を使っていました。
ここでは試行錯誤した後に選んだメインで使っている岡恒(おかつね)の剪定鋏を中心に、使っている3つの専用鋏を備忘録として書き留めたいと思います。
3種類の剪定鋏
鋏といってもいくつも種類がありますが、一般的なガーデニングで必要になる鋏は3つです。個人的には全部を揃える必要もなくて、必要なものから必要に応じて買っていけばいいと思っています。
私も庭の草木の生長に合わせて必要に応じて揃えていきました。10年以上ガーデニングをやってきて、この3つがあれば鋏は十分だと感じています。
- 剪定鋏
- 太枝切り鋏
- 高枝切り鋏
通常使いの剪定鋏(はさみ)
草木を剪定するのに日常的に使うガーデニングでは必須の剪定鋏です。
私は岡恒(おかつね)の剪定鋏180(18cm)を選びました。日本製です。
用途は主に3つあります。
- 草花の剪定
- 細い枝の剪定
- 花摘み
これがないとガーデニングは始まらないというくらいに必須の鋏なんですが、私はガーデニングを始めてから数年間は専用の鋏を使っていませんでした。
工具用鋏は丈夫ですが、手のサイズに合わず園芸用でもなかったので使っていると手が痛くなることがよくありました。
岡恒(おかつね)の剪定鋏を選ぶまでこだわって探したポイントは3つです。
- 手のひらに合った大きさのものを選ぶこと
- ストッパーがついている
- 丈夫でしっかりした造りになっている(=長く使えるもの)
実際に握ってみて、手のひらにぴたっとハマるのが心地いいです。
ストッパーを片手で動かして庭で作業しながら開いたり閉じたりしやすいところもいいです。庭作業が格段に楽になりました。
※他に、200(20cm)と海外仕様の210(21cm)があります。
私はガーデニング時にはエプロンをつけてポケットに剪定鋏を入れて使っていますが、鋏を入れておいたらそのうち重みでポケットの底が破れてしまいました。専用の皮サックがあったら便利そうです。
私は手が小さめなので18cmを選びましたが、口コミを読むと大きめのものを買うと太い枝も切りやすくなったという口コミもあるので用途によって少し大きめでもいいんだなと思いました。
草花を摘んだり多少の太い枝を剪定するなら18cmでもパワーはあります。
太い枝を剪定するのに便利なのは刈込鋏(太枝切り鋏)
私がガーデニングを始めたときに初めて買った鋏が刈込鋏でした。
用途は竹薮や大きめの木の枝の刈り込みです。
我が家の裏には小さな裏山があります。すぐに雑草が生い茂るので定期的な刈り込みが必要なのでそのために購入したものです。
最初に買ったものは見た目にかっこいい柄が木製のものを購入したのですが、太くて頑丈な竹や木を剪定しているうちに力を入れたら柄がポキッと折れてしまいました。
木製の柄は年月と共に朽ちるし折れる心配があるので、刈り込み鋏を買うときに気にしたポイントは1点だけです。
折れる心配のないアルミ製であること。そして、できれば軽いほうがいい。
私は裏山で刈り込みをするときは平気で1〜2時間作業します。
1時間も作業をしているとさすがに腕が痛くなり力も入らなくなってくるので、鋏の重さ自体もできれば軽いほうが作業はしやすいです。
裏山の刈り込みだけでなく、庭では少し太めの枝(ジューンベリーやローズマリー)を剪定するのにも活用しています。
使いやすいポイントは以下の3つです。
- 150cmの短いタイプ
- 柄がアルミ製になっている
- グリップはソフトグリップ(長時間使っていても疲れない)
我が家は夫婦で使っていますが150cmくらいの長さが使いやすく、アルミ製の柄は安心して使えるところがいいです。
高枝切り鋏【アルス ズームチョキエコノ採収タイプ 160ZD-3.0-3D】
我が家にはシンボルツリーとしてジューンベリーを植えています。
購入したときは1mくらいの苗木だったのですが、地植えにして数年経つと2階に届くくらいの高さになりました。
しばらくの間は脚立を使って刈込鋏で剪定をしていたのですが、高い箇所まで届かなくなってしまい脚立に乗って剪定するのも危ないので高枝切り鋏を購入することにしました。
用途は高枝を切るためです。
そんなに買い替えるものでもないので購入前には口コミを何度も読みました。
私が購入するにあたってこだわった点は3つです。
- どのくらいの高さまで伸ばせるか、最大に伸ばしても自力で使うことができるか
- 鋏の威力はどのくらいあるのか
- 軽いこと
高枝を切るための鋏なので伸ばせれば伸ばせるほど高いところには届くのですが、鋏自体の重さがあるのでどこまで伸ばせて自力で切ることができるかがポイントでした。
私は身長156cmで、全長3mまで伸ばせるタイプを選びましたがこの長さはギリギリです。
3段階伸縮式で2段階までは自力で剪定できるけれど、3段階の全長にすると重いので自力での剪定は少しバランスが崩れます。近くに(太い枝など)寄りかかれるものがあればなんとか切れるといった感じです。
- 3段階伸縮
- グリップ回転310°
- サイズ(mm):[最短]1757mm、[全長]3025mm、[刃長]50
- 重さ:975g
高枝切り鋏は長さも重さも違ういろんなタイプがありますが、重さは1キロくらいまでで値段もお手頃なアルス ズームチョキエコノ採収タイプ 160ZD-3.0-3Dを選びました。
アルス ズームチョキエコノ採収タイプ 160ZD-3.0-3Dは高枝鋏の入門モデルです。
2キロ(=ペットボトル2ℓの重さ)以上は鋏自体の重さがあり高枝を切るのは難しくなると思ったので、軽量のものにこだわりました。
長さの全長は3mあるものを選びましたが女性なら2mまでが妥当かもしれません。男性に剪定してもらうなら3mは楽勝だと思います。
刃の50mmは思ったよりも小さいです。
届いたときはこれで枝が切れるんだろうかとちょっと心配になりました。
高枝は細い枝が多いので問題ないですが、でも試してみたら太さ直径1.5cmくらいまでの枝はなんとか剪定できます。
刃の長さが60mmタイプのものもありますが少し重くなります。
グリップの大きさはちょうどいいです。手のひらにすっぽり入って操作もしやすいです。
軽いしシンプルなつくりなのでアルス ズームチョキエコノ採収タイプ 160ZD-3.0-3Dは女性にはおすすめです。
ふだんは下駄箱の中に立てて収納しています。細いので収納の邪魔になりません。
手入れの仕方
本来なら研ぎ石を用意してきちんと手入れをしたいところなんですが、私は簡易的な手入れで済ませています。
刃の部分の汚れ(樹液など)を拭き取って油を塗る(=錆びを防ぐ)
私はガーデニングを始めた頃に使い始めた工具鋏が、使うにつれて鋏が固く閉じれなくなってしまってもう使えないんだと思い捨ててしまいました。
せっかくこだわって選んだ鋏なので、時々は手入れをして長く大切に使いたいです。
3つの鋏の種類まとめ
ガーデニングや園芸に必要な3つの鋏を紹介しました。
- 岡恒(おかつね)の剪定鋏
- 刈り込み鋏
- 高枝切り鋏【アルス ズームチョキエコノ採収タイプ 160ZD-3.0-3D】
私は必要に応じて1つずつ買い足していきました。
大きな木が植えられてなければ高枝切り鋏は必要ないし、我が家のように裏山がなければ刈り込み鋏も必要ないと思います。
剪定鋏は庭の草花の手入れに必須なので、お気に入りを見つけて手のサイズや用途に合うものを選んで使っていくことが一番です。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。