小屋の施工は自由が丘にオフィスがある、ずっと憧れていたガーデン専門の施工会社BROCANTEさんにお願いしました。
ここでは施工から完成までの記録を紹介したいと思います。
小さな庭にフレンチカントリーな小屋ができるまで
どうして庭に小屋が欲しかったのか
我が家は立地的に段々になっていて、自宅の南側は隣の家との境目が無機質なコンクリートの壁です。そのため目隠しも兼ねてDIYフェンスを設置していました。
これでも悪くはなかったのですが、フェンスだと3〜4年で朽ちてきて薔薇や他の植物を這わせている場合は取り替えが大変で面倒でした。
もしここに小屋があれば、
- コンクリートを隠せて手入れがラクになる
- フォーカルポイントになる
- ガーデン雑貨を収納できる
だけでなく、庭に出る度に嬉しくワクワクする場所になると思いました。
小屋を作るのにこだわったこと
小屋を作るのにこだわったことは1つだけです。
- 手を入れる必要が最小限であること
木材だとどんな素材でもいつかは朽ちてくるので、多少費用がかかっても基礎はコンクリートがいいと思っていました。その上で可愛いフレンチガーデンに合う小屋がほしいと思いました。
このリクエストを伝えた上で2〜3社に見積もりを出しました。
費用が高い割にはデザインも提案内容も納得いくものが得られなかったので、かねてより憧れていたBROCANTEさんにもいちかばちかで見積もりを依頼しました(出すのは無料なので^^;)。
そうしたら予算内でできそうだったので迷わず依頼しました。小屋のデザインは以下のことをリクエストしました。
- 可愛すぎずナチュラルな庭に合う小屋
- 屋根材やドアはブルーグレーにしたい
- ドアはアーチにしたい
- 照明をつけたい
- 窓にステンドグラスをつけたい(探して支給)
希望を汲んだ上で出来上がってきたデザインが今の小屋となりました。
最初に依頼したのは6月くらいで、自宅を見てもらったり見積もりのやりとりをゆっくり始めて10月くらいに正式に依頼して3月に施工開始と決まりました。
小屋ができるまでの記録
小屋ができるまでの記録です。
2017年3月 / 施工前に朽ちたフェンスを取り外しているところ(私が)
2016年春くらいに小屋を検討し始めて、10月くらいに何度か打ち合わせをして施工を開始したのは3月末でした。
- 2016年春に小屋作りを考え始めて業者に見積もり依頼開始
- 2016年10月にBROCANTEさんへ依頼&何度か打ち合わせ
- 2017年3月末に施工開始
- 2017年4月半ばに完成
小屋がある場所に植えていた薔薇や紫陽花などの移植は、BROCANTEさんがやってくれるということなのでお任せして残した状態で始めました。
小屋ができるまで① 3月28日
小屋を施工する初日です。
初日はスタッフの方が数名来ていて、基礎周りと苗の植え替えをされていました。
狭い庭にシートをいっぱい広げて、コンクリを打つ作業。小さな基礎がかわいい(笑)。
小屋ができるまで② 3月30日
固まった基礎の上にブロックが重ねられていました。
間近で見たもの。ブロックの穴にコンクリートが詰められていました(途中まで)。
小屋ができるまで③ 4月2日
少しでも費用を節約するために、屋根材のペンキ塗りは自分でやりました。
屋根材は家の屋根に使われる風雨に強いレッドシダー。アメリカやカナダでは屋根材としてよく使われているものだそうです。
ペンキは薦めてもらったキシラデコール(ブルーグレー)を使いました。
室内でやろうとしたら臭いが強かったので(油性ペンキのため)、外に移動してペンキ塗り。小屋の施工が思ったよりも早いので慌てて塗り始めました。
小屋ができるまで④ 4月3日
コンクリートの壁が完成。
コンクリートに面した箇所はブロックを使っているのでこれなら朽ちる心配もなく手入れはラクです。
フェンスの基礎づくりの準備も始まりました。
小屋ができるまで⑤ 4月4日
小屋の背面以外は木材で支柱を立てていました。
この時点で屋根の傾斜の確認をしました。画像の角度ではせっかくの可愛い屋根材が見えないので、もう少し傾斜をつけてもらうようにお願いしました。
フェンスの支柱も設置されました。
フェンスの基礎は支柱柱というものを入れて、その金具に支柱となる板材を入れることで朽ちた時に交換がしやすいんだそうです。
調べたらいくつか種類がありました(備忘録)。
木材は比較的風雨に晒されても丈夫だという木材を使っているそうです。さらにペンキを塗ることで強化されます。
小屋ができるまで⑥ 4月5日
屋根の傾斜はこの角度で決定。
小屋の配置を決めるときは通路の幅はエコキュートの本体が入るくらいの幅を計算して、ある程度距離をとりました。
フェンスの基礎にもコンクリートが入りました。
BROCANTEの大工さん、仕事がとても丁寧です。狭い庭でコツコツ仕事をしてくれているので、毎日出来上がりを見るのが楽しみになっていました。
小屋ができるまで⑦ 4月7日
壁ができて、防水・防風シートが入りました。
ドアはアーチに、その横にある四角の穴にはあらかじめ用意して渡しておいたステンドグラスが入ります。また小屋の正面にも照明をつけます。
小屋ができるまで⑧ 4月10日→12日
4月10日
屋根材が取り付けられたら一気に小屋らしくなりました。
かわいい❤︎
アンティークの小さなステンドグラスも設置されました。
屋根材のペンキ塗りは間に合わなかったので、取り付けたこの後に二度目を塗りました(汗)。
4月12日
小屋ができるまで⑨ 4月14日完成!
ついにこの日はドアの取り付け。
ドアの調整をしているBROCANTEのお二人。
お二人とも背が平均より高いですが、小屋のだいたいの大きさがこれでイメージできると思います(笑)。
小屋の照明は車庫の人感センサー照明と連動していて、家の前を人が通ると小屋の照明も電気が点きます。
ドアのアイアンヒンジとドアの鍵はフレンチアンティークを使いました。
▼アンティークが見つからなければ、普通にアイアンヒンジを使っても風雨に晒されればすぐにサビサビとなり、雰囲気が出ます。
アンティークの鍵は西小山にあるパイングレインで見つけてきたそうです。
パイングレインの店長さんは私もよく知っていて、アンティーク部材も多いので業者さんもよく来られるそうですが、BROCANTEさんが部材を探しに来たとあとで店長さんから聞きました(笑)。
ジューンベリーが咲く時期に合わせて出来上がったのも嬉しい。
レンガの小道ができるまで
小屋が完成したらレンガの小道。地道に自分でやりました。
レンガを並べてイメージづくりから(笑)。
小道の作り方については以下の記事を参考にしてみてください。
小屋やフェンスを作る際のメリットとデメリット
私が初めてDIYをやったのは庭にフェンスを作ったときで、そのとき初めて電動ドリルを購入しました。
庭に小屋を作ることのメリットは、
- 庭にフォーカルポイントができる
- 木の温もりがいい感じになる
デメリットと思われることは、私が感じるのは2つかなと思います。
- 木材の箇所はある程度経つと朽ちる
- メンテナンスが必要
ただ今回作ってもらった小屋は重要な箇所はコンクリートになっているので、手入れはほぼ必要ないということでした(さすがBROCANTEさん!)。
フェンスの支柱も取り替えが可能な状態にしてもらい比較的雨に強い木材を使っているので、これでラクになりました。表面の木材取り付けはDIYで自分たちでやりました。
小さな庭にフレンチカントリーな小屋ができるまで!まとめ
小屋を作り始めてから完成するまでのステップを紹介しました。
必要なメンテナンスは屋根材のペンキ塗りくらいです。本当は1年に一度くらいの割合で塗り直しをするとさらに長持ちすると言われているのですが、まだ塗り直ししたことはありません^^;。
この記事を書いている現在はちょうど4年経ったところですが、今の所全く手入れをしてなくてもメンテは必要になっていません。壁にツタのあとがあるくらいです。
我が家の小さな庭に経つ小屋は、雑誌の表紙にも採用されました!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この記事が少しでも参考になると嬉しいです。
YouTube配信を始めました!
もしご興味がありましたら、ご覧になってみてください。