私はフランスの田舎を巡る旅が大好きです。
これまで10回以上フランスの田舎を訪れて、シャンブルドットやインスタグラムで知り合ったフランス人の友人宅にも滞在してきました。
シャンブル・ドットとは、フランス語の「Chambre d’hôte」のカタカナ表記。 シャンブルとは寝室、オット(オートhôte)とはオーナーないしホストのこと。一般家庭のゲストルームを宿泊に提供し、大抵は朝食が宿泊料に含まれる。引用元:Wikipediaより
フランス南部のプロヴァンス地方や南西部エリアは、実用とディスプレイのバランスがよくてセンスのいいインテリアがものすごく多いです。
そんなシャンブルドットや友人宅で共通して使われていたものの1つが、「サシェ」。
におい袋。香粉(こうふん)などが入っていて、たんすの引き出しなどに入れておく小袋のこと。引用元:コトバンクより
プロヴァンスでは乾燥ラベンダーをサシェに入れて使われていることが多いです。
私自身もドライラベンダーを入れたサシェをドアにかけたり、防虫・消臭効果のあるレッドシダーチップを入れたサシェをクローゼットに入れたりと活用しています。
ラベンダー入りのサシェは飾るだけでなくリラックス効果もあります。枕元に置くと睡眠を促してくれるし、カメラバッグに忍ばせているサシェはカメラを取り出す度にいい香りに癒されてます。
今日は、このサシェの使い方の例と作り方レシピを紹介していきます。
※サシェの型もダウンロードできるようにしていますので、気に入っていただけたらぜひご利用ください。
サシェの効果
中に入れるものを変えれば、サシェを使う効果は大きく分けて3つあります。
- リラックス効果(ドライラベンダー)
- 防虫効果(レッドシダーチップ)
- 消臭効果(レッドシダーチップ)
私は両方つくって、クローゼットに入れたりドアにかけたりしています。クローゼット収納についてもよかったら参考にしてみてください。
参考にしたインテリア
私が初めて泊まったシャンブルドットはプロヴァンス地方にあるリル・シュル・ラ・ソルグという街です。アンティークで有名な街でパリに次いで大きいと言われています。
ここで泊まったシャンブルドットが私が憧れるプロヴァンスのすべてで、今でも思い浮かべてはワクワクするくらいにドツボにはまったインテリアが詰まった場所です。
シャンブルドットのインテリアに関しては、以下の記事も参考にしてみてください。
今は営業を止めてしまったようなんですが、六角形のテラコッタタイルをはじめ広い部屋のあちらこちらに置かれたアンティーク家具、ベッドリネンのどれをとっても好きで絵になるシャンブルドットでした。
ここではあらゆる箇所にドライラベンダーを入れたサシェが使われていました。
フランスではドアノブやドアにかけて使うことが多いですが、使い方にルールはありません。開閉がゆるいドアを支えるのに引っ掛けて使われていたところもかわいかったです。
実例 ♥︎ 自宅にサシェを飾る
プロヴァンス旅行から戻った後に、つくったサシェを自宅のあちこちに飾りました。
プロヴァンス地方でよく使われるハート型のサシェの生地はリネンで刺繍入り、クローゼット用のサシェは生地はコットンでテトラポット型にしています。
私は手芸全般好きなほうですが刺繍は得意ではありません。
見よう見まねで刺繍をしてみたのですが、はっきりいってきれいではないです。でも、デコボコの刺繍でも味が出てむしろいい感じになります。
刺繍が苦手な場合は刺繍なしでもいいしレースを使ってもかわいいです。
自宅ではドアのほとんどにサシェをかけています。
かけるだけで温かみが出てプロヴァンスふうになるところが気に入っています。
時間に余裕があるときにつくっておいて、枕元に置いたりバッグに忍ばせたり実用としてもオススメです!
サシェの作り方
サシェを作るのに用意するものは、ドライラベンダーやシダーチップ以外は端切れがあればじゅうぶんです。ひもかレースの代わりに麻紐を使ってもかわいいです。
- 好きな形に切り取った生地2枚 ※香りを楽しむならリネンがオススメです。
- ドライラベンダーかシダーチップまたは手芸用綿
- ひもかレース又は麻紐
- 刺繍糸 ※刺繍をする場合
私はシダーチップとドライラベンダーは常備しているものがあるので、この2つを使います。
生地はドライラベンダーを入れるならリネンのほうが香りが出るのでオススメですが、コットンでもリネンでもフェルト生地でもかわいくできるのでお好みで選んでください。
私は自宅にあったリネンやコットンの端切れでつくりました。
※ サシェのハートの型をダウンロードする(PDF) sache
まとめ
プロヴァンス地方では普通にインテリアに使われているサシェについて紹介しました。
個人的にはさらっとした生地のリネンを使ったほうが香りも出やすいし、リネンは使い込めば使い込むほど風合いが出て来る素材で長持ちするのでオススメします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。