私はフランスの田舎を巡る旅が大好きです。
フランスの田舎ではシャンブルドットや友人宅に泊まったりするので、実際に生活しているフランスの家や生活を見る機会も多いです。
おうちを建てるまでアンティークの存在を知らなかった、ということは前回の記事で書きました。
アンティークの存在を知ったとき、古いものが醸し出すその雰囲気に私はすぐに夢中になりました。特にフランスの古いものが好きです。
友人と話していて知ったのですが、フランスの多くの人たちは倹約家でもあるのでリサイクルショップで掘り出し物を見つけて使っていたり、同じものをずっと大切に使い続けています。
我が家のユーティリティは白い板壁でかわいく仕上げてもらっているのですが、予算の関係でお風呂はユニットバスです。そんなユーティリティの生活感を隠したくて、フランスで見てきたインテリアを参考にあまり費用をかけずに工夫をしました。
今日は自分なりに工夫したユーティリティを紹介していきたいと思います。
ユーティリティの課題はユニットバスが丸見えなこと
我が家のユーティリティ(洗面所)は2階にあります。
勾配のある天井や板張りの壁に、品のある白いタイルが気に入っています。
気になっていた点
ベースはかわいく仕上げてもらったのでこのままでもいいのですが、気になっていたところが2つありました。
- ユニットバスが丸見えなところ
- 生活感があるところを動線が面倒臭くならない範囲で隠したい
参考にしたインテリア
参考にしたのは、プロヴァンスのシャンブルドットや南西部に住むフランス人友人の自宅です。フランスのインテリア好きな人たちの布づかいのセンスは抜群だと思っていて、すごく参考にしています。
▲プロヴァンスのリル・シュル・ラ・ソルグで泊まったシャンブルドット※現在は営業していません。
▲南西部にあるフランス人友人宅
2階へ続く階段の前にカーテンを取り付けるというアイデアもかわいいので、自宅でもやってみようと思いながら…まだやっていませんでした!
工夫したこと
私はブロカントや生活雑貨を買うときにこだわっている点が2つあります。
- 実際に使えるものを生活の中で使う=買うなら使えるものを買う
- 出しっぱなしにしてもかわいいものを選ぶ
ブロカントや雑貨を選ぶときはお気に入りが出てくるまでとことん探します。妥協して買うとまた欲しくなって結果的に無駄遣いになるので、見つからないときは買いません。
ユーティリティで工夫した点は4つです。
ふだん使うものは隠す収納や見せ方で生活感を出さないようにしています。
- 手作りカーテンで目隠し&雰囲気づくり
- 細かいものはホーローキャニスターに入れる
- 洗濯ネットはワイヤーバスケットに入れる
- 余った古材でつくったフックで見せる収納にする
手作りカーテンで目隠し&雰囲気づくり
プロヴァンスや友人宅で見てきたものを参考にして、ユーティリティの入り口とユニットバス手前の2カ所に手作りカーテンを取りつけました。
ユーティリティ入り口には木の引き戸があるのでカーテンは必要ないのですが、プロヴァンスのシャンブルドットで見たセンスを再現したくて取り付けました。
向こうには何があるんだろう?と思わせるような雰囲気が好きです。
カーテンをかけているのは100均で買ったつっぱり棒や、裏山に落ちていた桜の木の枝にペンキを塗ったものを使っています。安く済ませられるものは安く済ませます。
ユニットバスは見た目に味気ないですが、カーテンをつけるだけでも雰囲気が変わります。
ユニットバス手前には薄地のふんわりとした布地を、ユーティリティ入り口にはどっしりと重みのあるコットンの布地を使ってます。※どちらもオカダヤでお安く購入しました。
1カ所は突っ張り棒を布に通して、もう1カ所はカーテンクリップを使いました。
ホーローキャニスター
ホーローキャニスターはセットで売っているものは人気があり高いですが、1個だけだったり蓋がなかったりするとたまに破格のお値段で出会いがあります。
その破格を狙ってオークションで手に入れたキャニスターをユーティリティで使ってます。中にはヘアゴムやヘアクリップを入れてます。
大きくて四角いホーローボックスはフランスで昔使われていた救急箱。これもオークションで安く手に入れました。中には石鹸やバスグッズなどを入れています。
ホーローボックスのサイズは27 x 27cm。バスグッズは必要なときにすぐに取り出したいので、大きさや使い勝手もこのくらいの大きさだと便利で使いやすいす。
ホーローのボックスの代わりにピクニックバスケットを使ってもかわいいと思います。
ワイヤーバスケット
洗濯機まわりはどうしても生活感が出てしまうのと洗濯機のホースが丸見えなので、目隠しと実用を兼ねてワイヤーバスケットを置いてます。
ワイヤーバスケットとリネンのクロスや新聞紙は相性がいいです。
完全には隠せないけど、ワイヤーバスケットを置くことで少しは目線をそらすことができます。天然のカゴを置くことも考えたのですが奥行きが合うものがなかったので、マガジンバスケットとして販売されているものを使ってます。
ワイヤーバスケットは仏語の新聞紙を入れてカバーして、ふだんよく使う洗濯ネットを入れています。
余った古材でつくったフック
洗濯機の上の空間が何か物足りなく、クロスののっぺりとした壁が気になっていたので余っていた古材でつくったフックを取り付けました。
うちにある残りものでつくったので材料費+制作費ゼロ円。雑貨も自宅にあるものをそのまま使いました。
古材の板はそれだけで雰囲気があるので、ナチュラルインテリアやアンティークインテリアにはぴったりです。
古材のフックにはお気に入りの石鹸を入れたバスケットやリネンをかけたり、ディスプレイと実用を兼ねています。
まとめ
ユーティリティ(洗面所)で私なりに工夫していることを紹介しました。
- 手作りカーテンで目隠し&雰囲気づくり
- 細かいものはホーローキャニスターに入れる
- 洗濯ネットはワイヤーバスケットに入れる
- 余った古材でつくったフックで見せる収納にする
生活をしていると生活感が出て来るのは当たり前なので、私は収納やふだん使う雑貨の選び方で生活感を出しても気にならないように工夫しています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
少しでもこの記事が参考になると嬉しいです。
収納に関しては以下の記事も参考にしてみてください。