パリ市内を移動するのに一番便利な交通手段はメトロ(地下鉄)です。
パリのメトロはスリが多いと聞いているので、私の場合は歩ける範囲は徒歩で移動しますが便利なのと時間の節約にメトロを利用することもあります。
パリのメトロは治安が悪いわけではないのですが、スリは本当に多いです。
- パリ・メトロはスリだらけ
- 1番線は特に注意
- 駅によっては構内で日本語でも「スリに注意」とアナウンスしている
夫が未遂で済んだのはふだんからスリ対策をしていたからで、その時はスリ(未遂)に遭ったことに気付かないほど手口は絶妙で素早かったです。
メトロ1番線の駅はルーヴル美術館やシャンゼリゼ通りなどがあり、観光客が最も多く乗り込む路線です。スリは集団で行動しているので観光客が多い路線は特に気をつけたほうがいいです。
ここでは夫がスリ未遂に遭った時の状況と、スリに遭わないための対策を紹介していきます。
パリ・メトロ(地下鉄)でスリ未遂に遭ったときの状況(メトロ1番線)
メトロに乗り込んだときの状況
夫がパリでスリ未遂に遭ったのはメトロ1番線で、ヴィトンで買い物をした後メトロに乗っていたときでした。
メトロ路線図 引用元:RATPオフィシャルサイト
メトロ1番線でスリが多いと言われているのは凱旋門(Charles de Gaulle-Etoille)からパリ・リヨン駅(Gare de Lyon)までの間です。
私たちがホームに着いたときちょうど電車が発車しそうだったので、駆け込んで乗り込みました。観光客が多い路線だけあって電車内は混雑していました。
にもかかわらず、次の駅で人が降りたときふと前に抱えていたボディバッグを見たらファスナーが全開していました。
ボディバッグの中身と、スリ未遂で済んだ理由
ボディバッグの中には財布は入れてなく(スリ対策でバッグに財布は入れていなかった)、ヴィトンで買った財布が入った箱が入っていました。
小銭入れが入ったポケットはずっと手で押さえていたので現金や財布が盗られることはありませんでしたが、混雑する電車内は危険だということを知りました。
このとき私は無理やり真ん中の座席がある位置に移動していたので、ターゲットにはなりませんでした。
実際に見た!スリは集団で行動する・手口考察
夫がスリ未遂に遭った後にまた行ったパリで、同じメトロの1番線で(恐らく)スリ集団じゃないかと思われるグループに遭遇しました。
ホームを降りてすぐの乗車口手前は危険
急いで駆け込むとスリに目をつけられるということを聞いていたので、ホームに降りたとき待っていた電車には乗りませんでした。
スリがホームを降りてすぐの車両乗車口手前で待機している
電車の乗車口手前を観察していたら、手ぶらで乗客を眺めながら待機している男性がいました。
電車に乗り込む様子でもなさそうだったので、恐らく駆け込み乗車をする乗客がいたら一緒に乗り込みターゲットにするのではないかと思いました。
電車内に複数で待機している
次の電車を待って私たちは真ん中あたりの車両に乗り込み、空いていたので真ん中の空いている座席に座り周りを観察していました。
席が空いているのに座らず、ドア近くにいる観光客グループの近くにいて様子を見ている中年男性がいた
この中年男性が怪しいと思い私たちは観察していました。
電車内が全体的に空いていたのでスリをするのは無理だと判断したのか、次の駅で降りていったのですが下りる直前に驚く光景を見ました。
中年男性が下りる直前に手で合図をしたと同時に、車内にいた複数の男性が一緒に降りていきました。ドアの近くの座席に座っていた男性2人同士、真ん中の座席に座っていた男性たち2名の合計5名全員が手ぶらで仲間のようでした。
車内の真ん中に移動していたとしても油断はできないと思いました。
パリ・メトロ(地下鉄)でスリに遭わないようにする対策
メトロに乗るときに私たちが注意していることです。
- メトロに駆け込み乗車しない(余裕を持って乗る)
- ドア付近ではなく中へ入る(できれば座る)
- バックは前に抱える
- 周囲を静かに注視する
- メトロ内で声をかけられても相手にしない
- エスカレーターを下りる/上るときも注意 ※前後に挟んでスリをするという手口が大使館に報告されています。→できるだけ階段を使う
- 改札を通るときも前後を見る
駆け込み乗車をしたときにスリも一緒に集団で乗り込んでいる可能性は高いです。
混雑しているときは周りはスリだらけだと思ったほうがいいので、駆け込んで乗らないこととバッグは前に抱えて乗ったらできるだけ中へ移動します。
盗難対策については以下の記事も参考にしてみてください。