私はもともと旅が大好きで1人旅をよくしていました。
2008年に家を建てたとき初めてアンティークの存在とフレンチカントリースタイルの家を日本でも建てられるということを知り、本物のフランスのインテリアをこの目で見てみたいと思いました。
それまでヨーロッパの風景は旅で見慣れていたけれど実際に家並みやインテリアは意識したことがなかったので、初めてのプロヴァンスの宿泊はシャンブルドットにしました。
シャンブル・ドットとはフランス語の「Chambre d’hôte」のカタカナ表記。 シャンブルとは寝室、オット(オートhôte)とはオーナーないしホストのこと。
一般家庭のゲストルームを宿泊に提供し大抵は朝食が宿泊料に含まれる。 フランスはもとより近隣欧州国ではよく知られ、比較的安く泊まれるため人気が高い。Wikipediaより
アンティークの街リル・シュル・ラ・ソルグで泊まったシャンブルドットが、これまで見てきた中で今でも理想のインテリアです。
もし家を建てる前にここを見ていたら取り入れたい箇所も多く、今とは少し違った感じになったかもしれません。でも取り入れられそうなところは参考にして自宅のインテリアにも活かしています。
現在はオーナーマダムがシャンブルドットを止めてしまったので宿泊はできません。
大好きなインテリアを記録として残しておきたいのと、これから参考にしたいフレンチカントリースタイル=プロヴァンススタイル好きな方のために記事にしています。
※写真が多めなので少しスピードが遅くなるかもしれません。PCでご覧になることを推奨します。
フレンチカントリーのプロヴァンススタイル
フレンチカントリーとは
日本でよく使われているフレンチカントリーという言葉はフランスにある田舎のおうちの総称です。
フランスに「maisons de Campagne」や「VIE a la Campagne」という大好きな雑誌があるのですが、これがまさにフレンチカントリーでプロヴァンススタイルも含まれます。
※Campagne=フランス語で田舎という意味です。
南西部に住むプロヴァンススタイルのインテリアが大好きなフランス人の友人宅もまさに雑誌に掲載されているかのようなインテリアで、こういう雑誌があること自体ある一定数のフランスの人たちも憧れるインテリアなんだと言えます。
南仏にあるアンティークの街リル・シュル・ラ・ソルグ
リル・シュル・ラ・ソルグはアンティークの街と言われていて、アンティークの品揃えもパリに劣らずアンティークバイヤーも訪れる人気の街です。
週末のアンティーク市だけでなく常設のショップも小さな街のいたるところにあるので、アンティークの使い方やインテリア含めてどこを見ても飽きることがありません。
このリル・シュル・ラ・ソルグに訪れたときに宿泊したのが、観光局のオフィシャルサイトから検索して見つけて初めて泊まったシャンブルドットです。
>> リル・シュル・ラ・ソルグ観光局オフィシャルサイト(英語・仏語)
プロヴァンススタイルのシャンブルドット
観光局のサイトで一目みた途端、ここに泊まる!と思ったのがこのシャンブルドット。
フランス語も勉強しておらず全く話せないしわからないのにプロヴァンスらしいインテリアをこの目で見たいばかりに必死で予約を入れました。
観光局にある宿泊施設で予約をする場合はオフィシャルサイトに予約システムがある場合は予約システムを通して、そうでない場合は直接メールで予約を入れます。
プロヴァンススタイルのお部屋
入った瞬間に感動したのは、憧れそのものがぎゅっと詰まっていたそのお部屋。
プロヴァンススタイルの憧れの六画タイルにシックな色あいの壁は南フランスのキルト、ブティが良く似合っています。
部屋にはアンティークの家具や小物がいたるところに置いてあって、クッションの選び方や色合いなどどこを見ても参考になります。
サロンチェアーが欲しいと思ったのも、ここで出会ったものを見たときから。
カーテンや家具の配置、何から何まで参考になるのと何よりもここにずっといたいと思える居心地の良さに感動しっぱなしでした。
プロヴァンスらしい参考にしたいと思ったポイントは6つです。
- 六画タイル
- プロヴァンスらしいカラフルさをシックな色合いでまとめている
- どっしりとしたリネンのカーテン
- 南フランスのキルト
- サシェがいたるところに使われている
- 間接照明の使い方
サシェはいたるところに使われていて、ラベンダーの香りがほのかに漂います。帰国後早速真似をしました。
バスルーム
広いワンルームの部屋の片隅にバスルームがあります。
バスルームを仕切っているのは重みのあるカーテンだけ。
湿度の低いフランスならではだと思いますが、日本だとこれを取り入れるのは難しいので我が家ではユニットバスのドア隠しのためにこのアイデアを活用しています。
サニタリー
サニタリーは部屋を出て少し上に上がったところにあります。
部屋自体は2階と3階にあるのですが、玄関から階段を登る階段もプロヴァンス独特の色合いが面白いです。
トイレでもサシェの使い方が可愛かったです。
個別だと少し派手かな?と思えるような色も全体にシックにまとめているところがオーナーマダムのセンスがいいからなのかすごく素敵でした。
まとめ
リル・シュル・ラ・ソルグで泊まったシャンブルドットの部屋を紹介しました。
キッチンについては以下の記事を参考にしてみてください。