私は今までNikonのフルサイズ一眼レフカメラD810を愛用していましたが、Nikonのミラーレスカメラ、Z6IIを手にして一番感動したのはコンパクトさと軽さです。
コンパクトで軽いけれど、D810と同じような映りを表現できるのか?これが一番心配していたことです。結論から言えば心配は杞憂に終わりました。
D810と同じような映りを表現するための設定の記録を、備忘録として残しておきたいと思います。
✔︎本記事の内容
- ボケ感を出すために、NikonのミラーレスカメラZ6IIを使う前に行った設定
- 写真の対象は、自宅の草花やインテリア雑貨など
NikonミラーレスカメラZ6IIを使う前に行う設定
Nikonのミラーレスカメラ、Z6IIを使う前にやった設定は3つです。
- フラッシュをオフにする→(もともと内蔵フラッシュはない)
- 撮影モードをマニュアルにする
- ピント合わせの設定を変える(フォーカスモードとフォーカスエリア)
フラッシュをオフにする
NikonミラーレスカメラZ6IIには内蔵フラッシュはもともとついていません(5/21訂正)。別売のスピードライトをつけたときに6種類のフラッシュモードから選べるようになっています。
- 通常発光
- 赤目軽減発光(人物撮影に適している)
- 赤目軽減+スローシャッター(夜景や夕景をバックにした人物撮影などに適している)
- 通常発光+スローシャッター
- 後幕発光
- 発光禁止
発光禁止にしたいときは、項目から選びます。
MENU→フラッシュモード→発光禁止を選択
撮影モードをマニュアルにする
撮影モードは5種類あります。
- AUTO(オート):カメラ任せのオート
- P(プログラムオート):シャッタースピードと絞り値の両方をカメラが自動制御
- S(シャッター優先オート):被写体の動きを強調して撮影したいときなどに使用。シャッタースピードを自分で設定し、絞り値はカメラが自動制御する。
- A(絞り優先オート):背景のぼかし方を調節して撮影したいときなどに使用。絞り値を自分で設定し、シャッタースピードはカメラが自動制御する。
- M(マニュアル):シャッタースピードと絞り値の両方を自分で設定。長時間露出(バルブ、タイム)撮影も、このモードで行う。
参照元サイト:Nikonオフィシャルサイト(撮影モードの設定方法)
私は背景にボケ感を出すために自分でF値を調整したいので、マニュアルを選択します。暗い場所ではAにすることもあります。
※マニュアルで撮影をするときにはシャッタースピードは基本的には100で設定して、撮影する時間や場所によって数値を変えています。
撮影モードダイヤルロックボタンを押しながらダイヤルをまわして変更する
撮影モードを変えるには、撮影モードダイヤルロックボタンを押しながら撮影モードダイヤルを回すと、撮影モードを変更できます。
ピント合わせの設定
ピント合わせをするには、フォーカスモードとフォーカスエリアを設定します。
フォーカスモードの設定
NikonのミラーレスカメラZ6IIのフォーカスモードは5種類あります。
- AF-A(自動切り替え):静止している被写体はAF-Sで撮影し、動いている被写体はAF-Cで撮影
- AF-S(シングルAF):シャッターボタンを半押しするとピント合わせを行い、ピントが合った時点でフォーカスポイントが赤色から緑色に変わって点灯する(フォーカスがロックされる)。ピントが合っていないときはフォーカスポイントが赤に点滅してシャッターがきれません。
- AF-C(コンティニュアスAF):シャッターボタンの半押しを続けている間はフォーカスロックはされず、被写体の動きに合わせてピントを追い続ける。
- AF-F(フルタイムAF):動画モードで選ぶフォーカスモード
- MF(マニュアルフォーカス):ピントを自分で合わせたいときに選ぶ
※AF-Sは静止している被写体の撮影に適している
※AF-Cはスポーツなど動きのある被写体の撮影に適している
MENU→フォーカスモード→好きなフォーカスモードを選ぶ(私はAF-S)
私は静止している被写体を撮影するのがほとんどなのでAF-Sです。マニュアルはピントが甘くなるので滅多に選びません。
フォーカスエリア(AFエリアモード)の設定
AFエリアモードの設定は10種類あります。静止している被写体で使う設定は主に3つなので、4つ目以降の説明は省いています。
- ピンポイントAF:シングルポイントAFよりも狭い範囲にピントを合わせる場合
- シングルポイントAF:撮影者が選んだフォーカスポイントでピント合わせを行う
- ダイナミックAF:選んだフォーカスポイントから被写体が一時的に外れても、周辺のフォーカスポイントからのピント情報を利用してピントを合わせる。シングルポイントAFでは被写体をとらえにくい動きのある被写体の撮影に適している(スポーツの撮影など)。
- ワイドエリアAF-S
- ワイドエリアAF-L
- ワイドエリアAF-L(人物)
- ワイドエリアAF-L(動物)
- オートエリアAF
- オートエリアAF(人物)
- オートエリアAF(動物)
初期設定ではダイナミックAFになっているので、とりあえずシングルポイントAFで設定をしました。
MENU→AFエリアモード→好きなエリアモードを選ぶ(私はシングルポイントAF)
NikonミラーレスカメラZ6IIを使う前に行う設定まとめ
この3つの設定をしたら、安心してカメラを持ち出せるようになりました。
軽くてコンパクトは本当に最高です!今までずっしり重いというだけで持ち出すことを躊躇っていたこともありますが、これからはフットワークが軽くなりそうです。
※Z6IIに装着して使っているレンズはNIKKOR Z 35mm f/1.8 Sです。