小さいボールを使うワークでボールを当てる位置がズレてしまって、肋骨あたりに力が思いっきりのった瞬間にグリッとした感覚と同時に痛みが走りました。
骨折だとわかったのは1週間経ってから。ずっと痛みが引かなかったため病院へ行き、レントゲン写真から折れていることが判明しました。
病院へ行く前にはネットで情報を集めて「骨折だった場合の症状」や「肉離れだったときの症状」に当てはまるかどうかを確認しました。私の場合は内出血も腫れもなかったので、肉離れだと自己診断していました。
肋骨が折れたときの症状・原因・対処法
体調を整えるためのピラティスでまさか肋骨を折るとは?!と思いますが、使い方ややり方を間違えたら肋骨は折れることもある、ということを身をもって知りました。
肋骨は胸部にあり、内臓を守るよう囲うように位置している骨のこと。
私が骨折した肋骨は左胸部のみぞおちより下のあたりです。痛みのある箇所から考えると、おそらく7〜10番目、脇あたりの骨じゃないかと思われます→8番ではないかということでした(2/14診察より)。
肋骨はレントゲンを撮っても映らないこともあるそうです。症状により医師の判断でCTスキャンか超音波で確認することもあるんだそう。私の場合は正面の写真では確認できず、斜めから撮った写真で骨が折れてズレていることが確認されました。
肋骨を骨折したときの症状
折れた直後はそれほど激痛ではなかったので、運動を中断せず続けていました(本当はダメです)。
ネットで肋骨骨折の症状を調べると、「内出血がある」「腫れがある」場合は骨折が疑われるので医療機関を受診してください、と書かれているものが多いです。
肋骨骨折の症状例
- 受傷した部位の痛み、圧痛がある
- 皮下出血がある
- 呼吸やくしゃみ、咳に伴う痛みがある
- 腫れがある
- 息苦しさや呼吸がしづらい
- 身体を反る・捻る、手を挙げるなど身体の動きに伴う痛みがある
私は部位の痛みはあるけれど特に息苦しくはなく、内出血も腫れもなかったので、骨折ではなく肉離れだろうと勝手に判断していました。その理由は、肋間筋損傷(肉離れ)の症状が腫れ以外は全て当てはまっていたからです。
肋間筋損傷(肉離れ)の症状例
- 肋骨の局所の圧痛がある
- 寝ている時に寝返りすると痛みがある
- くしゃみ、咳、深呼吸により疼痛がある
- 起き上がりに痛みがある
- 患部に圧痛・腫れがある
参照元:肋間筋損傷とは?いいじま整骨院ホームページより
万が一ヒビが入っていたとしても、安静にするよう指示があるだけだと思い、病院までは行かなくてもいいと勝手に自己診断していました。
私自身の自覚症状
- 寝返りができない(痛めた箇所が痛い)
- 起き上がりに痛みがある
- 抑えるとその箇所は痛みがある
- 痛めた箇所を下にすると痛くて寝れない
- くしゃみや咳、深呼吸をしても痛みは感じない
- 内出血も腫れもない
- 約10日後から左胸部に鈍痛が出ている(あったりなかったり)
痛めてから6日目に鍼治療へ行きました。
ふくらはぎの肉離れをしたときに鍼治療をしたらある程度痛みが和らいだので、今回もその効果を期待して行きました。でも数日経っても痛みはなくならず……。
不安が出てきたので、痛めてから1週間後に整形外科を受診してレントゲン写真を撮った結果、肋骨骨折と診断されました。
病院での診断
私は日常的に運動をしているのでたまに怪我をすることもあり、行きつけの整形外科があります。今回も同じ整形外科へ行きました。
- 問診
- レントゲン
通常は問診して触診もするらしいですが、問診からすぐにレントゲンを撮ることになりました。痛みのある箇所の少し上に印を付けて、正面と斜めから1枚ずつ写真を撮りました。
肋骨はヒビが入っていたり折れていたりしてもレントゲンでは映らない場合もあるそうです。私の場合、正面で撮った写真では確認できなかったけれども、斜めから撮った写真にはっきりと折れた肋骨が映っていました。
肋骨骨折したときの治療法
肋骨骨折の疑いがあるときは、とにかく安静にすることが大事です。
私はすぐに治るだろうと楽観的に捉えていたら、整形外科の先生から「脅すような言い方はしたくないけれども、折れた骨が内臓を損傷させる場合もあるので安静にしてください」と釘を刺されました。
肋骨骨折をした場合は折れた骨で内臓損傷をしていないか、という心配があることも初めて知りました。
肋骨は、心臓や肺、さらには、肝臓や脾臓といった腹部臓器の一部も保護しています。そのため、肋骨を骨折すると、同時にこれらの臓器が損傷を受けることがあります。この場合、損傷を受けた臓器に関連した症状、臓器からの出血に関連した血圧低下など、より重篤な症状をみることがあります。引用元:Mecical Note(肋骨骨折)より
内臓に損傷がある場合は血圧低下や貧血、胸部に痛み(脾臓)、また息苦しくなる(肺)という症状が出るそうです。私は痛めた翌々日にもジムでレッスンを受けていたので、臓器損傷の可能性があるということを知って怖くなりました。
内臓損傷がなく骨折だった場合の具体的な治療は、以下の3点です。
- 固定バンド(バストバンド)を装着する(寝るときはしない)
- 湿布や薬で炎症を抑える
- 血行を良くする(痛めた直後はダメ)
私は病院から勧められた固定バンドを装着しています。
2種類を試して、【アルケア】バストバンド・エース (M) [胸部固定帯]を選びました。もう一つシングルタイプの胸部固定帯も試しましたが、【アルケア】バストバンド・エース (M) [胸部固定帯]のほうが固定されている安心感がありました。
マジックテープで固定するもので、先端のテープ部分に手を入れて位置を固定します。
また、週に1回整形外科へ行き、電気鍼治療をしています。
2度目の診察時に痛みがまだ引かないということを伝えたら打撲に効くという漢方を処方してくれました。飲み始めて数日後からそれまで痛かった痛みが軽減されましたが、薬の効果なのか自己治癒力なのかはわかりません。
加えて、私は意識してカルシウムを多く摂るようにしています。
骨折部位の周囲から幼若結合組織細胞と呼ばれる細胞が骨折部に侵入し、骨髄に肉芽組織が形成されていきます。そして切れてしまった毛細血管も新たに作られ、壊死した組織が次第に吸収されていきます。また、酸素と栄養分が補給されるとともに軟骨が少しずつ形成され、骨折した骨と骨が接着します。この状態を、仮骨といいます。時間の経過とともに仮骨は骨組織としての強度を増し、不要なものは破骨細胞によって吸収されます。さらに骨芽細胞によって新たな骨が形成され、骨折部は元に戻ります。参照元:看護roo!-骨が折れてもいずれ治るのはなぜ?
イワシっ子(1個装あたりカルシウム37.5mg)→美味しくて飽きない、食べやすい!
カルシウムせんべい(4個装あたりカルシウム240mg)※1日あたりの接種目安が4個装
健康食べる小魚(100gあたりカルシウム2900mg)→途中から飽きてくるが無塩なので安心できる!
骨にカルシウムCaプラス(ウェハース)*一枚に付き250mg
“骨にカルシウムCaプラス”は美味しいので食べ過ぎに注意です!
アーモンドフィッシュ *100gあたり690mg(商品により異なります)
乳ボウロ *100gあたり222mg(商品により異なります)
ふだん飲んでいない牛乳も飲むようにしました(平均:100gあたりカルシウム110mg)。
ただし、摂りすぎはよくないので、一日の摂取量よりほんの少し多く摂るようにしています。
カルシウムの過剰によっても、高カルシウム血症、高カルシウム尿症、軟組織の石灰化、泌尿器系結石、前立腺がん、鉄や亜鉛の吸収障害、便秘などの様々な健康障害が起こります。また、亜鉛や鉄などの他のミネラルの吸収も妨げられます。引用元:健康長寿ネット
肋骨骨折した当日から回復までの記録
完治するまでの記録をここに綴っていきます。※追記していきます。
肋骨骨折した当日(2/1 水曜)
ピラティスのレッスン中、腰をほぐすワークでボールを当てる箇所を間違えて左側胸部下あたりをグリっとした瞬間に痛みが走る。それほど激痛ではなかったためレッスンを続ける。
その日の夜、寝返りはできず、起き上がるときにも痛みがある。
肋骨骨折した翌日(2/2 木曜)
鈍痛あり。寝返りはできず、起き上がるときにも痛みがある。日常生活には特に支障がない(と感じる)。
肋骨骨折した翌々日(2/3 金曜)
鈍痛あり。寝返りはできず、起き上がる時にも痛みがある。日常生活には特に支障がないのでジムでレッスンに出る→途中から息苦しくなる。
肋骨骨折した1週間後(2/8 水曜)
鈍痛あり。寝返りはできず、起き上がる時にも痛みがある。肉離れのときと違い痛みが引かないため整形外科へ行く。レントゲンで骨折していることがわかる。
この翌日から数日間、左胸部にもしくしくした痛みが生じる(骨折と関係があるかどうかは不明)。
肋骨骨折した2週間後(2/14 火曜)
鈍痛あり。寝返りはできないが、起き上がり時の痛みが和らいだような気がする。整形外科へ行き、電気鍼治療。痛み止めの漢方を処方してもらう。
医師から2月いっぱいは絶対安静。3月に入ったら軽くリハビリ開始、激しい運動は2ヶ月経ってからと釘を刺される。
肋骨骨折してから20日後(2/19 火曜)
漢方が効き始めたのか、自己治癒力なのかわからないが、ときどき痛かった左胸部の痛みがなくなってきた。体を捻ると骨折した箇所に痛みがある。
肋骨骨折した1ヶ月後
少し抑えると痛みはあるが、寝返り打てるくらいに回復。医者からは軽いリハビリOKの許可が出た(むしろ軽い運動は始めたほうがいいとのこと)。
肋骨が折れたときの症状・原因・対処法のまとめ
私は肉離れを何度か経験したことがありますが、骨折は初めてです。体調を整えるためのピラティスでまさか肋骨を骨折するとは思ってもいませんでした。
肋骨を骨折したときにどうしたらいいのか、ここにまとめます。
- 骨折が疑われる場合、直後に体を動かさないこと
- 医療機関(整形外科)を受診する
- バストバンドで固定して圧痛を和らげる
- 必要な場合は痛み止めを飲む
- 捻ったり伸ばしたりする動きはしない
- ある程度良くなってきたら(医者の判断)、少しずつ体を動かす
肋骨骨折の場合は一般的には3週間で骨が固定されるそうです。
骨折の中では軽い方ですが、運動は軽いウォーキングから始めるようにと言われています。激しい運動は….骨折の状態にもよりますが、様子を見ながらとなりそうです。