奄美のレストランでも鶏飯(けいはん)を食べることはできるし私もいくつかのお店で食べたことはありますが、控えめに言っても実家の母がつくる鶏飯が一番美味しいです。鶏飯は材料と手間がそれなりにかかるので、家庭の味をお店で販売するには予算的に難しいんだろうと思います。
母の味の備忘録を兼ねて、ここでは鶏飯(けいはん)の作り方を紹介したいと思います。
ある程度は奄美大島外でも再現できますが、鶏飯はスープが重要なので奄美大島の地鶏でないと完全な味の再現は難しいです。おおまかなレシピ(&分量もかなり大雑把)を知りたいという方のみ参考にしてください。
奄美大島の郷土料理、鶏飯(けいはん)の作り方
実家の母にずっと鶏飯のレシピを教えてほしいと言っても、なかなか教えてくれないのですよね。理由は「量も適量だから教えづらい」ということで、もう頭の中に腕に作り方が染み込んでいるんだと思います(笑)。
なので量もおおざっぱですが、母の作り方を可能な限り忠実に紹介していきます。
奄美大島の郷土料理「鶏飯」の材料
材料はいつも同じです。我が家ではこのどれも欠かしたことがありません。
- 奄美の地鶏の親鶏肉(ダシスープになる):約1kg
- 塩と薄口醤油を適量
- 卵 :4〜6個
- しいたけ :1〜2パック
- ネギ :適量
- パパイヤの漬物 :適量
- たんかんの皮を乾燥させたもの:適量
- 紅ショウガ:適量
※たんかんの皮ドライはオレンジなどでも代用できます。
※スープ以外は4〜6名ぶんくらいの量
実家ではスープは多めにいつも作るので、鶏肉は多めです。
スープ以外は食べる人数や量によってその都度用意しますが、しいたけは鶏肉スープと一緒に茹でた方が味が染み込みより美味しくなるので好みや人数によって量を決めます。
残ったスープは茶碗蒸しに使っても美味しいです。
奄美大島の郷土料理「鶏飯」の作り方
作り方はいたってシンプルです。
1. 地鶏(親鶏)スープをつくる
鶏肉を深めの鍋に入れて水を多めに入れて、中火で上記のようになるまで煮込みます。
味付けは塩と薄口醤油で調整します。親鶏から出たスープでじゅうぶんにコクがあるので、他の調味料は一切使いません。
参考までに実家では鶏飯を作るときはこっこ家というお店で親鶏の肉を買ってきます。
2. 具材をつくる
鶏肉を煮込んでいる間に鶏肉としいたけ以外の具材をつくります。
▲母が作っている様子を撮影しました(笑)。
使う具材と作り方は以下の通りです。
- 卵焼きをつくって薄く千切りにする
- パパイヤの漬物をみじん切りにする
- しいたけをスープの中に入れて、適当なときに取り出し千切りにする
- 鶏肉のスープが出来上がったら鶏肉を取り出し、細かく裂く
- ねぎと紅ショウガはみじん切りにする
- たんかんの皮をドライにしたものをみじん切りにする
※母は日頃からタンカンの皮をドライにして、冷凍庫に保存しているものを使っています。
※パパイヤは手に入らなかったら省いてもOKです。
▲煮込んだスープに入れたしいたけと鶏肉を取り出したもの。
▲細かく裂いた鶏肉
鶏肉を裂く作業が一番面倒かもしれないです。熱いうちにやることがコツです。
▲皮は使いません。皮だけ炒めて照り焼きにしても塩焼きにしても美味しいです。
▲卵焼きは細い千切りにすることがコツです。太いと味が半減します。
▲なくてもOKだけど、やっぱりパパイヤの漬物は我が家的には必須のもの…
ちなみに、青パパイヤは奄美のビッグツーなどのスーパーで手に入ります(我が家の場合は、庭にパパイヤの木があるので自家製のものを使っています)。
▲タンカンの皮ドライにしたふりかけも我が家では必須のもの。香りがすごくよくてスープとの相性もいいです。
これが約一人分の具材です。
奄美大島の郷土料理、鶏飯(けいはん)の作り方まとめ
できあがったら、どんぶり茶碗にご飯・具材を載せてスープをたっぷりかけて食べます。スープはたっぷりかけたほうがより美味しいです!
奄美大島の郷土料理、鶏飯(けいはん)の作り方を紹介しました。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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