私はもともとプリンターはEPSONのEP-805AWを使っていて、この記事を書いた時点で5年くらいが経過していました。
5年のうち最後の1年は写真のワークショップに通っていたので写真をプリントする枚数も多かったのですが、4年間くらいは年末の年賀状を100枚印刷するかどうかというくらいの使用頻度でした。
それ以外では時々文書を印刷したりコピーをする程度でした。
ある日夫から「互換インクを使うと安いらしいよ。使ってみたら?」と言われて互換インクの存在を知り、使ってみたところ不具合が起きて最終的にはプリンターを買い替えるという結末になりました。
- 用途:写真の印刷が多い
- 使っていた機種:EPSON EP-805AW
- 買い替えた機種:EPSON EP-880AN
プリンターを買い替えるに至るまで、私は2種類の互換インクを試しました。
- 1,500円くらいの互換インクA社
- 3,500円くらいの互換インクB社
ここでは互換インクを試したときの検証結果(写真付き)と買い替えるまでのいきさつを紹介していきます。
写真印刷ならEPSONがおすすめ
EP-880ANの後継機種(同じようにコンパクト)は以下の通りとなります。
互換インクとは
プリンターメーカー(Epson, Canon, Brotherなど)が販売しているインクを純正品と言いますが、プリンターメーカー以外の会社(サードパーティ)が作っている非純正品のインクのことを互換インクと呼んでいます。
互換性があるように作っているので、基本的には使えます。
純正品は高いのでどうにかコストを抑えられないかと思っていたところに夫からの情報で存在を知り、ネットで調べてみることに。
純正インク以外には2つの種類があり、互換インクと呼ばれるものは安い中でも値段がピンキリです。
- リサイクルインク(古いインクカートリッジに純正インクを入れたインク)
- 互換インク(プリントメーカー以外のサードパーティによって作られたインク)
リサイクルインクはそれほど割安ではない上に正確な残量が表示されない場合もあるということだったため除外しました。
互換インクは安いものは6色で1,000円くらいから、量販店でも販売されているのは修理補償も付いた3,500円(増量タイプ)くらいのものまであります。
純正インクは例えばEP-805AW用(IC6CL70 6色パック)であれば値段は3,880円(税込)、増量タイプは6,180円(税込)です。※2018年10月時点
互換インクA社を使って検証(1)安い互換インク
ネットで探してみたら安いものは1,000円くらいからありました。
私は写真の印刷をすることが多いので「写真の印刷が多いけれど問題なかった」という口コミが書いてあり且つインクも高品質と書いてあるショップから6色で1,580円の互換インクを購入しました。
結論から先に書くと失敗でした。印刷されたものは写真向きではありませんでした。
詳細を説明していきます。
6色で1,580円というだけあってつくりはとても簡素です。でも商品紹介では中身は問題なくインクは高品質と紹介されていたのであまり気になりませんでした。
写真印刷が問題なければつくりは正直どうでもいいです。純正品がけっこう高いので、少しでもコストが下がるなら嬉しいですよね。
私が買ったものはたまたまだったと思いますが(そう思いたいですが)、6色うち1色は破損した上にパッケージに挟まった状態になっていました。
破損して使えない色シアン(C)は純正品を使って試しました。
互換インクは他の互換インクと混ぜると不具合が起きる可能性があるので、混合して使う場合は純正品にしたほうがいいという記載があります。
互換インクはEPSONのプリンターのインクカートリッジにはぴたっとハマります。でもプリントしてみたら使えないことは一目瞭然でした。
※プリントする前にはヘッドクリーニングをしました。
紙の種類が違うので完全な比較にはならないのですが、赤色→マゼンダ(M)がきちんと出ていないのでインクを1つ1つ振って確認してみたら、マゼンダ(M)だけが中で固まっているような感じでした。
そこでマゼンダ(M)も純正品を入れて印刷してみました。
ヘッドクリーニングもしましたが、ヘッドクリーニングをするとインクがかなり消耗されてコスパが悪くなるので実際は続けて何度もしないほうがいいです。
混ぜる場合は純正インクのみにして下さいという記載がありましたが、全てを揃えて使ったらちゃんと印刷されるのかもしれません。→不良品の代替品が届くまで待てなかったのでその検証はしていません。
私はこの時点で「ダメだな」と思い(用紙も無駄にしたくなかったので)即座にA社にメールで連絡をしました。
- 2点不良品(破損品1点とインクが詰まっている品1点)が含まれていた
- 口コミには写真印刷も大丈夫と記載があったが写真の印刷は使い物にならない
一緒に検証した写真も送り、即座に返金手続をしてくれるということになりました。
互換インクB社を使って検証(2)それなりに高い互換インク
互換インクについてもっと調べていれば、互換インクA社を使った時点で互換インクは買わなかったかもしれません。
でも量販店へ行き店頭で互換インク=しかもちょっと高い互換インクが販売されているのを見て、量販店で売っているものなら大丈夫だろうと買ってみました。
値段は6色3,500円くらいでした。
印刷テストを行う
少し高めの互換インクだけあってパッケージも作りもしっかりしています。
ヘッドクリーニングした後に印刷したところ問題はなく、純正と比べると色がほんの少し青味が強いですが品質には問題ありませんでした。
左がEPSONの純正インク、右が互換インクです。
途中で認識されなくなった
50枚ほど印刷した頃に警告音が鳴りました。
1つの色が残量がなくなったので交換してくださいという合図が出たためカートリッジから取り出したら、取り出した後に同じものを入れることができなくなりました。
他のものも試しに取り出して入れ直してみたら、カチッとはまらなくなって入らなくなったものがありました。
▲少し浮いています。何度押しても試しても入らなくなりました。
認識しないというのではなくて物理的に入らなくなったので(カチッとハマらなくなった)、純正品を試しに入れてみたら純正品はきちんと入ることがわかりました。
画像は黄色だけ互換インクになっていますが、この時点で黄色含めて全てのインクを純正品に入れ替えて再度試してみました。
が、ライトシアン(LC)の残量がないというメッセージが出たため試すことができず、翌日ライトシアンのインクだけを買って試してみることにしました。
互換インクはトラブルが多い
インスタに互換インクを使って不具合が起きたことを書いたら何名の方から同じ体験談のコメントがありました。
結論:プリンターを買い替えた
インクを認識しなくなった翌日、近所の量販店へ行って来ました。
最悪の状況を考えて、販売しているプリンターもチェックしてみたところ、ちょうど新製品との入れ替えで旧製品がセールでお安くなっていました。
- EP-810AWが10,980円(2018年10月24日時点)※税別
- EP-880ANが14,100円(2018年10月24日時点)※税別
2018年9月に発売された新製品(EP-881AN)の定価は31,980円(税別)、今使っているプリンターを修理に出した場合は約10,000円くらいです。
インク切れになったインクカートリッジを買って試したとしても、壊れて認識しなくなっている可能性もあります。
壊れていないとしても既に5年経っていることから、目詰まりや吸収パッド交換など不具合が出る可能性もあるしプリンター自体が安いので買い替えることにしました。
EP-880ANを買いました。古い機種は無料で引き取ってもらえました。
プリンター比較については以下のサイトが参考になります。
このサイトを読んでCanonにしたほうがよかったか?(コスパがいいのは断然Canonという結果になっている)と思ったのですが、プリンタ比較対決で写真印刷をメインに使うならEpsonがいいという納得の結果なので私はEPSONにしてよかったと思っています。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
この記事が少しでも参考になると嬉しいです。
EP-880ANの後継機種(同じようにコンパクト)は以下の通りとなります。