ヨーロッパ旅行の計画を立てていると、「鉄道の予約は早い方がいいのだろうか?」という疑問が浮かぶことがあります。
特にフランスを訪れる際、鉄道の利用はとても便利で、TGV(高速鉄道)を使えばパリから南仏や隣国への移動も快適です。
ただし、ヨーロッパの鉄道は航空券と同じように、早めに予約することでお得に購入できる仕組みになっています。
本記事ではフランス国鉄SNCFを例に、いつ頃からどの程度安く予約できるのか、具体的な情報を基に解説します。
フランス国鉄SNCFの料金システムとは?
フランス国鉄(SNCF)は「ダイナミックプライシング」という料金体系を採用しています。つまり、需要と供給に応じて価格が変動する仕組みです。
人気の路線や時間帯は早く予約すればするほど割安で購入できる可能性が高く、出発日が近づくほど料金が上昇する傾向があります。
たとえば、パリからリヨンまでのTGV路線を見てみましょう。この区間は約2時間で結ばれ、多くの旅行者にとって利用頻度が高い路線の一つです。
予約はいつから可能?どれくらい安いのか?
SNCFのチケット予約は通常、**出発の90日前(約3か月前)から可能です(季節ごとのプロモーションや例外的なセール時にはさらに前倒しされることもあります)。
早期予約の大きなメリットは、割引価格で販売される「Prem’s」**チケットを購入できる点です。このチケットは、購入時点で変更・払い戻しができない制約があるものの、非常にリーズナブルな価格設定が魅力です。
以下に、2025年4月1日出発のパリ-リヨン間のTGVを例にした価格の変動例を示します。※価格は日によって変動するためあくまでも参考程度にご覧ください。
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90日前(2025年1月1日)に予約
Prem’sチケット価格:25ユーロ -
2か月前(2025年2月1日)に予約
通常チケット価格:45ユーロ -
1週間前(2025年3月25日)に予約
通常チケット価格:75ユーロ -
当日購入
通常チケット価格:90ユーロ
このように、出発の約3か月前を目安に早めに予約すると、大幅な割引価格で購入できる可能性が高まります。
早期予約が向いている人とは?
早期予約がおすすめなのは以下のような人です:
- 旅行日程が確定している人
- コストを抑えたい人
- 人気路線を利用する予定の人
特にパリ-ニースやパリ-ボルドーなどの長距離路線、週末や祝日に混雑する路線では早めの予約が重要です。
早期予約をする際の注意点
一方で、早期予約には注意点もあります。
「Prems」は変更や払い戻しができないため、旅行計画が変更になる可能性がある場合は注意が必要です。旅行の予定が流動的な場合は、少し高くても柔軟に変更できる通常のチケットを選ぶほうが良い場合もあります。
まとめ
フランス国鉄SNCFでは、鉄道の予約は早ければ早いほどお得になる可能性が高いです。
3か月前から予約可能な「Prems」を活用することで、通常価格よりも大幅に安く旅を楽しむことができます。ただし、旅行計画の変更がないことを前提に購入するのがポイントです。ヨーロッパ旅行では、鉄道予約を早めに済ませることで、浮いた予算を他の体験やグルメに回すことも可能になります。
SNCFは日本語表示がないため不安を感じる場合は、Omioという一括検索が可能なアプリを利用するのも一つの方法です。手数料がかかるものの、運賃はSNCFと同じです。※レート換算によって若干価格が異なることがあります。
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